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2022年度基金活動報告―鳥類や自然環境の保全活動への支援(一般社団法人 バードライフ・インターナショナル東京)

フェリシモ「野鳥基金」から2022年度に基金を拠出した「一般社団法人 バードライフ・インターナショナル東京」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

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世界中での鳥類保護や自然環境保全のための活動

バードライフの研究チームは高い専門性を持つメンバーで構成され、鳥類や生息環境の調査・研究活動をしています。数年ごとに世界の11,000種の絶滅リスクを再評価し、この1年間では約700種を再評価しました。

その調査・研究データは、世界中の野生生物の絶滅リスクを示すIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストにも活用されています。また2022年には、バードライフの研究活動の成果をまとめた報告書『State of the World’s Birds』(世界の鳥類の状況)の第5版を発表しました。(『State of the World’s Birds』英字PDF / 解説動画(1分29秒 日本語字幕あり)

『State of the World’s Birds』(世界の鳥類の状況)2022年版 (c)Birdlife International

報告書では、世界の鳥類の半数近くが減少傾向にあり、個体数が増加しているのはわずか6%にすぎず、8種に1種(合計1,409種)が絶滅の危機にさらされている現状を報告しています。

日本でも1850年以降、森林に生息する固有種が94%、湿地に生息する個体種が88%減少したと推定されています。その一方で、保護活動によって種が保たれ、絶滅リスクの度合いを下げた種の報告もされています。

例えば、ニュージーランドのチャタム諸島に生息しているチャタムヒタキ(Black Robin)は、保護活動によって個体数が5羽から300羽ほどにまで増えたことで、絶滅リスクの度合いを表すカテゴリーも「危機(Endangered)」から「危急(Vulnerable)」に一段階カテゴリーが下がりました。

世界の絶滅危惧種を解説した「Red Data Book」
(c)BirdLife International

バードライフは、これからも継続的な調査・研究活動を続け、鳥類とその生息地の改善、世界の環境保全に貢献してまいります。

〈支援者のみなさまへ〉

みなさまのご支援に心より感謝申し上げます。

バードライフでは、喫緊の環境問題に対して、世界119ヵ国のパートナーと協力をしながら、環境保全に取り組んでいます。みなさまのご参加が、地球の環境保全へと繋がります。今後ともご支援を賜りますようお願いいたします。

■バードライフ・インターナショナル東京さまのその他の支援活動はこちらから

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