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私たちコレクターズ

子ども時代のときめきを、もう一度。「りぼんグッズ」オタク・ピノピノさんの場合(後編)-【連載】私たちコレクターズ #005

好きなものを「好き」と表現するには、いろんな手段・方法がありますよね。絵を描いたり、コスプレをしたり、グッズを身に着けたり……もちろん友人に推しの話をしたり、Twitterでつぶやくことも「好き」の表現手段のひとつ。

この連載では、書籍『浪費図鑑』をはじめ、オタク女子たちの「好き」をさまざまな形ですくいとってきた4人組ユニット・劇団雌猫とコラボ。推しに関するものをコレクションしている人の「好き」に着目し、コレクションの内容や、そこにこもった愛をインタビューしていきます。

前編に引き続き取り上げるのは、少女漫画雑誌の「りぼん」グッズをコレクションするピノピノさん。手に入れるのに苦労したグッズや、全国で開催される展覧会について伺いました!

▼前編はこちら

かわいいグッズは、使ってなんぼ! 「りぼんグッズ」オタク・ピノピノさんの場合(前編)-【連載】私たちコレクターズ #005

プロフィール

ピノピノさん
少女漫画雑誌「りぼん」をこよなく愛し、80~90年代の連載作品に関するグッズを収集中。実は元「ぴょんぴょん」読者でもある。
Twitter:https://twitter.com/creamyblog

超々限定商品なのに、公式サイトで告知なし!?

- 今まで手に入れたグッズの中で、「これはゲットするのに苦労した!」っていうものはありますか?

ピノピノ) 二つあって、一つ目はこのお皿です。りぼんと東京スカイツリーのカフェがコラボしたときのお皿なんですが、なぜか各種10枚ずつしか販売されなかったんですよ。

『ときめきトゥナイト』のマンガのページがプリントされたお皿『ときめきトゥナイト』のマンガのページがプリントされたお皿。

- じゅ、10枚!! 超々限定商品ですね……。

ピノピノ) しかも、販売について公式サイトでの告知がなかったんですよ!  私は販売開始前日に、たまたま見たニュースサイトの記事で「どうやらコラボカフェのお皿が販売されるらしい」っていうことを知って……。

- えっ!? 情報戦すぎる……! 偶然そのサイトを見ていなかったら、販売されることすら知らなかったっていうことですよね。

ピノピノ) そうなんです!  すぐ友達に「やべーぞ!」って連絡して、次の日朝一番でスカイツリーに向かいました(笑)。めちゃくちゃ寒いなかカフェの開店を待って、無事ゲットできたんですけど……。そもそもどうしてあんなに小ロットだったんだろう?今でも謎ですね。

- 情報を追うのも大変ですね……。普段はどこで情報収集されているんですか?

ピノピノ) 基本はTwitterですね。フォロワーさんがいろんな情報をリツイートしてくれるので、助かってます。フォロワーさんには「この作品一筋!」っていう人がいたり、私みたいに「りぼん作品全般が好き!」っていう人がいたりするので、流れてくる情報もいろいろですね。

- 「持つべきものはオタ友」なのは、どの界隈でも変わらないのかもしれませんね。さて、「手に入れるのが大変だったグッズ」二つ目はなんでしょうか?

ピノピノ) この岡田あーみん先生のグッズです!

「りぼん展」で購入した、岡田あーみん先生のTシャツと複製原画

「りぼん展」で購入した、岡田あーみん先生のTシャツと複製原画

ピノピノ) 現在巡回中の「りぼん展」で発売されたグッズなんですけど、今まで岡田先生のグッズってなかなか発売されなかったんですよ。それもあって、2時間くらいで岡田先生のグッズだけ売り切れちゃって……。開店と同時に並んで、なんとか手に入れました。

- 激しい柄でいいですね~!作品の良さがめっちゃ出てます。

ピノピノ) 「あーみんグッズが買える日が来るなんて……!」って、めちゃくちゃうれしかったです! 岡田先生は1997年ごろから漫画家としての活動をお休みされているんですが、新しい作品が発表されないぶん、グッズが発売されるとファンが湧くんですよ。「先生、お元気なんだ……」「これであーみんに課金できる!!」みたいな感じで(笑)。「りぼん展」では、岡田先生の原画も展示されました。

- それは、あーみんファンにはたまらない展覧会だったのでは?

