TIPS

- わたしたちのヒント -

気づけば全部がタスクのようで

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丁寧な暮らしに疲れた……。
心地よさを取り戻すには?

「この年齢なら、暮らしもちゃんとしていたほうがいいよね」

そんな気持ちから、SNSでよく見かける丁寧な暮らしを取り入れてみたという方もいるのではないでしょうか。

実際にそういう暮らし方をしてみて、手触りの感じられる日々に充実感を感じている一方で、なんだかその暮らしに少し疲れている自分もいる……。

丁寧な暮らしも、自分の心地よさも諦めたくない。

そんな心が疲れない丁寧な暮らしを送るためのヒントを一緒に考えてみたいと思います。

実は疲れています……

コーヒーはドリップする。部屋には季節のお花を飾る。毎日お弁当をつくる。

はじめたころは、SNSに暮らしの断片をあげながら、仕事も暮らしも両立して楽しんでいた。

けれど最近、家にいてもどこかくつろげない。
丁寧に暮らそうとするほど、どこか息苦しくなってしまう。


丁寧な暮らしをしている中で、そんな感覚になることはありませんか。

本当は心を整えるための暮らしだったはずなのに、部屋が少し散らかっているだけで「最近ちゃんとしていないな」と感じてしまう。

そう感じてしまうのは、きっと自分の暮らしを大切にしようとしているからだと思います。

でもやっぱり、疲れてしまったら本末転倒ですよね。

どうして丁寧がしんどく感じる?

丁寧な暮らしを取り入れたのは、きっと「自分を大切にしたい」と思ったから。それなのに、どうしてしんどく感じてしまうのでしょうか。いくつか理由を考えてみましょう。

時間がかかりすぎてしまうから

丁寧な暮らしは、どうしても時間がかかってしまいますよね。仕事の時間は今までと変わらないのに、暮らしにかける時間だけが増えると、ゆっくり休む時間がとりにくくなってしまいます。

コーヒーをドリップしたり、お弁当を作ったり、部屋を整えたり。その時間も楽しめるのが理想ですが、忙しい日が続くと、少しずつ負担に感じてしまうこともあるかもしれません。

家計を圧迫しているから

いいお店で器をそろえたり、少しいい食材を選んだり。一つ一つは小さなことでも、積み重なるとお財布を圧迫してしまうことがあります。それが少しずつストレスになっていて丁寧な暮らしがしんどいと感じてしまっている可能性もあります。

​​完璧を求めすぎているから

自分のためにはじめたはずなのに、いつの間にか「ちゃんとできているか」を気にしてしまう。少し部屋が散らかっていたり、自炊を一度スキップしてしまっただけで、「丁寧に暮らせていないな」と自分を責めてしまっているかもしれません。

本当は、そんな日があってもいいはずなのにどこかで「もっとちゃんと暮らさなきゃ」という考えが浮かぶと疲れてしまいますよね。

心地よさを取り戻すコツ

丁寧な暮らしも諦めずに、「心地よい暮らし」を見つけられたらいいですよね。どう見つけていくのがいいのでしょうか。

ほどよく手を抜く

丁寧な暮らしというと、つい「ちゃんとやること」ばかりを想像してしまいますよね。でも本来は、ゆっくり時間をかけて暮らしの中になじんでいくもの。

最初から完璧をめざす必要はないのかもしれません。できるところから少しずつ。ときには手を抜きながら続けていくくらいが、ちょうどいいのではないでしょうか。

たとえば、お風呂掃除も毎回ピカピカにするのではなく、お風呂に入ったついでに少しだけ。暮らしをらくにしてくれる便利なお助けアイテムを、積極的に取り入れてみるのも一つの方法です。

そんなふうに小さく手を抜くことも、暮らしを続けていくための大切な工夫。丁寧にしたいところと、手を抜いてもいいところを自分の中でわかっておくと、気持ちが少しらくになるかもしれません。

こだわるものを一つに絞る

丁寧な暮らしを全部取り入れようとすると、それだけで大変になってしまいます。コーヒーも、お弁当も、インテリアも、料理も……とがんばっていると、気づけば暮らしそのものがタスクのように感じてしまうことも。

だからこそ、自分がいちばん好きだと思えることだけを残してみるのはいかがでしょうか。

コーヒーだけはこだわる。休日だけはゆっくり料理する。そんなふうに一つだけ大切にしてみると、暮らしの心地よさをたぐり寄せられるかもしれません。

自分の理想を考えてみる

SNSで見る「丁寧な暮らし」ではなく、自分にとっての「心地よい暮らし」の形を具体的に考えてみるのも一つの方法です。

完璧に整った家より、少し生活感のある家のほうが落ち着く、という方も多いのではないでしょうか。週末に一気にリセットして、平日は仕事に集中する。そんなメリハリのある暮らしがしっくりくる方もいるかもしれません。

小さなことでも、自分の理想を少しずつ見つけていく。「自分の機嫌をとれる暮らしってどんなものだろう?」と考えてみる。そうしていくことで、疲れすぎずに心地よい暮らしをつくっていけることもあります。


まとめ

自分自身が、満たされる。

ちょっと手抜きなこの暮らしが好き。

そんなふうに思える暮らしが、自分にとっていちばん丁寧なのかもしれません。

STAFF
text:daen
illustration:mamimamimi