金沢の時計職人が作った 淑女の白蝶貝の腕時計〈ホワイト〉 [時計:日本製]
お申し込み番号:536111
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ストーリー
輝きは、時代を超えた「宝物」。
ご紹介する腕時計は、これまでとは全く違うアイテム。白蝶貝を使用した、宝飾品のような美しさを持つ新作時計です。
シーズンテーマである「Vintage vibe」の世界観を表現する時計として登場する、白蝶貝の腕時計。金沢の時計工房のアートディレクターであり日本画家でもある牛島孝さんが、「古来から重用されてきた貝素材の魅力を引き出したい」と、5年以上かけてたどり着いたこだわりの逸品です。
白蝶貝は、真珠貝の中では特に大きな種類の二枚貝です。 内側は、やわらかく銀白色に輝く真珠層を持っています。この白蝶貝の真珠層を切り出し、漆や木に嵌め込む技法を螺鈿(らでん)と呼びます。螺鈿の歴史はとても古く、奈良時代に中国から日本に持ち込まれたといわれています。
長い歴史を持つこの技法を使っているのが、今回の文字盤。牛島さんが螺鈿の技法に精通した輪島塗の職人さんに依頼し、一点ずつ仕上げています。まずは、貝の素材を整えるところから。貝はそのままでは細かいキズがたくさんついているので、駿河炭という油桐の炭で研いで平滑にして、光沢を出します。
炭をやすりのように使う方法は、日本刀や漆芸の伝統的な研磨の技法です。普通の炭焼きの方法では作れない特殊な炭を使いますが、現在では上質な研炭を焼ける職人さんが少なくなり、手に入れるのが難しくなっているそうです。
こうした伝統工芸の職人さんにご縁があるのも、日本画家として活躍する牛島さんだからこそ。白蝶貝を駿河炭で磨き上げ、真珠層を切り出し、一枚ずつ丁寧に貼り合わせていきます。
透明感のあるやわらかな乳白色の白蝶貝を、12枚のパネル状に敷き詰めているのが特徴。このつなぎ目が、数字のインデックス代わりになるという粋なデザインです。つなぎ目を強調するため、1枚ずつ別の貝から切り出したパネルを貼り合わせるという徹底ぶり。螺鈿の技法に精通した蒔絵(まきえ)職人さんが、一点ずつ手作業で仕上げています。
12枚並んだパネルは角度によって青や紫、ピンクとさまざまに表情を変え、まさに虹色の輝き。無駄な装飾を極限までそぎ落とし、白蝶貝の持つ美しさを最大限に際立たせた特別な逸品です。
白蝶貝のまろやかな輝きが肌に溶け込み、腕時計というよりジュエリーのような感覚で楽しめます。日本の歴史の中で長く愛されてきた貝の輝きは、まさにヴィンテージ。時代を超えて、手もとを美しく彩り続けます。
細めの本革ベルトは肌なじみがよく、着け心地も軽やか。ベルトは着け外しも可能です。
真珠層が持つオーロラ色の輝きは、華美ではないのに存在感があり、着こなしを一気にクラスアップしてくれます。ふだんあまりバングルやブレスレットをしない方も、時計ならさりげなく手もとのおしゃれを楽しめます。
古くから漆器に使われてきた螺鈿の技法を、卓越した職人さんの技で腕時計に用いているのが、金沢の時計工房さんならでは。いまも伝統工芸が盛んな土地柄と、日本画家でもある牛島さんの人脈があればこそだと感じます。悠久の時を刻んできた歴史と、宝飾品のような美しさ、その両方を身に着ける贅沢と幸せを、ぜひ味わってください。