『神戸学校アーカイブ』2023年1月度「動物たちが教えてくれるわたしたちの“コレカラ”」ゲスト:坂東 元さん 〈旭山動物園 園長〉

神戸学校
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サロン紹介

このサロンは、2023年1月度の神戸学校(旭山動物園 園長 坂東 元さん)をアーカイブ配信します。

神戸学校は1995年1月に起きた阪神淡路大震災をきっかけにスタートしたことから、毎年1月を特別講演としております。今回の特別講演は、北海道旭川市 旭山動物園の園長である坂東 元さんにご登壇いただきました。

旭山動物園は、動物本来の動きを引き出す「行動展示」が多くの人を惹きつけています。アザラシが円柱型の水槽の中を通り抜けたり、オランウータンが高さ17メートルの空中を綱渡りしたり、ペンギンが360°見渡せる水槽を飛ぶように泳いだり......。動物たちのいきいきとした姿を引き出した展示方法は、国内外から多くの来園者を集めるとともに、動物園が動物と来園者を繋ぎ、動物の命の尊さを伝える場所にしたいという坂東さんの思いの表れでもあります。

「私たちはデジタルの急速な普及や、新型コロナウィルスの流行に直面し、感性や考え方が変化しているのかもしれない」と坂東園長は言います。動物園で日々を動物と人と過ごす中で、時代の変化を俊敏に捉え、動物園の新たな価値基準を作り、“命”を伝える。その一気通貫した坂東さんの姿勢やお話から感じ取れることは多いのではないでしょうか。

地球や自然、動物をひとつなぎと考え、徹底的に命に向き合われている坂東さんだからこそできるお話は、「大人がこどもの眼差しを取り戻す」と言われるほど、聞く人の心を揺さぶります。

2023年最初の神戸学校では、コレカラの私たちが、さまざまな命と共にいきいきと生きることについて考えられる素敵な時間をお届けしました。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

〈PROFILE〉
坂東 元(ばんどう げん):旭川市旭山動物園園長/ボルネオ保全トラストジャパン理事

1961年北海道旭川市生まれ。酪農学園大学酪農学部獣医学修士課程卒業。獣医となり86年より旭山動物園に勤務。飼育展示係として行動展示を担当。97年の「こども牧場」から「ぺんぎん館」「あざらし館」「ちんぱんじー館」「レッサーパンダ舎」「エゾシカの森」「きりん舎かば館」などすべての施設のデザインを担当,数々のアイデアを出し具体化してきた。また手書きの情報発信やもぐもぐタイムなどのソフト面でも係の中心となり具体化、システム化を図ってきた。現在は、ととりの村の設計を手がけている。ボルネオでの活動も本格化しており、マレーシア国サバ州での野生生物レスキューセンターの建設に着手し第一期工事を終える。2009年より現職。
著書に『ヒトと生き物 ひとつながりのいのち 旭山動物園からのメッセージ』(天理教道友社、2014年)、『動物と向きあって生きる』(2008年、角川学芸出版)、『夢の動物園』(角川学芸出版、2008年)、『旭山動物園へようこそ!』(二見書房、2006年)。

※プロフィールは、ご講演当時のものです。

[期間]
2023.02.22 〜
[参加料]
500円

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サロン詳細

【神戸学校アーカイブについて】
・「神戸学校アーカイブ」は、毎月、神戸の会場で開催しているメッセージライブ「神戸学校」をアーカイブ配信するものです。参加料は全額、「あしなが育英会」に寄付されます。この試みは、コロナ禍においてフェリシモが今できる活動「ともにしあわせになるしあわせwish with」プロジェクトのひとつです。阪神・淡路大震災をきっかけにスタートし、これまで神戸に限定して開催してきたメッセージライブを、時間や空間を超え、広く公にすることで「神戸学校」のコンセプトである「経験と言葉の贈りもの」を必要とされているより多くの方々へ届けます。
・アーカイブ動画の撮影、録画、録音、複製、転用することを固く禁止します。

【神戸学校とは】
神戸学校は1995年の阪神淡路大震災をきっかけに株式会社フェリシモがスタートした講演会です。「崩壊した建造物の修復はできない我々にも、人々の心の復興につながるようなことならできるかもしれない。」そう考え、神戸発未来へ「経験と言葉の贈り物」をコンセプトとした講演会(メッセージライブ)を開催しようということになりました。
神戸学校にお招きする方々は、各界でご活躍のオーソリティーです。神戸学校では、「生活デザイン学校」として、神戸の人々や神戸に集う方々が、神戸学校での発見をとおして豊かな生活を積み重ね、豊かな人生を送ることを目指しています。開始以来、290名以上の素晴らしいゲストを毎月お招きしてまいりました。2021年1月より神戸市にあるフェリシモ新社屋「Stage Felissimo」のホールで開催しています。
2022年度のテーマは「コレカラ」。みなさまのいま、「コレカラ」の一歩のヒントとなるような神戸学校にしてまいります。

※神戸学校は、地域社会や、従業員の自己啓発に貢献したとして2004年に社団法人メセナ協議会主宰「メセナアワード 文化庁長官賞」を受賞しました 。

※神戸学校の参加料の寄付実積について>>https://www.felissimo.co.jp/s/kobe2007/2/

【ともにしあわになるしあわせ wish with】
神戸学校アーカイブは、フェリシモ「ともにしあわせになるしあわせ wish with」プロジェクトの一環として活動しています。このプロジェクトは、新型コロナウイルスによる多様な課題に対してみなさまとともに取り組むプロジェクトです。その取り組みを通じて、みなさまご自身が、まわりの方とともにしあわせな生活文化を育み、未来の暮らしを作っていくことを応援します。

[期間]
2023.02.22 〜
[参加料]
500円

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