2021.08.03

コラボ企画

【インタビュー】飼育員なら誰もが一度はあこがれる。「クラゲの傘」を できるだけリアルに作りたい!

こんにちは、ライターのいしだです。今回ご紹介するYOU+MORE!×水族館のコラボレーションは、約60~70種類のクラゲがぷかぷか、ゆらゆら、世界有数のクラゲの展示で知られる山形県にある鶴岡市立加茂水族館さん。
クラゲの丸い部分を実際に「カサ」と呼ぶそうで、飼育員なら一度は「クラゲの傘を作りたい!」と思うのだそうですよ。クラゲ愛がどうにも止まらない! クラゲ飼育担当の菅野さんとYOU+MORE!プランナーに、夢の「クラゲの傘」が完成するまでの熱きストーリーを語っていただきましょうっ! 加茂水member.jpg
見どころは、なんと言ってもクラゲの展示! 1万匹のクラゲが泳ぐ「ドリームシアター」は必見。

菅野さん、こんにちは。今日はお時間をいただきありがとうございます。
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菅野:よろしくお願いします。


さっそくですが、加茂水族館の見どころを教えてください。
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菅野:加茂水族館では約60~70種類のクラゲを展示しています。大人気の「クラゲドリームシアター」は水槽が直径5mあり、世界最大クラス。約1万匹のクラゲが泳いでいるのが見られるんですよ。一度にこれだけのクラゲを見られるのは、世界でもここだけじゃないでしょうか。
kamodomu.jpg それは一度見てみたいです! でもなぜ、クラゲの展示にそれほど力を入れるように?
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菅野:約20年前、サンゴ展のために採取したサンゴにサカサクラゲのポリプ(クラゲの赤ちゃんになる前の状態)が付いていて、泳ぎだしたんだそうです。これはおもしろい! となって、そこから繁殖を始めたと聞いています。クラゲの繁殖って難しいのですが、挑戦し続けて、どんどん増えて、どんどん注目されるようになって・・・・・・今に至ります。

何がきっかけになるかわからないですね! 菅野さんもクラゲが好きで加茂水族館に?
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菅野:そうなんです。子どもの頃からクラゲが好きで、小学生のときに父がお土産に四国のタコクラゲを買ってきてくれて、しばらく飼育したんです。それをきっかけにますますクラゲにハマって、高校、大学とクラゲを研究し、今は加茂水族館でクラゲを担当しています。 kamosui_kenkyujo.jpg

好きなことを仕事にできるってすばらしいですね。
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楢崎:クラゲって、表情がないので展示をするのも難しいんです。加茂水族館では、クラゲがいきいきと美しく展示されていて感動しました。ひとつひとつの展示に思わず見とれてしまいます。


こだわったのは、野生のクラゲの美しさ。

コラボのきっかけについて教えてください。
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菅野:以前からクラゲの傘を作りたくて、一緒に作ってくれるところを探していました。海遊館さんの事例も知っていたので、フェリシモさんならカタチにしてくれるかなと思ったんです。それに、母がフェリシモユーザーで、カタログもよく見ていたので「おもしろい商品を作る会社だな」と前から思っていました。
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楢崎:それはうれしい! 菅野さんは飼育だけではなく、商品開発も担当されているんですよ。

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菅野:そうなんです。うちは小さい水族館なので、飼育員の仕事が多くて(汗)。

それは大変そう......ところで、今回、こだわった部分はどこですか?
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菅野:ちゃんと本物のクラゲっぽく見えること、です。模様の本数や胃の位置など、リアルに再現することにこだわりました。

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楢崎:ミズクラゲには水管と呼ばれる管があって、飼育下のクラゲは分岐が乱れがちになるそうです。今回の傘は野生のクラゲのきれいな水管に近づけたいという思いがあり、野生のクラゲの文献を添えて菅野さんからデザインチェックのメールが送られて来ました。
マニアックな修正指示.jpg 菅野さんによるマニアックなチェックが入ったデザイン画
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菅野:正直、どこまでこだわるか悩んだのですが、館長にできあがったサンプルを見せたら「これではダメだ」と(汗)。もっとちゃんとした水管にしろと言われてしまいまして......

館長キビシイ! 完成した傘については、どのように?
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菅野:納得したようで、「リアルだな!」とうれしそうにしています。傘を持って写真にも収まっていました(笑)。
kamosui_kancho.jpg 完成した傘を手に、うれしそうな館長の奥泉さん
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楢崎:加茂水族館さんの熱血監修のおかげで、私、ほかの水族館に行ったときにも「あ、これは野生のミスクラゲだ」「こっちは飼育下のミズクラゲ......」って水管を見ただけでわかるようになっちゃったんです(笑)。


ピンチ! 引き受けてくれる工場が見つからない!!

