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ファンレター

推しにファンレターを書きたくなったら。知っておきたいファンレターの書き方とマナー

こんにちは。文具好き、マンガ好き、資格取得マニアというコレクター気質満載のフリーライター、みのうかなこです。

みなさんは、推しにファンレターを送ったことがありますか?
ファンレターは、推しへ想いを伝える方法のひとつ。とはいえ、これまでファンレターを送ったことがない人にとっては、なんとなくハードルが高いように感じるかもしれません。メールやSNSでのコミュニケーションが中心となっている今、ファンレターを手書きするという行為そのものが貴重であり、熱い想いがあるからこそできることなのではないかと感じます。推しにファンレターを何度も出している私が、初めてのファンレターを書きたい人に向けて、そのマナーと書き方についてお伝えします。

ファンレターを書いてみよう

ファンレター

推し活を行うなかで、「推しに気持ちを伝えたい」「この尊さに感謝したい!」と感じるタイミングってありますよね。推し活仲間と分かち合うのもいいけれど、その気持ちをぎゅっと詰め込んで、推し本人に届くファンレターを出してみてはいかがでしょうか。

私が初めてファンレターを書いたのは、もう何十年も前のこと。ある漫画家さんに送ったもので、作品への感謝をつづった内容だったことを覚えています。書籍の場合、本の最後の方にある後付けなどに、ファンレターの宛先が書いてあることも多く、送り先がわかりやすいため、気楽な気持ちで送っていました。

これはあくまで一例で、推しのジャンルによって宛先が異なりますし、送り先を探すところから始める方もいらっしゃるかもしれません。例えば、アイドルや宝塚、2.5次元推しの方は指定された事務所宛てに送るか、ライブ会場や劇場にあるプレゼントボックスに投函。アニメなら制作会社か、原作があれば、その漫画家さんや出版社宛てにファンレターを送ることになるでしょう。

どんな宛先に送るにしろ、ファンレターはいつでも想いを伝えられるのがいいところ。行きたかったライブに落選しても、ファンレターは送れます。2次元にしか存在しない推しであっても、ファンレターなら、気持ちが届くような気がするのです。

そして、手書きにすることもファンレターならではの魅力かもしれません。メールやSNSでのやりとりが増えた今、手紙を書く機会が減っています。いざペンを取って推しを想いながら手紙を書き始めると、目の前に相手がいるような緊張感があります。自分が書いた手紙を、推しが読んでくれるかもしれないというイメージは、それがたとえ妄想でも、ドキドキマックスです。推しがこの気持ちを知ってくれるだけでいい……そんな想いで、ファンレターを書きつづるのです。もちろん、ファンレターを書く回数にも制限はなく、好きなときに、好きなタイミングで送ってかまいません。

アイドルオタのひとりである知人は、ライブに行くたびに自担へのファンレターを持参し、会場受付で渡しています。推しのジャンルによって、ファンレターの送り先やルールが変わることもありますが、基本のマナーはどこも同じです。まずは、ファンレターの書き方とマナーを確認してみましょう。

初めてでも大丈夫!ファンレターの書き方

ファンレター

ファンレターの書き方といっても、実際のところ、特別な決まりはありません。とはいえ、初めてのファンレターは不安もありますよね。実際に私が意識しているポイントと、私なりのファンレターの書き方をまとめました。

ファンレターの書き出しはどうする?

ファンレターといっても、一般的な手紙の書き出しと同じでかまいません。宛名から始まり、簡単な季節のあいさつを書いてもOK。相手にもよりますが、「拝啓」のような硬い書き方をする必要はありません。
続けて、簡単な自己紹介を。推しだって、どんな人からのファンレターなのか気になるはずですから。初めてのファンレターなら、ファンになったきっかけを書くのもいいですね。ただし、長すぎる自己紹介はNG。自分語りにならないように注意しましょう。

ファンレターの内容

ファンレターは、推しへの愛や感謝をつづるためのもの。どんな内容だってかまいません。といっても、きちんと節度を持った内容にすることが大切です。ファンとして、推しに不快感を与えてしまうような内容にはしたくないですよね。
推しに対する自分の想いをたっぷり書きつづるのもよいですが、「〇〇のシーンが良かった」「雑誌に掲載されたインタビューや写真がすてきだった」など、具体的な活動を示しながら応援メッセージを書くのもおすすめです。また、手紙の結びは「応援しています」「〇〇を楽しみにしています」など、ポジティブな言葉で締めくくり、次のファンレターも気持ちよく送れるように心がけるといいですね。

