ダレスバッグは、日本職人プロジェクトにとって特別なアイテム。プロジェクトリーダー山猫の父が憧れたダレスバッグを、職人さんと共に帆布と本革で再現したことが、すべての始まりです。それから18年、ダレスバッグは色や素材を変えてさまざまなバリエーションが誕生しました。中でも人気を集めたのが、ミドルサイズ。座ったときの膝の上や自転車の前かごにちょうどおさまる、使い勝手のいい大きさです。今回の3代目モデルは、フォレストグリーンとミルクティーベージュの2色展開。鞄デザイナーの小林弓子さんの提案で、裏地には小さな花柄の生地を使いました。開けたときにどこか懐かしさを覚える、ノスタルジックな模様です。革の表面は顔料でコーティングし、細かいキズや汚れがつきにくい仕上げに。艶やかなゴールド色の金具で、いつもより都会っぽい雰囲気をまとわせました。口金も使いやすいものに変更するなど、さりげなくアップデートしています。ミルクティーベージュは、春の装いに映えるやさしいカラー。想像していた以上におしゃれなカラーに仕上がっていて、プロジェクトチーム全員が「これは良い!」と太鼓判を押しました。裏地も、やさしいトーンのベージュ。見た目の美しさだけでなく、中に入れているものが見やすいというメリットもあります。レトロな口金が特徴のダレスバッグですが、革の質感や金具のあしらいで今っぽくまとめているので、ふだん使いにぴったり。気負わず気軽に、さまざまな着こなしに合わせてダレスのある暮らしを楽しんでください。