社会人歴を重ねて、気づけば「仕事を頼む側」になることも増えてきた。
頼むことも仕事のうち。頭ではそう分かっているのに、いざとなると、ちょっと手が止まる。
説明する手間を考えるとそれだけで一苦労だし、自分の期待どおりのものがあがってくるかどうかも、少し不安。相手の状況も気になって、「忙しいところ申し訳ないな」と遠慮してしまうこともあるかもしれません。
いろいろ考えた結果、「もう自分でやったほうが早いかも」と思ってしまう。
そんな考えが浮かんだとき、前向きに誰かを頼りにできるためのヒントを考えていきます。
誰かに仕事を頼みたいけれど……

仕事にもだいぶ慣れてきて、全体像も見えるようになってきたアラサー世代。
任されるタスクは増えているけれど、こなすスピードも上がってきているから、なんとか回せている。でもそこに、チームをマネジメントする役割も加わってくる時期ですよね。
「このタスクは、この人へ」「あの案件は、あの人へ」
そうやって振り分けていくことも求められるけれど、自分の仕事時間も限られていて、正直いっぱいいっぱい。
依頼のために説明をしたり、進捗を確認したりする時間まで考えると、「それなら自分でやったほうが早いし正確かも」と思うこともあるかもしれません。
それに、相手にもそれぞれ抱えている仕事があるはず。そこにさらにタスクをお願いすることに、どこか気をつかってしまう。
頼ることにちょっとしたハードルを感じて、結局、自分で抱え込んでしまう。アラサーって、そんなふうに悩むタイミングなのかもしれません。
どうして面倒だと思ってしまう?
仕事を誰かに頼むことを、「ちょっと面倒だな」と感じてしまう理由をいくつか考えてみましょう。
説明する時間を自分の仕事に回したい
頭の中ではもう手順もゴールも見えているのに、それを言葉にして伝えるとなると、思った以上にエネルギーが必要です。だったら、その時間で自分が手を動かしたほうが早い、と思ってしまうのも無理はありません。
忙しそうで気をつかう
自分も日々タスクに追われているからこそ、「これ以上お願いしていいのかな」「負担にならないかな」と、つい遠慮してしまいますよね。
自分が仕事を振られる側だったときのことを考えると、なるべく負担をかけたくないと思うこともあるかもしれません。
期待するクオリティであがってくるか心配
自分の中で「こうしたい」というイメージがはっきりしているほど、ズレが起きたときの修正が気になってしまうもの。
「それなら最初から自分でやったほうが正確」と思うのは、自然なことです。社会人歴を積み重ねてきているからこその心配ですよね。
前向きに誰かを頼りにするコツ

自分ひとりで仕事を抱えるのは、やっぱりしんどいもの。少しだけ視点を変えて、「頼ること」を前向きに捉えるヒントを考えてみます。
依頼ではなく、まずは相談をする
「これお願いできますか?」と渡す前に、「ちょっと相談してもいいですか?」と声をかけてみるだけで、ぐっとハードルが下がります。
たとえば、「こういう方向で考えているんですが、どう思いますか?」と聞いてみたり、「この部分、一緒に考えてもらえたらうれしいです」と軽くお願いしてみたり。
最初からすべてを任せようとしなくても、少し関わってもらうだけで、自然とその先のお願いもしやすくなっていくものです。
自分とはちがう視点を楽しむ
誰かにお願いすると、自分では思いつかなかったやり方や視点が返ってくることがあります。最初は少し違和感があっても、それが新しい発見につながることも。
すべてを自分の型に合わせるのではなく、余白を楽しむくらいの気持ちでいると、少し気がらくになります。
頼られる側もうれしいと理解する
自分が誰かに頼られたとき、「信頼されているんだな」と感じて、少しうれしくなったことはありませんか?お願いすることは、負担をかけることではなく、信頼を渡すことでもあるのだと思います。

