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西アフリカの内陸国ニジェールで
新しい村づくりを写真展とともに始めたい!

集まったメリーポイント
16,570,500merry
1st GOAL 10,500,000merry(7,000口)
NEXT STAGE 10,500,000merry~∞
支援口数
11,047
締め切り

(2023年3月31日まで)

お礼のごあいさつ

bona.inc代表
となり主宰
奥 祐斉

【ファンディング達成】NEXT STAGE最終終了を迎えて
このメリーファンディングによって、全国のみなさんからの応援を強く感じました。これでニジェールの村人たちに堂々と再会し、最後の写真展を開催することができます。 本当にありがとうございました。
ニジェールにみなさんの気持ちを必ず届けさせていただきます。これからもあたたかく見守っていただけると幸いです。

1st GOAL達成のお礼
みなさま、多大な応援を本当にありがとうございます。bona. inc 代表の奥 祐斉です。
応援いただいたメリーポイントで、先ずはニジェールに向かいます。村人たちと再び、向き合うことができます。 「また来るね」と約束をして、そこから約一年。
「ここは祐斉の家だからいつでも戻ってきなさい」 と言ってもらっていたので、彼らと再会することが楽しみでしょうがないです。
この一年、それぞれあったことなどを共有しながら、写真展を開催し、みんなの写真を見せたらどんな反応をするのだろうと今から想いを馳せています。 遠く離れた砂漠がほとんどの大きな国で、露出度も少ない国のプロジェクトに手を差し伸べてくださることの豊かさを感じています。 そして、これを一方的にではない形で必ずみなさまにも情報としてご報告させていただきます。 応援の先が見える活動をこれからも続けていきます!
期日までまだまだみなさまからの応援を募集させてもらうことにしました!どうか最後まで応援をよろしくお願いします!
Nagode Sosai!(現地の言葉・ハウサ語で、ありがとうございます)


  • ※2023年3月30日時点のデータです。
  • ※ポイント総数、支援口数の反映には時間がかかります。

達成後のお話

ついにファンディングが達成!

こんにちは、フェリシモメリー事務局です。
みなさまの応援のおかげで、発起人である奥さんの夢、西アフリカの内陸国『ニジェールで写真展を開催する』ことができました。

アフリカ西部にある内陸国ニジェールは、国土の多くをサハラ砂漠に覆われた世界で最も暑い国のひとつです。近年のマリ、リビア、ナイジェリアといった周辺国の急激な情勢不安によってニジェール国内にもさまざまな変化が広がり、人々の平穏な生活も脅かされる事態が起こっています。
そんなニジェールで新しい村づくりを写真展とともに始めたい!という発起人の奥さんの熱い想いのもと、みなさまからたくさんの応援メリーが集まりました。
政情不安による危険から開催が危ぶまれる中、2日間限りではありましたが、このたび無事に写真展を開催することができました。
そんな開催当日の様子について、奥さんから届いたレポートや、これからの活動についてご紹介します。

6月4日、5日の二日間限定で、開催できました

▲村に集う老若男女みんなで楽しみました!

▲ネクストステージ達成により購入した小型プロジェクターで
日本での展示の様子を上映しました!

「こうやって日本で写真を掲示してきたんだ」という説明と、鏡が少ないので、ふだん自分の顔を見ることが圧倒的に少ない彼らに写真を見せたくて、どうしてもやりたかった村での写真展。
6月から雨季(農期)に入ったこともあり、村人総出で農作業のために畑へ出かけていなくなってしまうので、現地に到着してから、彼らの休みの様子と天候に考慮して、2023年6月4日と5日に、2日限定で開催しました。最終的に、村人の100人ぐらいがうわさを聞きつけて、村の写真展会場へ押し寄せました。老若男女関わらず5歳の子どもから80代近い老人まで歩いてやって来て、自分たちの顔を指差しながら、笑い、話し込み、“新たな何かが生まれそう”なポジティブな気配を感じました。
正直に言うと、今回のメリーファンディングで資金を集めさせていただけることになったときに「この企画は、僕のエゴとなっているのではないか」と不安に思う自分がいたのも事実です。しかし、いざ写真展をやってみると、自分が想像した以上に喜んでもらうことができました。展示が終わるとすべての写真を村人全員が大切そうに持ち帰りました。

▲和紙にプリントした写真はそれぞれ住人にプレゼントしました。

近い将来、村に平和が必ず訪れることを信じて!

