しっとり吸い付くような手ざわりに、思わずうっとり。革という素材を愛する福岡の鞄作家・岡政孝さんが、とびきりやわらかい革を使って仕立てました。クロームなめしの素上げ調のレザーは、革らしさを最大限に生かすため、薄化粧で仕上げたナチュラルな風合い。くたくたっとやわらかく、表面のシワやシボ感がいい味を出しています。
一枚ものの革をくり抜いて持ち手にした「くり手」仕上げで、まるで洋服の一部のような持ち心地に。引っ掛かりがどこにもなく、体にすんなりなじんでくれます。花びらのようなフォルムから、ドイツ語で「花」を意味する言葉から「ブルーメトート」と命名。シンプルながら、ひらりと軽く、しなやかな使い心地が楽しめます。
くり手仕上げは持ち手の裏側が見えるので、「少し遊びのある生地を」と、シンプルな表地との対比が際立つ大胆な柄生地をコーディネート。ちらりと見えるモノトーンのモダンな色合わせが、秋冬コーデのスパイスになってくれます。体に馴染むようにあえてまち幅をとらない仕様ながら、ほどよいサイズ感で容量も充分。ペタンとしたままでも、中身を入れてぷっくりしてもかわいく持てます。内側には、小物用のポケットをひとつ付けました。肩に掛けると、ちょうど小脇におさまる持ち手の長さも絶妙です。
「体に寄り添って、持ち歩くのに邪魔にならないように」と革選びからデザインまでこだわって、革鞄の新しい魅力を引き出してくれた岡さんのブルーメトート。さくっとラフに引っかけて、普段づかいにどんどん活躍させてください。