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2016年度基金活動報告 ― 東日本大震災遺児への心のケアと教育支援(あしなが育英会)

2016年度に次の基金より拠出したあしなが育英会さまの活動レポートをご紹介します。

 

 仙台、石巻、陸前高田レインボーハウスを中心に、各地で開催した心のケアや行事などのプログラムに参加した人数は、延べで震災遺児が861人、保護者430人、合計1,291人でした。行事数は延べ161回でした(2016年1月~12月)。2016年は年令別に参加しやすいように小中学生のワンデイプログラム(日帰り)、宿泊のつどいや、中高生のつどい、大学・社会人のつどいを開催しました。また、全国に移住、避難している遺児を対象に全国震災遺児のつどいを開催しました。さらに、レインボーハウスに来れない家庭のうち131軒に家庭訪問を実施しました。その中で、震災から数年たった今、震災当時の様子や現在の気持ちを話してくださる方が増えたように感じました。

 阪神大震災遺児家庭とは、1月は神戸レインボーハウスで、3月は東北のレインボーハウスでお互いに交流を深めました。東北の人が今の気持ちを話し、阪神の人が22年間の経験を伝える濃密な交流になりました。

 

陸前高田レインボーハウスでのワンデイプログラムの様子

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<支援者のみなさまへ>
 みなさまの暖かいご支援に心から感謝申し上げます。遺児は親を亡くした悲しみはもとより、喪失感、無気力感、孤立感などを心に抱えています。そんな遺児を暖かく見守り、時には背中を押してくださるのは、全国のみなさまの暖かい励ましだと感じています。また、ボランティアやスタッフにとってもみなさまのご支援は大きな力になっています。遺児のために全力を尽くしますので、これからもよろしくお願いいたします。

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前回の報告書はこちら

■ あしなが育英会さまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。

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