フェリシモCompany

2022年度基金活動報告ー海の清掃活動への支援(特定非営利活動法人 海さくら)

フェリシモ「海基金」から2022年度に基金を拠出した「特定非営利活動法人 海さくら」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

*   *   *

江の島の海にタツノオトシゴが戻ることを目標に、
「毎月のゴミ拾い」と「海底に森をつくる」ため日々挑戦・活動中!

■海さくらゴミ拾い(毎月のゴミ拾い)

2023年に入ってから「海さくらゴミ拾い」を5回実施しました。その期間に計2,688人がに参加され、計228袋の可燃ごみと計149袋の不燃ごみを回収することができました。

★第183回海さくらゴミ拾い
 2023年1月21日開催:参加人数391人 可燃ごみ43袋・不燃ごみ38袋

★第184回海さくらゴミ拾い
 2023年2月18日開催:参加人数435人 可燃ごみ42袋・不燃ごみ30袋

★第185回海さくらゴミ拾い雨だからこそ伝えられるゴミ拾い
 2023年3月18日開催:参加人数227人 可燃ごみ28袋・不燃ごみ18袋

この日は大雨にもかかわらず、227人もの人たちが「海さくらゴミ拾い」に参加するために集まってくれました。雨は豊かな土壌をつくってくれますが、その一方で街のごみを海まで運んでいきます。そんな雨だからこそ伝えられることがあると思い、私たちはゴミ拾いを実施しました。    

※第185回海さくらゴミ拾いの詳細はこちら

雨の中でのごみ拾い(2023年3月18日) 

★第186回海さくらゴミ拾い海洋戦士シーセーバーとごみ拾い
 2023年4月22日開催:参加人数445人 可燃ごみ62袋・不燃ごみ30袋

最近は子どもたちの海離れが加速し、10代の4割が海に関心がないというデータがあります。そこで私たちは「子どもたちに海に来てほしい」という想いから、「海洋戦士シーセーバー」という戦隊ヒーローを生み出し、4月から毎週土曜日9時15分から15分間番組をテレビ神奈川で放送しています。(DMM TVでも放送中)

「海洋戦士シーセーバー」が来ることを知った多くの子どもたちが、海さくらゴミ拾いに参加をしてくれました。引き続き5月にも、多くの子どもたちが来てくれました!!

※第186回海さくらゴミ拾いの詳細はこちら

海洋戦士シーセーバーとゴミ拾い(2023年4月22日) 

★第187回海さくらゴミ拾い~昭和ロックごみ拾い
 2023年5月27日開催:参加人数1,190人 可燃ごみ53袋・不燃ごみ33袋

「コロナで弱った人を昭和のパワーで元気にするぞ!」との思いからはじめた昭和ロックごみ拾いは、2023年5月に福島県相馬市・神奈川県横須賀市からスタートし、江の島でファイナルを迎えました。人と海を元気に、そして、多くの楽しい思い出を持ち帰ってもらうために、昭和のスターとゴミ拾いやLIVEを実施しました。

※第187回海さくらゴミ拾いの詳細はこちら

昭和ロックごみ拾い(2023年5月27日)

■海底に森をつくるプロジェクト(海創造プロジェクト)

2021年に私たちが植えたアマモという海草に、コウイカが産卵。2015年からはじめたこのプロジェクトは、やっとイカに認められたと喜び、涙しました。そして2022年には、台風などで姿を消したアマモが、自生している姿を発見して、再び涙しました。

2023年2月アマモ観察に行くと、自生しているアマモを発見しました。しかし、このプロジェクトの監修をお願いしている工藤先生から、「ちょっと待った! これはアマモではない!」との連絡があり、3月17日に再調査することになりました。その結果、アマモたちがまた姿を消していることがわかりました。

2015年から試行錯誤しながらアマモを植えていますが、うまくいきません。同じ神奈川県内の金沢八景では、6畳くらいのアマモを植えたところ3年後に大きな海底の森をつくることに成功した、という実例があります。

昔は江の島の海にもアマモを含む多くの海底の森がありましたが、いまの江の島の海はヘドロ化しているために、海底の土の改善が必要だと私たちは考えています。これからも絶対に諦めず、海底に森が作れるように、慎重に、そしてていねいに進めていきます。

アマモの姿を発見できなかった2023年3月17日の様子

〈支援者のみなさまへ〉

毎年みなさまから応援とご支援をいただき、心より感謝申し上げます。私たちはその応援に恥じないように、これまでゴミ拾いを実施してきました。

おかげさまで、多くの方々が「海さくらゴミ拾い」に参加され、自発的なゴミ拾いを実施した結果、私たちの本拠地である片瀬東浜海岸は、「誰かがいつもゴミ拾いをしている浜」になりました。これはみなさまからの応援のおかげです。ありがとうございました。

それとは対照的に、海底の森をつくることは、なかなかうまくいきません。何度も改善・挑戦を重ねていますが、2023年に入るとまたアマモが姿を消したので、ヘドロ化した海底の土を改善するために挑戦を始め、有機物をたくさん食べてくれる2枚貝のハマグリ3,000個を3月17日に放流しました。

もうすぐ19年目の活動になりますが、みなさまからの応援が本当に私たちの力になっています。気を引き締め、絶対にあきらめず、もっともっとがんばります。

■海さくらさまのその他の活動はこちらから

■「海とかもめ部」のサイトはこちらから

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