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2017年度基金活動報告 ― 障がいのある人たちの芸術活動への支援(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)

以下の基金より2017年度に拠出したNPO法人エイブル・アート・ジャパンさまより活動レポートが届きました。

  • ・UNICOLART基金

障がいのある人の創作活動を支援する公募「エイブル・アート・アワード」を毎年開催しています。2017年度は「小さなアトリエ支援の部」として2団体を選出し、障がいのある人が参加・活動できる民間のアトリエを支援しました。

「小さなアトリエ支援の部」部門は、[UNICOLART基金]のご支援により2015年度に誕生しました。障がいのあるアーティストの作品をデザインに使用したUNICOLARTブランドの商品購入に伴って寄付される基金[UNICOLART基金]を生かして、 障害のある人の可能性を社会に発信するプロジェクトです。

今年度は全国から12件の応募があり、「studio FLAT」(神奈川県川崎市)、「ペンギンズアート工房/NPO石巻広域クリエイティブアートの会」(宮城県石巻市)が受賞団体として選出されました。

​「studio FLAT」は、未来へつながる才能の育成と発掘を目的として、障がい者福祉サービス事業所で行われる絵画活動を通して立ち上がりました。障がいのあるなしに関わらず、作品の魅力そのものを”FLAT” に感じてもらいたい、作品を “FLAT” つまり横並びに展示して「障がい者アート」という概念を超越していきたい、との願いを込めています。2017年度は出張型オープンアトリエの実施と地元川崎市での展示会、東京交響楽団とプロジェクションマッピングによるコラボレーションを実施しました。活動の認知が広がり、テレビ神奈川への出演や動物園とアートを通じて関わる計画が進められています。

「ペンギンズアート工房/NPO石巻広域クリエイティブアートの会」は、障がいのあるなしに関わらず表現活動は自由であり垣根がないことを広く社会と共有したいと願って誕生しました。障がいのある子どもたち(ペンギンズ)の芸術表現の支援と展覧会活動を実施しています。石巻赤十字病院のがん患者相談室の常設展示が決定し、今後は地域の人たちと制作した布の活用方法を公募するコラボ企画による商品開発などを進めていきます。

受賞団体からのコメントを抜粋してご紹介します。

■studio FLAT
この度はこのような賞をいただき、大変光栄です。どうもありがとうございました。studio FLATアーティストの自信へとなりました。また、活動を支援する家族も同様に感じていることがとてもうれしいです。アーティスト本人たちはマイペースなので、いつもどおり頑張っています。

studio FLAT 大平 暁

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■ペンギンズアート工房/NPO石巻広域クリエイティブアートの会
助成の決定にとても感動しました。これからのペンギンズ活動を評価していただいたことがとてもうれしくエネルギーが湧いてきました。ペンギンズの活動を一歩進めるために使用したいと考えています。障がいのある人たちの中に芸術性がある人はたくさんいます。彼らのアートの力を強みとして社会に貢献できるカタチを実現する夢に向かっています。いろいろなジャンルの人たちと繋がりながら、地域の人たちとペンギンズたちが楽しく生きがいがもてるスペースにしていきたいです。

ペンギンズアート工房 宮川 和子

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<支援者のみなさまへ>
みなさまからの温かなご支援ありがとうございます。今後もアートを通して、障害のある人たちとともに自らを自由に表現する場やしくみをつくり、多様な選択肢の中から豊かな生き方を発見できる社会づくりに貢献してまいります。

前回の報告はこちら

■NPO法人エイブル・アート・ジャパンさまの事業活動はこちらからご覧いただけます。

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