【ホワイトデイ便】 ジャック ラビット ハートタブレット
お申し込み番号:535352
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ストーリー
■チョコレートバイヤーみりの語り■
前代未聞の日本初上陸! 南アフリカのジャック ラビット
みなさま~、今年の「幸福のチョコレート」の目玉のひとつ、南アフリカより日本初上陸のショコラティエ〈ジャック ラビット〉をご紹介します!
南アフリカ共和国、どこにあるかご存じですか?
ここここ!ここですよ!
めっっっっっちゃ遠い。
何回飛行機を乗り換えなければらないのでしょう? 30時間くらいかかるそうです。
そんな遠くから、ようこそ日本においでくださいました。
こちらが、そのジャック ラビットの度肝を抜く最先端チョコです。
どうです?! カッコいいいいぃぃぃ! でしょう?
まるで工芸品です。
手のひらサイズのハートチョコも、ひとつひとつハンドペイントですよ! すごいでしょう?
私が20年以上この仕事をしていて、今回初めてのことがありました。
ジャック ラビットの女性ショコラティエ、ステファニーさんとZOOMでミーティングをした時のことです。
まず部屋が真っ暗なんですよ。
「今、停電中なんです」と。
え? あ、そう。アフリカあるある?
電気が止まってるからサンプル作れなかったと。日本での写真撮影にも間に合わないと。えー。じゃあもう無理ですね…と、普通だったらここで採用を取りやめるところです。
ところが彼女は「明日プロのカメラマンにアトリエに来てもらって、撮影したデータを送るからそれでいい?」と言うのです。
私たちはこれまで自社で撮影することを絶対のポリシーにしてきたので、先方からの写真提供はお断りしてるんですが、「これも今この状況だからこそ。これもありかな…」と思えて来たんです。
私、撮影指導からしました。「白バックで撮ってね」「断面を見せてね」などなど。こんなことは初めてです。
そしてステファニーが言うには、「アフリカ勢初上陸として、私はアフリカらしい表現を考えている。ピンクのヒョウ柄をハンドペイントしたい!」と。
うーん、日本で使える色素のこととか考えたら、普通だったらあり得ないです。「あ、もう茶色で」と言っているところです。でも、それもありかな…と。だって「そうしたい」と彼女がパッションを込めて言っているのです。
しかも話はこれだけでは終わりませんでした。
彼女はさらにとんでもないことを言い出したんです。
「私が日本に行って作ります」
え? 今なんて?
いやいやいや、あなたが日本に来ちゃったら、チョコが「日本製」になって「南アフリカ製」じゃなくなっちゃう。
世界のローカルチョコレートを集めるのが私の仕事なのに、それじゃあ話が変わってきちゃう。
そう説明して説得しようとするのに、彼女は食い気味に、
「もう、日本の南アフリカ大使館にも話をしたし、東京でキッチンも借りてヴァローナ・ジャパンにも話をつけたわ!」
と言うのです。
えええーーー。こんな話は今まで聞いたこともありません。
でも、南アフリカの若いショコラティエである彼女のキャリアにとって、今回のことがどんな大きな転機になるか?と考えたとき、彼女の思いを尊重したいと思うようになったのです。
オンラインでも顔を見て話をすれば、ほだされると言うか「応援したい」という気持ちになるものです。
でもこんな話はあまりにリスキーでややこしいので、社内で誰か止めてくれないかと思って、フェリシモの検品室に相談したんです。
商品スペックに「原産国:南アフリカ(日本かもよ?)」って書かなきゃいけない商品なんて、あり?そんなのあり???
でも、検品室も彼女の思いにほだされたのか、「ちゃんと事情を説明できるならいいんじゃないですか?」となり、結局カタログに掲載することが決まったのです。
もうこれはもう1つのプロジェクトです。
ステファニーを応援するビッグ・プロジェクト。
インスタライブでこのことをお客さまに話したら、その場で「ステファニー企画」という名まえが付いて、みなさまが「私も応援します!」と口々におっしゃるのです。なんかもう何もかもが前代未聞すぎて、笑えてきました。話を聞いた人全員が共犯者で応援団です。
面白かったのは、最初、彼女を思いとどまらせようと思って、
「チョコはいいとして、パッケージはあなたが持って来なくちゃいけないのよ? 大丈夫? 重いよ、紙は」と私が言ったら、
「大丈夫。服も持って行かないわ! パッケージだけかばんに詰めて持って行く」と言うのです。なんだかもう可愛くて。
そんなステファニーと女性ばかり4人のチームのみんなの写真を送ってきてくれました。とっても可愛いですが、彼女はこう見えて南アフリカでは超有名なショコラティエで、アフリカ大陸で唯一チョコレートアワードを受賞していたり、ぐいぐい頭角を現している実力派です。
そうそう、送ってきてくれたチョコの写真も、カタログに載っているのは白バックの写真ですが、こんな渋い写真も送られて来て、スタッフはしばらく沸きに沸いていました。いかにも海外の人が撮った写真!って感じでしょう? 日本人だったらこうは撮らない。これもまた個性だなと思います。
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