ピノピノ) 「神様が描いてるんじゃないか?」くらいに思っていたので、実際の原稿を目の当たりにして震えました……。生原稿なので、作業の痕跡がよくわかるんですよね。神様じゃなくて、ちゃんと人が描いてたんだ!って。

- 当時は全部アナログ原稿だったでしょうし、修正のあとや筆跡がリアルにわかりますよね。

ピノピノ) あと、岡田先生にはいくつか単行本未収録の読み切り作品があったんですが、りぼん60周年記念企画として、未収録作品を収録した新装版『ルナティック雑技団』が発刊されました。それもすごく嬉しかったです! 生きてればいいことあるんだなぁって思いました(笑)。

展覧会
展覧会

グッズが詰まったカバンの中身は? 展覧会や聖地巡礼も

- ではこのあたりで、ピノピノさんのカバンの中身を見せていただいてもいいですか?

カバンの中身
カバンの中身

- このモバイルバッテリーも、岡田あーみん先生のグッズでしょうか?

ピノピノ) そうです!スマホケースも岡田先生ですね。同じシリーズのスマホリングも一緒に使ってます。

ピノピノ) ステーショナリーは『姫ちゃんのリボン』や『ちびまる子ちゃん』など、いろいろ持ち歩いてます。あと、Kindleに貼っているシールもグッズですね。これは去年、アパレルブランドとりぼんがコラボしたときに発売されたもので、原宿のポップアップストアで買いました! りぼんとは関係ない、『ときめきメモリアル』のシールも貼ってありますけど(笑)。

- この手ぬぐいも何かのグッズですか?

ピノピノ) これは『有閑倶楽部』の手ぬぐいですね。2018年に東京都の弥生美術館で開催された、「一条ゆかり展」で買ったグッズです。

- 先ほども「りぼん展」のお話が出ましたが、マンガ作品だと展覧会も色々開催されているんですね。他にも思い出に残っている展覧会はありますか?

ピノピノ) 京都国際マンガミュージアムで開催された「りぼんのふろく展」は、特に最高でした。この展覧会のためだけに京都に行って、ほかの観光スポットには目もくれずに、ずっと入り浸ってましたね(笑)。

りぼんのふろく展「りぼんのふろく展」に展示されていた子供用学習机。ふろくやグッズで飾られている。

- 展覧会遠征、楽しそう! やっぱり懐かしいふろくをいっぱい見られるのって、楽しいですよね。

ピノピノ) そうなんです!「これ持ってた!なつかしい~!」って盛り上がるので、すっごく楽しいんですよ! きちんとした展覧会だと、ふろくがちゃんと年代順に並んでいて、当時の時代背景やりぼん本誌の状況と比較して展示してくれていたりするので、すごく興味深いんですよね。

- りぼんに親しんでいればいるほど、展示を楽しめそう。

ピノピノ) あとは、ちびまる子ちゃんの聖地・静岡県の清水市へ聖地巡礼したこともあります。「ちびまる子ちゃんランド」っていう体験施設があるんですけど、さくら先生のありがとうの会が2018年にそこでおこなわれたので。

ちびまる子ちゃんランド
ちびまる子ちゃんランド
ちびまる子ちゃんランド

ピノピノ) 池野恋先生のふるさとである岩手県にも行ったことがあります。池野先生は岩手県警の地域安全イメージキャラクターをデザインされていたり、『ときめきトゥナイト』が岩手県とコラボしていたり、地域に密着されたお仕事もたくさんされているんですよ。

ときめきトゥナイト

子ども時代の鮮烈なときめきを、もう一度味わえる

- 今回の記事を読んで、懐かしく思ったり、グッズをチェックしたくなった読者もいると思います。ピノピノさんが思う、りぼんグッズを集めることの魅力って何ですか?

ピノピノ) 子ども時代のときめきを、もう一度味わえることですかね。あんなに一冊のマンガ雑誌に夢中になって、広告ページまで覚えるくらい読み込んだ経験ってほかになかったし、鮮烈な印象として心に残っていて。

- グッズを集めたり、同じようなファンと交流することで、当時の思い出がよみがえるんですね。

ピノピノ) そうですね。基本的に「懐古厨」なんだと思います(笑)。あとはやっぱり、同年代の人たちと盛り上がれるのは楽しいですね。

- 確かに! グッズを日常で使っていたら「私もこのマンガ好きだった!」って、会話が生まれそうですね。

ピノピノ) 子どもの頃も、クラスのりぼんを読んでいる友達と話すのは楽しかったし、今も同じような体験ができて幸せです。 特に「小さいころ読んでた」っていう人は、大人になってからグッズを見ても懐かしさも相まってすごく楽しめると思うので、ぜひグッズを通じて、再び「りぼん」の世界に浸ってみてほしいなと思います。

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