どこか違う気がする
ティップス
仕事中は自分じゃないみたい……。
自分らしく働くには?
仕事は充実していて楽しいはずなのに、なんとなくいつも息が詰まりそうで窮屈に感じられる……。
みなさんは、そんなモヤモヤに悩んでいませんか?
仕事に不満はないはずなのに、なぜか感じられる居心地の悪さ。
その原因はもしかしたら「自分らしくふるまえない」ことにあるのかもしれません。
でも、自分らしく働くためにはどうしたらいいのでしょうか?
この記事では、そんな「自分らしさ」と仕事の関係について考えてみます。
仕事中の自分は、
自分らしくないかも……

ある調査によると、職場で自分らしくふるまいたいと感じている人は9割を超えるという結果が。
「自分らしさ」を発揮することで、仕事のパフォーマンスや職場での関係性がより充実したものになる、と実感している人も多いようです。
しかしその一方で、社会人になれば、どうしてもそれにふさわしいふるまいや役割を求められてしまうもの。
また「営業職だからお客様に自分の本音は出せない……」「上司には言いたいことが言えない……」など、会社内での立場や役割に、自分のふるまいが左右されてしまうこともあるでしょう。
社会人として周りから求められる「自分」と、本当の「自分」とのギャップに、居心地の悪さやモヤモヤを抱える人も少なくないはずです。
私も新社会人のころ、上司や同僚との関係がうまくいかず「自分を出せない……!」と本気で悩んでいました。言いたいことを言えないモヤモヤを、日記に書き殴ったことも(笑)。
職場で「自分らしさ」を自由に表現するのって、なかなかむずかしいですよね。
どういうときに
「自分らしくない」と感じるか
では実際に、どういうときに「自分らしくふるまえない」と感じるのでしょうか。
考えられる理由をいくつか挙げてみました。
言いたいことを言えない
まず挙げられるのは「自分の意見や考えを言えない」という点ではないでしょうか。社内が常にピリピリしていて、意見を気軽に言える雰囲気ではない……などという場合には、もちろん自分らしさが抑圧されていると感じてしまうでしょう。
それだけでなく「上司が望む答えを言わなければ」などと、周りからどう思われるか考えすぎてしまうことが原因で、自分の言いたいことを言えない場合もあるようです。また、職種や役割上、本音を出すことがむずかしい場合も。
友達との関係性であれば気兼ねなくおしゃべりできることも、仕事となると、なかなか言えずにもどかしく感じる場面も多いですよね。そんなもどかしさが「自分らしくない」という気持ちを引き出しているのかもしれません。
周りに気を遣いすぎてしまう
「先輩からどう思われるのかが怖くて、ついつい仕事を引き受けてしまう……」
「周りの人が自分に対して抱いているイメージがあるから、本当の自分を見せられない……」
このように、周りからの期待やつくられたイメージが気になってしまい、自分を抑えて周りを優先させてしまうこともあるでしょう。このような場合、自分らしくふるまえていないと感じることが多いようです。
「この役割だからこうあるべき」といった理想論や、周りからの評価や反応ばかりを基準に仕事を進めようとすると、どうしても、本来の自分とはかけ離れているように感じられますよね。
「○○さんならやってくれるよね!」という期待はうれしいものでもありますが、それが本来の自分らしさと大きく異なる場合、そのギャップが苦しく感じられてしまうこともあるのではないでしょうか。
得意なことが活かせない
自分が本当にやりたい仕事と違う仕事をしていたり、自分のスキルとマッチしない仕事を与えられたり……。苦手な仕事や不慣れな仕事に取り組んでいる場合「得意な仕事だったらストレスなくこなせるのに……!」と、もどかしく感じてしまうことも。その気持ちが「自分らしくない」と感じる原因のひとつかもしれません。
仕事中も自分らしく
あるために意識したいこと

ここでは、仕事中に少しでも自分らしさを忘れないための方法をご紹介します。
まずは自分らしさを見つけてみよう
自分がどんな状況に対して「自分らしくない」と思うかについて、まずは整理してみることをおすすめします。「自分らしくない」と感じる状況を整理できれば、どのようにふるまえば「自分らしい」と思えるのかが、きっと分かってくるはず。
これは私も実践している方法なのですが、モヤモヤを感じたとき、ぜひ紙やスマホにその気持ちを書き出してみてください。書き出すときは、「本当は○○したかったけど、△△だった」というように、自分の理想を軸に考えてみるとGood。たとえば、○○の部分が本当の自分が考えていること、△△の部分が、それを妨げている「自分らしくない部分」というように、自分らしさとのギャップがだんだん見えてきますよ。
完璧を目指さない
「この役割だからこうあるべき」「期待にこたえなければ」など、理想や周りからの評価にこたえようとしすぎてしまうと、そうではない自分とのギャップがどんどんしんどくなってしまいます。どうしてもできないことや苦手なことは、誰にでもあるはず。
「こうしなければ」と自分で自分を追い詰めるのではなく、苦手な部分は素直に誰かに相談したり頼ったりしてみましょう。それが結果的に、自分らしさを発揮することにもつながります。
ふだんの自分と切り分ける
なかなか自分らしくふるまうことがむずかしいようなら、思い切って「仕事中の自分」をふだんの自分と切り分けて考えることも一案です。
たとえば、最寄りの駅に着いたら「ふだんの自分」に切り替える、というような「切り替えスイッチ」を自分のなかで用意しておくと、生活のなかで仕事の自分とふだんの自分との切り替えが自然とできやすくなりますよ。
みんなはどうしてる?
