そら植物園から届けられた推定樹齢100年を超える貴重なアンティークオリーブの古木から生まれたプレート。日本の製材所で挽き、職人の手仕事で仕上げました。オリーブの木の有機的なフォルム、時を重ねた木目が見せる美しいマーブル模様。ひとつとして同じものがなく、飾るだけでアート。「ふぞろいでいい、ふぞろいがいい」という、ブランドの想いを静かに奏でます。ヒビや割れなどの経年変化も味わいとして、長く愛用したい逸品です。 ★★★担当者のひとこと★★★すでに収穫のときを過ぎた古木のオリーブを清順さんが海を越えて運び、果樹としてではなく “ メッセンジャー ” として全国へ赴くときを待つオリーブたち。強いと言われているオリーブも個体差ゆえ枯れてしまう木があるものの、そのお役目に変わりはありません。そら植物園では、生きた木同様 “ ひとの心に植物を植える ” ために、枯れ木も処分されることなく大切に保管されています。そんな貴重なオリーブを今回はじめて日本国内で挽きました。譲り受けたオリーブは9本。2~4本はアーティストによる作品化を予定、残りの5本から生まれたのが27枚のプレートたちです。日本で挽くには未知数の樹木。それもたったの5本から製造するという非効率さ。20軒の製材所ににべもなく断わられ、「挑戦したい」と引き受けてくれた先が大阪・羽曳野で120年ののれんを継ぐ田中製材所4代目。硬く、油分を含んだオガクズが鋸の刃にこびりつき、刃が飛び、鋸そのもが折れる。さらに挽くだけでは終わらない、無塗装で自然なツヤを引き出す “ 磨き ” の作業を繰り返し、100年ものを保証するプルーフの押印まで、多くの行程を経て、オリーブの来歴はもとより、語られることのない現場のモノ語りが詰まりにつまった稀少なアンティークオリーブプレートです。