ファンレター困った時はこんなことを書く!例文集

私の場合は、ファンレターを送る相手は、基本、漫画家さんです。それぞれのジャンルに合わせて、各内容が変わりますが、おおまかな流れとして困ったときに参考にしていただきたい例文をまとめました。

<宛名>

〇〇(相手のフルネーム)さま

<最初のあいさつ>

  • はじめまして。××県在住の××(自分の名前)です。
  • はじめまして。◇年に掲載された作品(ドラマ、ライブ)を見てから大ファンになりました! ××(自分の名前)です。
  • いつも●●での連載を楽しみに過ごしています。(●●のドラマ(ライブ)が大好きです。)など

<本文>

例1) ただただ、推しへの感謝を伝えたい
〇〇さんの作品の中でも、一番好きな作品が△△です。なかでも◎◎のキャラクターが大好きで、登場シーンは何度も読み返しています。◎◎に出会ってから、前向きな自分に変わりました。落ち込んだ時には□□のシーンにあったセリフを思い出して、元気をもらったり勇気をもらったりして、明日もがんばろうと思えます。(など、推しがいることで元気になったことや、うれしかったことを日常の視点で書く)

大好きな◎◎と、彼を生み出してくれた先生にとっても感謝しています。本当にありがとうございます!

例2)漫画を原作とした映画化が決まった喜びを伝えたい
△△(作品名)が映画化されると知って、喜びのあまり初めてのファンレターを書いています。待ち望んでいた映画化! 大画面で◎◎キャラと会えるなんて、今からドキドキしています。雑誌でも特集されていましたね。(このように、雑誌で特集されていたことや、SNSでアップされた情報などをからめながら、うれしかったことや自分なりの発見、好きなシーンなどについて書く)
◎◎の登場シーンが映画でも使われているといいなぁなんて考えながら、ドキドキしながら待っています。映画の公開が、本当に楽しみです!!

<結び>

  • これから暑く(寒く)なりますが、お元気にお過ごしください。これからも応援しています。
  • また、サイン会(ライブ、舞台など)でお会いできることを楽しみにしています!ご自愛ください。
  • ますますお忙しい日々を送られると思いますが、どうぞご自愛ください。いつまでも応援しています!
  • これからも、ずっとずっと応援しています! 〇〇さんがずっと笑顔で過ごせますように。
  • これからも、陰ながら応援を続けます。ますますのご活躍となりますように。

<文末>

〇年〇月〇日(書いた日)  ××××(自分の名前)

宛名に誤りがないようにすること

上記の文はあくまで一例です。本文を書き終わったら、送り先をしっかり確認しながら封筒に宛先と宛名を記載します。一般的な手紙同様に、ファンレターを郵送する際にも、宛先や宛名が間違っていると相手には届きません。本文もそうですが、送り先の名前や住所などに漢字の誤りがないように注意してくださいね。グループの場合には、推しの名前をしっかり書くこと。

また、ファンレターの宛先が複数ある場合もあるので、事前のチェックが必要です。特に、アイドル系、舞台系は、事務所宛てやFC宛て、出演中の会場楽屋口、プレゼントボックスなど、複数の宛先が用意されています。ファンレターを送るタイミングによって変わる場合もありますので、その都度、どの宛先に送れば最善なのかをしっかり調べましょう。

これってどうなの?ファンレターのマナー

ファンレターに限らず、良かれと思ってやったことが、推し活においてマナー違反になっていることがあります。せっかくのファンレターで推しに迷惑のかかるようなことは避けたいもの。思いを伝えると同時に、最低限のマナーを意識しましょう。以下、気になるマナーをQ&A形式でまとめてみました。

 

Q: もしも…!を期待して、ファンレターの中に電話番号やLINEのIDを書いてもいい?

A: ×NG 忙しい推しに返事を強要するようなお願いは控えて!

推しが自分のファンレターを読んでくれることを考えると、それだけでハッピーな気分になるものです。まれに、出したファンレターに返事が来るケースもあるようですが、それは奇跡と考えること。

また、自分の電話番号やLINEのIDといった個人情報を書くのは、基本NGです。そうした情報が書かれていると推しに届く前に事務所側で弾かれてしまうこともあります。また、今後予定しているライブ参戦時の座席番号を書き、ファンサしてほしいといったお願い文を書くのも好ましくありません。

ファンレターは、あくまでも、見返りを期待しない「推しへの無条件の愛」で成り立つもの。「推しを応援する気持ちが伝わればよい」というスタンスが大切です。

 

Q: 住所を知られたくないけど、ファンレターに住所まで書かなくてもいい?

