ここでちゃんとやっていけるのかな……

ティップス

職場に同期がいない……
さみしい気持ちの乗り越え方

新しい職場に慣れようとしている時期、周りはみんな先輩ばかり。似たような立場だったら気取らず話せることも、先輩には遠慮してしまったり、申し訳ないな……とか思っちゃったり。

自分と同じタイミングで入社した同期がいない職場って、思っていた以上にさみしくなってしまうものなのかもしれません。

今回は、そんな職場に同期がいないさみしさについて、考えてみました。

職場に同期がいない……

オンラインお話し会「ぜんぶひとりごと」にも、「同期がいなくて、ちょっとさみしいです」といった声が届きました。

「お昼ごはん、一緒に行こうって気軽に言える相手がいない」「今の悩み、誰かに話したいけれど、誰に言えばいいのかもわからない」

そんな小さな気持ちが、だんだんと大きなさみしさや孤独感に育ってきてしまったりして、「ここでちゃんとやっていけるのかな……」なんて自信がなくなっちゃう日も、「ひとりでなんとかしなきゃ……」とプレッシャーに押しつぶされちゃう日も、もしかしたらあるのではないでしょうか。

かく言うわたしも、同期はおろか同年代の人もいないような部署で働いているうちのひとりです。ちょっとしたもやもやがあったとき、「同期がいる人たちはこの気持ちを気軽に相談できたりするんだろうな~」なんてうらやましくなったり、それができないことにさみしさを感じたりすることも結構あります。

同期がいないことって、なぜだか想像以上に孤独を感じてしまいやすいですよね。

なぜさみしく感じるんだろう?

「同期」という言葉の安心感

「同期」という言葉って、不思議な安心感がありませんか?年齢やキャリアが近くて、同じスタートラインに立っていて、同じようにまだ慣れていない。でもその不安や戸惑いを、「わかるわかる!」って笑いとばせたりする。それだけで、ひとりじゃないと思える心強さがあります。学生時代ではあたりまえだった同期の存在。そんな安心感を知っているからこそ、同期がいない……という事実に、ぽっかりと穴があいたようなさみしさを覚えるのかもしれません。

気軽に話せる相手がいない

毎日の仕事の中で出てくる、小さなイライラや落ち込みとか、業務についての些細な疑問や相談とか。ときには将来への漠然とした不安や、はたまたプライベートのことまで。そんな日々の「だれかに話したいこと」を、同期がいれば気軽に話せたりしますよね。

「わたしも悩んでるよ」って共感しあったり、「考えすぎだよ!」って笑いあったり。そういうことが気軽にできるって、結構心の支えになっていたりします。でも同期がいないということは、そんな存在がなかなか見つかりづらいということ。

「相談したいけど、先輩はみんな忙しそうで申し訳ないな……」そんなふうに遠慮がつもって、いつの間にか全部を自分で抱え込んでしまったりして。気軽に話せないってしんどいな、さみしいな……なんて、ふとした瞬間に感じてしまうのかもしれません。

比べる相手がいない、だからこその不安

同期という存在がいるだけで、自分の成長を確認しやすかったり、同期もがんばっているからわたしもがんばろう、などと自然に前を向けたりすることってありますよね。

でも同期がいないと、同じ立場で比べる相手がいないからこそ、かえって自分の成長のペースやがんばりに不安を感じてしまうこともあるのでしょう。「このままでいいのかな」「ちゃんと成長できてるのかな……」同じ立場で切磋琢磨しあえる存在がいないということが、さみしさの原因になっているのかもしれません。

さみしい気持ちの乗り越え方

では、このさみしい気持ちと、どうつきあっていけばいいのでしょうか。ここでは、そんなときにヒントになるアイデアをご紹介します。

小さな安心を、自分から育ててみる

同期がいなくても、「この人なら、ちょっと声をかけやすいかも」という人はいませんか?「この先輩と話しているとちょっと心がゆるめられるな……」みたいな小さなことで大丈夫。それだけでも少しずつ、さみしさはほぐれていくものです。「おつかれさまです」にひとこと添えてみる。そんな小さな雑談から始めてみて、少しでもほっとできるような場を、自分で育ててみるのもおすすめです。

自分の「がんばった」を見逃さない

同期がいないと比べる相手もいないからこそ、自分はこれでいいのかな……とか、もっとがんばらないと……と不安になったり焦ったりしてしまいやすい。だからこそ、自分のちょっとした「がんばり」にもちゃんと目を向けてあげることが大切なのかなと思います。

「初めての業務をひとりでこなせた」「質問する勇気を出せた」小さなことから大きなことまで、自分自身の「がんばった」をぜひ手帳やスマホのメモに残してみてください。がんばりを見逃さないでひとつひとつ積み重ねていく。そうすることで、「わたし、ちゃんとやれてるかもな」「ちゃんと進んでるな」というように、自分へのしっかりとした自信や成長にもつながっていくのだと思います。

社外で同期を見つける

社内に同期はいなくても、実は「同期のような存在」を、社外で見つけることもできます。学生時代の友人ももちろんですが、趣味やSNSで新たなつながりを見つけるのもおすすめ。

このごろでは月に1回程度「スナックこのごろ」というイベントを開催しています。同世代、だけど環境も立場もちがう人たちと、ゆるやかにつながれる場所。自分の悩みも、きっとだれかが「わかる」と言ってくれる。そんな社外の「ゆるやかな同期」とつながることで、日々のさみしさも少しやわらぐかもしれません。

編集部のまとめ

同期がいない職場で、「自分だけひとりぼっちかも……」なんてさみしい気持ちになるのは、きっと自然なことだと思います。

だから、ひとりでなんとかしなきゃとがんばりすぎなくて大丈夫。いろんな形の「同期」や「仲間」があっていいんじゃないかなと思います。

焦らずゆっくり、自分に合うつながり方を探していけたらいいな……と、この記事を書きながらわたしも思いました。

STAFF
text:Oyama.
illustration:oomisoka1231