「家族でキャンプに行くのが最近のブーム」という福岡の鞄作家・岡政孝さん。キャンプ場では、サコッシュのような身軽なバッグが便利だけど、マチがないとペットボトルや立体的なものが入れにくい……と、特徴的なフォルムのバッグを作りました。
ヒントにしたのは、ボルダリングなどで滑り止めに使うチョークを入れる「チョークバッグ」。コンパクトなのにたっぷり入るとアウトドアシーンで人気のバッグを、本革仕様で大人顔にアレンジしました。「軽やかに仕上げたくて」と岡さんが選んだのは、ゴートレザー(山羊革)。牛革よりも軽く、やわらかいのにしっかり丈夫なのが特徴です。「ゴートの質感は好きなのですが、1枚革のサイズが小さいので、大きなバッグにはなかなか使えなくて。今回ようやく使えました!」と、岡さんもご満悦。
アウトドアアイテムが、上質の革をまとってスタイリッシュに変身しました。丸い底にたっぷりギャザーを寄せて、容量と見た目のかわいさを両立。財布に携帯、ポーチやスケジュール帳などもすっぽり。深さと奥行きがあるので、ミニサイズのペットボトルもしっかり入ります。
カラーは、都会的なニュアンスのあるネイビーをセレクト。内側はグレーのナイロン生地を貼った巾着仕様で、中身をたくさん入れてもしっかりカバーできます。ネイビー×グレーのカラーリングに、ゴールド色の金具合わせもおしゃれ。ショルダーストラップは、さわり心地が最高に良い物を採用しています。コンパクトなサイズ感が絶妙にかわいくて、そのまま持つだけでとにかくおしゃれ。アクセサリーのように、着こなしのアクセントになってくれます。