A: ×NG 郵送時には、自分の名前と住所は書いておこう

ファンレターを郵送する場合、自分の住所を書くかどうかが気になる方もいらっしゃるかもしれません。住所を詳しく知られたくない、恥ずかしいといった思いがあるかもしれませんが、郵送の場合は、万が一、戻ってきたときのことを考えて自分の住所と名前を封筒に書いておきましょう。会場でファンボックスに入れる場合は、名前のみでもかまいません。ただし、あくまでも郵送時のルールとしては、住所まで記載するのが基本マナーです。逆に、手紙の本文に住所を記載して、遊びに来るように促すような文章はご法度です。

 

Q: 書きたいことが多すぎて、便せん10枚以上になっちゃった! こんなに多くても大丈夫?

A: △手紙の量はほどほどに。目安は、便せん2~3枚程度

推しへの愛を書き始めると、ついつい長くなってしまいますが、長い手紙になると読むだけでも時間がかかりますよね。推しに負担をかけないよう、長くても便箋2~3枚程度がいいでしょう。1枚だけにギュッと想いを詰め込むなら、白紙の便箋をもう1枚入れておくとスマートです。ファンレターを書くレターセットは、できれば封筒と便箋のデザインはそろえておくとよいですね。せっかくなら推しカラーを選んでみてはいかがでしょうか?

推し色でファンレターを書きたい

 

Q: 友達への手紙みたいに、気楽な感じにしたい。タメ口やシールでのデコ盛りってOK?

A: △やりすぎには注意! フランクすぎ、デコりすぎにならないようにすること

ファンレターの文章が、フランクすぎるのも考えものです。推しへのスタンスにもよりますが、友達気分でくだけた言葉を使いすぎたり、逆にあえて難しい漢字を使いすぎたりしてしまうと、読みにくい手紙になってしまいます。適度な敬語で、丁寧な字を心がけ、読みやすいファンレターにしましょう。

また、カラーペンを使ったり、シールやマスキングテープなどでデコったりする場合、本文が読みにくくならない程度に抑えるのがポイント。デコった部分だけが強調されて、ファンレターで伝えたかったことがわかりにくくなるのは残念です。また、重みで切手の料金が増えることもあり、場合によっては、料金不足で送り先に迷惑をかけてしまうかもしれません。かわいく飾るのはOKですが、やりすぎには十分注意しておきましょう。

ファンレター

Q: 「あの事さえなければ……。」気になる不満や批判を推しにも言いたい!

A: ×NG ファンレターにネガティブなことは書かない

何度もお伝えしていますが、「ファンレターは、推しを応援する気持ちをつづるもの」です。応援の気持ちが前提であり、ライブチケットに落選した、〇〇の展開は残念だった、など、相手を批判するようなネガティブな内容は避けたいところ。愛を語るうえで、否定的な言葉は不要ですよ。

ファンレターを送る前に。基本マナーを最終チェック!

ファンレターは推しへの気持ちを伝えるものですが、事務所や出版社などを通して届ける以上、最低限の社会的なお手紙のマナーを知っておくことも大切です。送る前に、以下の点を最終チェックしておきましょう。

  • 相手の名前や住所、自分の住所等に書き間違いや漢字ミスなどがなく、正しく書いているか
  • 宛名や住所は黒や青のボールペンやサインペンなどで、はっきりわかりやすく書いているか
  • 便せんは二つ折り、もしくは四つ折りで封筒に入れ、中身が取り出しやすく読みやすい形になっているか
  • 封筒はしっかりのり付けしているか(※マステを使って封をする場合も、しっかりのり付けをした後にマステを貼ること)
  • 適切な料金の切手を貼っているか

封筒に記載する宛名や住所をカラフルにデコってしまうと、読みづらく、配達してくれる人に手間をかけてしまいます。また、マスキングテープのみで封をしてしまうと、途中ではがれて封筒が開いてしまったり、場合によっては中身が飛び出したりしてしまう可能性もあるでしょう。もちろん、切手料金のミスはあってはならないこと。相手への配慮を心がけ、マナーを守ってファンレターを送りたいですね。

ファンレターは、推しへの応援レター

ファンレターは、推しへの思いを伝える手段の一つです。丁寧にファンレターを手書きする時間そのものが、推しへ気持ちを再確認し、深められるものではないかと感じます。ドキドキしながら何を書くか迷ったり、送り先を調べたりすること自体が、推し活の醍醐味ともいえるのではないでしょうか。ファンレターに正解はありませんが、基本的なルールを守りつつ、あとは、愛を込めてポストに投函すればOKです。推しへの応援の気持ちを詰め込んで、ファンレターを書いてみませんか?

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