熊野本宮に伝わる製法を受け継ぎ、釜でもち米を炊き、半搗き(はんつき)に仕上げ、自家製餡をふんわり包みこんだ熊野本宮釜餅の3種セット。その昔はもち米が貴重だったため、贅沢をしていると言われないよう米と同じように炊いてこっそりついていたという由来から、別名「内緒餅」と呼ばれていました。この門外不出だった内緒餅を、地元のおばあちゃんたちから製法を受け継ぎ、昔ながらの作り方でひとつずつていねいに作って、今の熊野本宮釜餅になりました。
一口ほおばるとやみつきになるのは食感。「粒々」と「もっちり」の両方楽しめる独特の食感に、甘さ控えめでキレのよい自家製粒あんが、口の中で合わさってスッと喉ごしよくお召しあがりいただけます。そして、ここにさらに素朴な味わいをプラス。旬のよもぎをたっぷり搗きこんだ香り良い「よもぎ」、ぷちぷちとした楽しい歯ざわりの「古代米」、釜炒り茶で炊いたもち生地にくるみも香ばしい「くるみ」と、めずらしい3種の味わい。機械では再現できない独特の食感や味わいを、ぜひご賞味ください!
■熊野本宮釜餅のこと
熊野本宮大社の旧社地大斎原の大鳥居前で契約栽培をしたもち米を中心に使用。四季を通じて世界遺産の地の景観を守り、熊野の息吹を発信していくことで、地元農家や作り手の励みとなっています。神々の里、蘇りの地と言われる熊野にふさわしい、心も体も癒すような品をお届けしています。