フェリシモ「海基金」から2024年度に基金を拠出した「特定非営利活動法人 海さくら」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
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海底に森をつくるプロジェクトで2024年の12月に植えた
アマモ(海草)を観察しました。




■海さくらゴミ拾い(毎月のゴミ拾い)
毎月休まず、神奈川県藤沢市片瀬東浜でゴミ拾いを実施しております。NPO法人海さくらは2005年から活動を開始し、今年で20年目の活動となりました。1月に実施しました第207回海さくらゴミ拾いでは、北風が強く、浜が削られることから海の家の建築・解体で浜に落とされた「釘」が浮かび上がってきていました。参加者数百名と危険な釘を拾い集めました。めったに雨が降らない海さくらゴミ拾いですが、3月には、久しぶりに雨が降りました。雨も自然の一部、我々は雨天決行・荒天中止としており、風も強くなかったので、雨でも実施しました。雨を感じることの大切さ、雨が降ると街のゴミが排水溝→下水道→川→海 に多くやってきます。街がキレイにならないと海はキレイにならないと、街と海のつながりを伝えるチャンスでもあるのです。雨を楽しみながらゴミ拾いを実施できました。
私たちは、海からゴミをなくす活動と共に、海底に森をつくるプロジェクトを実施しております。なかなかうまくいかず試行錯誤しながらの活動です。2024年12月にていねいに育てた「アマモ(海草)」を江の島の海に移植し、2025年2月に5代目アマモを観察にいきました。海もそれほど荒れていなかったため、大きく成長していることを期待したのですが、5代目アマモは姿を消していました。とてもショックでした。
同じ湘南海岸の葉山では最近「サンゴ」が発見されました。海底に森がなくなり、水温も上がりサンゴも生育できる海・・・大きな海の変化に、負けそうな気持ちになってしまいました。でもあきらめません。専門家と共に力を合わせて、海の環境も少しでもよくなればと行動していきます。
★第207回海さくらゴミ拾い
2025年1月18日開催
★第208回海さくらゴミ拾い
2025年2月15日開催
★第209回海さくらゴミ拾い
2025年3月29日開催
★第210回海さくらゴミ拾い
2025年4月12日開催
★第211回海さくらゴミ拾い
2025年5月31日開催
※第211回海さくらゴミ拾いの詳細はこちら
〈支援者のみなさまへ〉
いつも応援してくださっているみなさま、本当にいつもありがとうございます。お陰さまで、NPO法人海さくらの活動は、20年目を迎えました。行動と挑戦を止めることなく、20年頑張ってきました。
毎月のゴミ拾いには300人から400人来てくださり、我々の活動拠点にはいつも誰かがゴミを拾ってくれるような浜となりました。それでもゴミは街から止まることなくやってきます。大きなゴミは、いつも誰かが拾ってくれるために、「ゴミがない浜」となってきましたが、実態は拾われているだけ。根本の解決や、細かなプラスティックだらけの浜であります。毎月のゴミ拾いのみならず、これからも挑戦をして「体験」「体感」を大事に進んでいきます。そして、海底に森をつくることも、あきらめず頑張っていきます。
みなさまのご支援・応援で「小さな結果」が出始めておりますが、根本的に海にゴミが流れ続けている現状をなんとか改善し、ゴミがある浜・海が「当たり前」と子どもたちが思わないように、絶対にキレイにしてみせます。みなさまからの支援・応援で活動させていただけております。本当に本当にありがとうございます。
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