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グッズは推し活の最大の友!? 買う派と買わない派、それぞれの気持ちについて考えてみた

グッズは推し活の最大の友!? 買う派と買わない派、それぞれの気持ちについて考えてみた

推しのグッズ、あなたは買う派ですか? 買わない派ですか?

Tシャツやタオル、缶バッジにアクリルキーホルダー。その他にも、最近は様々なアーティストや著名人が個性的なグッズを販売しています。手元に置いて、常に推しを感じていられる推しグッズ is 尊い。ライブやイベントの後なら当日の熱狂を思い出せたり、行く前なら当日へ向けてぐんぐん気持ちを盛り上げてくれたり。推しグッズは推し活の最大の友と言っても過言ではないかもしれません。

でもいくら「推しグッズ is 尊い」マインドの持ち主でも、買えば買っただけ家にものが増えていくし、もちろんその分のお金はお財布から消えていくのです。この現実との葛藤。みなさんは感じているでしょうか? 私は常に感じています。

今回はそんな推し関連グッズについて、買う人買わない人それぞれの気持ちを、筆者自身のグッズ観も交えながら考えていきたいと思います。みなさんよろしければ、お手持ちの推しグッズをひざの上で愛でながら読んでいってくださいね!

【グッズ買う派】の止まらない愛

まずは【グッズ買う派】の気持ちについて、順を追って考えていきます。

「推しができた! チケット取った! え? グッズ? 推しのグッズ?? なにそれ欲しい!!」
推しグッズとのお付き合い、すべてはここから始まります。

ドキドキしながら事前にオンライン購入したり、買うつもりはなかったのに当日会場でテンションが上がってつい買ってしまったり。現場で同じものを身に付けた同志たちを見ると、「ここにいる全員、推しのことが好きなんだ……!」なんて思って感極まりますよね……。

グッズの販売は、ライブやイベントなど何かしらの現場がある際に、その開催に伴って行われることが多いと思います。そしてほとんどの場合、開催前に公式からグッズのラインナップが発表されます。チケットを手に入れ、当日まで指折り数えながら、はやる胸をおさえて日一日と近づくその日を心待ちにしている。これはもはや「おあずけ」状態。そんな飢えた状態の我々に、公式がドヤ顔で投下するのがグッズラインナップです(ドヤ顔は妄想ですが)。時に推しの着画なんていう爆弾を投下してくる公式もいますね(ありがとうございます)。

おあずけに必死で耐えているのに、推しのにおいがプンプンするエサを目の前に撒かれたらどうでしょう。そりゃあ飛びついてしまうのがオタクの性ってもんじゃないでしょうか。少しでも推しに関わるものをそばに置いておきたい。少しでも推しを感じられる時間を増やしたい。そして少しでも推しにお金を落としたい(つまり応援したい!)。グッズ発表を見て抱いたそんな気持ちが、期待と興奮を加速させていく。結果、ポチる。あああああ。そうなんですよ、結果、ポチるんです。致し方ないですね。ないんです……。

ここまでの話は事前のオンライン販売の場合ですが、会場での当日販売だと、やはり現場の熱気というものが相当影響してくるように思います。展示されている実物を見たら「想像以上にかわいい!」とか、「これを着てライブに参加したい!」とか、気分が盛り上がっていつのまにか列に並んでいた、というのもあるあるですよね……。

あれ? なんだか妙に言い訳めいた物言いになってしまいましたが、いいんです、だって決めるのは自分ですし、それが本当に欲しいもので買いたいと思っているのなら、一点の曇りもなくハッピーなんですから。

事前購入なら届いたグッズを実際に身に付けてニヤニヤしたり、当日それを身に付けて会場にいる自分を妄想してニヤニヤしたり、グッズ製作について打ち合わせ中の推しを妄想してニヤニヤしたり(ニヤニヤしかしていない)。現場が終わった後も、それを見れば当日を思い出せる、一番の記念品になること間違いなしです。

グッズは推し活の楽しさを倍増させてくれます。こうして一つひとつ順を追って考えていくと、推し活においてグッズがどれだけ重要なパーツを担っているかが見えてきますね。「グッズ購入は当たり前! 売り切れる前に即購入!」その気持ち、痛いほどわかります。