苦労したことなどありましたか?
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楢崎:クラゲの傘ですし、透け感はあった方がいいので、ビニール傘にすることは、はじめから決めていました。ところが、グラデーションのプリントや、傘のすそをカットしてクラゲのひらひらを再現するなど、今までにない構造だったので、なかなか引き受けてくれるメーカーさんが見つからなくて......
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菅野:ようやく見つけてくださったんですよね。


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楢崎:そうなんですよ~。難しい商品でしたが、チャレンジしてくださったメーカーさんも完成品を喜んでくださいました。

お話を聞いているだけで涙が出そうです......
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楢崎:あと、加茂水族館のショップ限定でエフィラ(クラゲの赤ちゃん)のアクリルチャームを付けることにしたのですが、これがまた大変で......。
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菅野:何度かデザインを上げてもらったのですが、これはエフィラじゃない、となかなか納得できなかったんです。

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楢崎:正直、傘本体より菅野さんの監修が厳しくて、7回ぐらいリテイクした記憶が......(笑)。

7回も!? よっぽど難しいモチーフだったんですね。
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菅野:本物も3mmほどの大きさしかありませんし、写真だとこの魅力が伝わらないのでは? と思い、加茂水族館に来ていただいて顕微鏡で見てもらったんです。そしたら、驚くほどデザインの完成度が高くなって驚きました。 kamosui_efira.jpg ユーモアアイコン.jpg
楢崎:実際に見ると本当に美しくて。この目で見たら覚醒したというか(笑)。クラゲの傘に、ちいさいクラゲの赤ちゃんのチャームが付いているなんて、めちゃくちゃかわいくないですか? 加茂水族館では実際にクラゲを繁殖しているので、ストーリーとしてもぴったりですしね。
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菅野:あのときは、楢崎さんの物作りに対する真摯さにほんとうに感動しました! 熱意を持って、試作をあげて、こちらの意見を受け止めて、改善してくれる。これは、いいものが作れるに違いない! と確信しましたね。

菅野さんの喜びが伝わってきます! 発売したときのお客さまの反応はいかがでしたか?
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菅野:それが発売初日、開館前に地元新聞に載るほどの行列ができたんです! びっくりしましたが、とてもうれしかったですね。

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楢崎:フェリシモでも販売開始からすごい売れ行きでした。作品のモチーフにしたり、コスプレで使ったり、SNSにアップしてくれるお客様も多くて、それも驚きでしたね。購入するだけではなく、「届いた後も楽しむ」というストーリーが広がっていてうれしいです。 reogp.jpg フォトコンも開催されました!
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菅野:「クラゲの美しさや魅力を伝える傘になった! 」とスタッフからも好評でしたよ。


ユニークで不思議。存在そのものがクラゲの魅力。

クラゲにメロメロの菅野さんですが、クラゲの魅力ってなんですか?
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菅野:んー、ひとことでは言うのは難しいんですけど、存在そのものが魅力というか、動きも形も色も、成長過程もユニークで生きものとしておもしろいです。新種が発見されたり、まだまだわからないことが多いという点も、飼育員としてはたまらない魅力です。 kamosui_kurage.jpg

菅野さん、中学からずっと研究していても飽きないんですね。
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菅野:なかなか飽きさせてくれません(笑)。


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楢崎:クラゲって、つかみどころがないのがいいんですよね。脳もないから考えることもないし、ただ流れに乗って漂っているだけ。その不思議さや奇妙さに私は惹かれます。

クラゲが人気の理由が少しわかったような気がします。では最後にお互いにひとこと、お願いします!
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菅野:クラゲの傘は、フェリシモさんと一緒でなければできなかった商品です。ぼくたちのやりたいことを実現してくれて、心から感謝しています。 kamouchiawase.jpg
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楢崎:私の方こそ、クラゲのことも知れて、菅野さんとのやりとり自体が楽しかったです。おかげで、YOU+MORE!の代表作といえる商品になりました。ありがとうございます。
みなさん、加茂水族館にぜひ足を運んでくださいね! kasa_3.jpg


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鶴岡市立加茂水族館 kamo_gaikan.jpg ※営業時間、休館日は、HPをご覧ください。
住所/〒997-1206 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
TEL/TEL 0235-33-3036(営業時間内)
※コラボ商品は、水族館現地でも販売しております。


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