読者のみなさんから寄せられたリアルなお悩みに、「お悩みフォーラム おたすけ隊」のみなさんが、アドバイスやそれぞれの意見を届けてくれました。今回は、寄せられた声をすべてご紹介します。
【今回のお悩み】
「会社にいると
自分が本当の自分でないように感じます」
(せっけんさん・社会人4年目)
社会人4年目で、先月転職をしたばかりです。
今の会社に入ってから、なんだか自分が本当の自分ではないような居心地の悪さを感じてしまいます。
たぶん、会社の雰囲気に合わせようとしているからだと思うのですが、別人になりすましているような感覚です。
みなさんも働いているときはある程度別の人格を演じていますか?
【みんなの意見】
「似た悩みをずっと感じています」
(しゅりさん・社会人4年目)
せっけんさんの質問拝見して、なんだか安心しました。
わたしも社会人4年目で、春からだいぶ雰囲気が違うところに転職していて、似た悩みをずっと感じています。
わたしの場合は、「なんだか自分じゃないみたいだな、素が出せなくて窮屈だな……」と毎日おもっていて、 分からないことだらけで足を引っ張っちゃうし、かなり萎縮してしまっているんですよね。
日々、新しい環境を知るための期間なのかなーと言い聞かせています……少しずつ慣れて、安心して話せる人ができたり仕事の流れが見えてきたりすると、自然と自分らしさも戻ってくる気がします。
つい先日、OJTの先輩と共通の話題で盛り上がり、「こんなに話合うと思わなかった、もっと早く教えて欲しかったよ」と言われて、ちゃんと自己開示すればよかったなぁと後悔し始めています(笑)
陰ながら応援しています、お互いに無理せずがんばりましょう……!
「全部が本当の自分なんだと思います」
(やまぴーさん・社会人3年目)
会社の雰囲気に合わせている自分も、家にいる自分も、友達といる自分も、たぶん全部が本当の自分なんだと思います。
心理学にペルソナという言葉がありますが、こうした社会的な仮面は、本当の自分を隠す嘘ではなくて、人と関わるための大切な機能でもあります。
むしろ、相手によってふるまい方を変えられるのは、それだけ相手の立場に立って動けているということの裏返しだと思います。
一つの自分を貫かなきゃと思うほど、合わせている自分が「偽物」に見えてしまう。
でも、それは相手のためのふるまいでもあるので、隠したり恥じたりする必要はないんです。
ただ、相手に合わせすぎて自分が消耗してしまうのは、また別の話です。
転職したばかりだと、なおさら気を張ってしまうと思うので。仮面をつけるのは、自分がすり減らない範囲で。
その線引きさえ忘れなければ、合わせられることは、ちゃんとせっけんさんの強みになると思います。
「オンとオフをしっかり分けた方が
精神安定上いいかも」
(燻製醤油さん・社会人5年目)
私は社会人1年目の秋くらいから、「会社にいる自分は本当の自分じゃない………」と思うようになりましたが、転勤はありつつもなんだかんだ同じ仕事を続けています。
仕事のために生きているわけじゃないと私は思います。
仕事のときは仕事、退社したらオフと切り替えてる人も実は多いのではないでしょうか?
せっけんさんの周りの方も実はそんな人ばかりかもしれません。
転職をしたばかりとのことですので、いっそしばらくはオンとオフをしっかり分けた方が精神安定上いいかもしれません。
やる気をいれたくなったら、ちょっとずつ自分を出していけばいいのではないでしょうか?
「わたしも部署異動したてで
少し似た立場です」
(とまさん・社会人5年目)
せっけんさん、わたしも部署異動したてで、少し似た立場です………!
今が三部署目ですが、新しい部署で半年~一年くらいは、相手との距離感もはかれず、どうしても他人行儀になってしまうと思います。
で、わたしも今はおとなしく過ごしています………笑
もう少ししたら自分のどんな性質が仕事に活かせるかわかってくると思うので、それまで一緒に耐えましょう…!
「まずは居心地いいと
思える人を探してみる」
(うみさん・社会人2年目)
私は関西出身、今は東京で働いているのですが、仕事をしているときは関西弁を封印しています笑
このまま関西弁を話しても少し生意気に感じられてしまうかと思い、標準語を話すように。
ボケツッコミあってこそのコミュニケーションだと思っていたのですが、実際封印するとやはり別人格でつらいですね。
周りからは超真面目な人間だと思われてますし、素は3割ほどしか出せておりませんでした。
ですが、この春から同じく関西出身の方が入社してきて、自分の素を徐々に出せるように。
職場全体の雰囲気に合わせるのはむずかしいですが、同じタイプの人間にひとりでも出会えることで居心地の悪さは緩和されたように思います。
まずは居心地いいと思える人を探してみるのもいいのかもしれません。
私もいまだに会社の居心地は悪いです笑
「なぜ居心地が悪いのかに
目を向けてみる」
(十=10さん・社会人5年目)
わたし自身は、職場・家族・友人など、相手に応じて見せる自分を変えている感覚があります。
居心地の悪さを感じているのは、本音を押し込めていたり、無理をして合わせているからなのかなと思いました。
「なぜ居心地が悪いのか」に目を向けてみると、ご自身の気持ちが少し見えてくるかもしれません。
せっけんさんのその場に合わせたふるまいができるところは、柔軟さでもあると思いました。
「自分らしさ」は、自己肯定感や自信にも大きく関係してくるもの。
どうしてもしんどい場合には、素直に人に頼ったり、誰かに相談したりしてみましょう。
環境を変えてみるというのももちろんひとつの選択肢です。
この記事が、少しでも自分らしく毎日を過ごせる手助けになればうれしいです。
STAFF
text:Oyama.
illustration:Min