【グッズ買わない派】も、やっぱり推しのことを考えている

一方、【グッズ買わない派】の気持ちについても考えてみましょう。一口に【買わない派】と言っても、理由は人それぞれですよね。その経緯も「最初は買っていたけどだんだん欲しいと思わなくなり買わなくなった」、「買いたいけど自粛するようになった」、はたまた「最初から買うつもりがない」などなど、色々なパターンがあります。代表的な【買わない派】の理由を、一つずつ見ていきたいと思います。

理由その1 お財布事情

グッズを購入したりそれを身に付けたりするのは心がワクワクすることですが、そればかりを考えていられないのも現実です。そう、買い物にはお金がかかります。一つの現場に行くためにはチケット代はもちろん、遠征組なら航空券代や宿泊費もかかります。ものより体験。グッズを買うよりも、より多くの現場に行きたい、だからグッズは買わない。そんな人は少なくないと思います。限られたお小遣いの使い道は慎重に考えたいですよね。

理由その2 使い道がない

意外とよく聞こえてくるのは「買ったはいいけど日常では使えない……」と嘆く声。結局タンスの肥やしになってしまってもったいないなと思ったこと、私もあります。使わないものが溜まっていったら、家の収納にも影響が出ますよね。それならば体験、つまり現場を優先して、その回数を増やすために節約する=グッズを買わない選択を取るのも頷けます。

理由その3 処分する時に困る

ある日推しへの熱が冷めた時や、引っ越しや断捨離でものを減らそうと考えた時に、すごく処分に困るからという人もいるようです。確かに、今は熱が冷めてしまったとしても一時はグッズを買うほど好きだった推しです、その関連グッズを捨てるなんて簡単にはできないですよね。「いざという時に頭を悩ますくらいなら、初めからグッズは買わない!」と決めている人の気持ちもわかるような気がします。

【グッズ買わない派】の人の中には、それ以外にもきっと色々な事情や想いがあるでしょう。単純に「グッズを買うほど好きでもない」、「グッズに魅力を感じない」という理由の場合もあるとは思いますが、ここまで書いてきたように、実は「推しのことが好きだからこそ買わない」パターンもあるんですよね。

推しグッズ遍歴、筆者の場合

次は、私自身がどうグッズと向き合ってきたかについて、少し紹介してみたいと思います。
何かを好きになって追いかける、今で言うところの何かを「推す」ようになった最初の頃、私は【記念買い】タイプでした。「めったにないことなんだから、せっかくだから今日という日の記念に!」という思考ですね。

思い起こせば初めてグッズを買ったのはもう二十年ほど前、大学生の時です(歳がバレます)。好きな劇団の主催するフェスがあり、そこでTシャツとタオル、それからパンフレットを買いました。その後もいくつかのライブやイベントで、Tシャツやタオルをはじめ、トートバッグやキーリング、マグカップなどを購入し、その中には今でも愛用しているものもあります。

この【記念買い】は、参戦現場の回数が少ない場合によくあるパターンかなと思います。頻繁に行けないとなると、「せっかくだから!」の気持ちはかなり強くなりますよね。現在推しているアーティストのライブには毎回参戦しているので、ある時から「前回も買ったし……」という気持ちが芽生え、「今回はグッズはやめて、次のライブのチケットやCDの購入費に回そう」と、先述した【グッズ買わない派】の思考に切り替わりました。

でも今の推しに出会ったばかりの頃は、実はどっぷりと【グッズ買う派】の思考だったんです。何しろハマりたてというのはとにかく熱量がすごい。何でもいいから推しに関わるものは手に入れたい。推しを近くに感じていたい。完全に熱に浮かされている状態です。当時はコロナ禍真っ只中で、「少しでも推しの力になりたい……つまりお金を落としたい!」という気持ちが最高潮だったせいでもあります。

それが長く続く=常態化する人もいるとは思うのですが、私の場合は「これを続けると持続性がないぞ」と思うようになりました。今はどちらかといえば、「これからも長く推していきたいから無理せず出来る範囲で、本当に欲しいと思ったものを厳選して購入する」そんな考えに落ち着いてきています。

このような変遷を経て、今は買う派と買わない派、どちらの気持ちにも共感するようになりました。

グッズは推し活の最大の友!? 買う派と買わない派、それぞれの気持ちについて考えてみた

筆者の推しグッズの一部。二つの透明カプセルは、会場で回せるグッズ入りガチャガチャの戦利品。回すだけで楽しい!

グッズの王道、ライブTシャツのその後について考える

先ほども少し触れましたが、意外と困るのが持ち帰ったグッズたちのその後の処遇です。記事の最後に、推しグッズの王道であるTシャツの使い道について考えてみたいと思います。

使い道その1 部屋着として

パジャマや部屋着。これは定番ですよね。家に帰ってみると「ちょっと外では着られない……」という気持ちになってしまうのはあるあるです。でも逆に言えば、人の目を気にせず存分に推しグッズを楽しめるのも部屋の中。よくよく考えれば「お気に入りの推しTシャツと寝る」なんて、なんだか胸がときめきます……。

使い道その2 普段着として

私服としての普段使い。これは難易度が高いと思う人もいるかもしれませんが、最近では実践している人も多いように思います。特にアーティストのグッズなどは、ライブ会場だけでなく私服としても着られるような、おしゃれでデザイン性の高いアイテムが多くなってきている印象です。私も秋冬のフーディーやスマホを入れられるショルダーポーチなど、日常使いでたくさん愛用しています。

使い道その3 部屋で愛でる

部屋に飾るというのも良い活用法ですよね。シンプルにTシャツをハンガーにかけて壁に飾っておくだけでも、毎日推しを感じることができます。ただ、それだとほこりや汚れ、色あせが気になるという人もいるかもしれません。その場合はユニフォームやTシャツを飾るための専用額縁も売られていますので、活用してみるのもいいでしょう。

OSYAIROシリーズでもTシャツを飾れるフレームを扱っています。推し活大好きなスタッフの「Tシャツをどうにかして良い感じに飾っておきたい!」という生の声から誕生した、おしゃれでかさばらないこだわりのTシャツフレームです。

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専用額縁やOSYAIROのフレームなら、Tシャツを劣化させたくない、きれいに保存して残しておきたいという人も安心して飾れるように思います。

使わない時も収納しやすい&捨てる時に困らない素材というのが、筆者の個人的推しポイント!

使わない時も収納しやすい&捨てる時に困らない素材というのが、筆者の個人的推しポイント!

使い道その4 もちろん現場

そして最後に、これを忘れてはいけません。現場での着用です。そんなの当たり前では、と思うかもしれませんが、ちょっと目先を変えてみましょう。例えば何年か前に購入したTシャツ、現場に着ていく機会が減っていませんか? 最新のグッズを身に付けて行きたくなる気持ちもわかりますが、昔のグッズを着用していくのも意外といいものですよ。現場にはファンになってまだ日の浅い人も来ているかもしれないし、そういう人からすれば逆に目新しく、ちょっとした会話のきっかけになったりするかもしれません。何より、大事なお気に入りの推しグッズ、なるべく活躍させてあげたいですよね。

使い道番外編 グッズTシャツ活用の達人たち

また、公式のグッズをそのまま着るのではなく、個性的にリメイクして着用する、ハイレベルな活用をしている人も見かけることがあります。筆者がSNSで見つけた素敵なアレンジを紹介させていただきますね!

こちらは二つのTシャツを繋ぎ合わせて一つのTシャツにリメイク。白と黒のコントラストがかっこよく、フリルもアクセントになっていてすごくかわいい!

 

こちらはなんと、グッズTシャツを着物の帯に使用しています。まさかTシャツが帯に変身するなんて! とても個性的で素敵です。

いかがでしたか? グッズを買う派の人買わない派の人、両方の気持ちについて思いを巡らせてみました。どちらだっていいし行ったり来たりしても中間派でもいい。みんな推しを想う気持ちは同じなんですから。これからもそれぞれのやり方で推しを応援し、自由に推し活を楽しんでいきたいですね!!(握手)

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