株式会社bona代表 奥 祐斉
今は、近隣諸国の政治的な情勢不安に加えて、人口の爆発的な増加、資源の採掘がはじまったことなどが相まって少し治安が悪くなってきてしまっています。ですが、近い将来、平和な村になることを信じています。みなさんから応援していただいて開催できたことに意義があると思える日がくるのかなと思っています。
この写真展が村人たちにとって、特別な何かを生み出す2日間になったことを心から祈って、応援していただいたすべてのみなさまへ心からの感謝を申し上げます。
そして最後に、この村人の子どもが書いてくれた文字を使ったデザインのクラフトコーラ「AFRICA COLA」もこのタイミングで販売を開始することができました。
村やアフリカに、私たちを通じて、これからもつながってくださる方はぜひ購入して、引き続きの応援をしてくださるとうれしいです。これからも活動は続いていくので、応援をよろしくお願い申し上げます。

村づくりは無期限休止にいつか平和が訪れた時にあらためて挑戦します

写真展が開催された後、奥さんからフェリシモメリー事務局と編集部宛にこんな報告が届きました。

「ニジェールでの村づくりは、負の資本主義的ヒエラルキーから脱却し、200の村が力を合わせて昔ながらのコミュニティーを取り戻す手段です。その最後の賭けが土地の買い戻しでしたが、それをあきらめることになりました。
ニジェールでは今、自分が生き残るために他者を振り落とす、生き残りをかけた椅子取りゲームが始まりつつあります。裏切りや略奪、強奪が次から次へと起こり、子どもたちが小さな犯罪から武器を手にしています。この1年ちょっとの間で、6つの裁判も行われました。
今回の挑戦に賛同し、応援してくださったみなさん、本当に申し訳ありません。そして心よりありがとうございました。今はあきらめますが、奇跡が起きてこの国に平穏な世の中が訪れた場合にはあらためて立ち向かいます。なので、僕の中では無期限休止です。」

村づくりという夢の実現にはさまざまな困難がありますが、ニジェールの人々と日本の人々をつなぐアクションとして、写真展が開催できたことは大きな一歩。これをひとつのきっかけに、理想の村づくりへの挑戦はこれからも続いていきます。

クラフトコーラによる新しい応援のカタチも動き始めました

数年前から日本でブームになっているクラフトコーラ。西アフリカ原産の“コーラナッツ”はコーラの由来となったもので、今回のクラフトコーラには欠かせない主原料。ニジェールでは嗜好品として、(宗教の)伝統行事などに用いられていたんだとか。奥さんたちは、次なる応援として、このコーラナッツを輸入してクラフトコーラを生産し、売上げの一部を寄付することで今後ニジェールへの応援につなげていくという新しい試みもスタートされたそうです。将来的にニジェールでコーラナッツの栽培が可能になれば、村人にも現金収入が入る仕組みを作ることができます。
「来年は、新たにひとつのプロジェクトを立ち上げる予定です。クラフトコーラの生産販売をはじめ、今後もさまざまな活動を行いながら、村づくりへのチャレンジを続けていきます」と語る奥さん。ひとりではかなえることが困難なことでも、みなさまの賛同が集まれば未来のカタチができあがるはず。応援を必要としている誰かの夢を、みんなで一緒にかなえるメリーファンディングの取り組みに、これからも応援よろしくお願いいたします。

▲AFRICA COLAはコーラナッツとアフリカで
生まれ育ったスパイスが香るユニークなコーラ。

奥さんの新しいチャレンジの詳しい情報はサイトに。

AFRICA COLA
公式サイトへ

プロジェクトオーナー

bona.inc代表/となり主宰
奥 祐斉

ニジェールに新しい村をみんなで作るために、
現地での写真展開催を応援していただけませんか?


《世界最貧国》と言われる西アフリカのニジェールに、縁あって新たに村(コミュニティ)を作るプロジェクトを始めました。一方的な支援ではなく、恩やご緑を循環させながら村づくりを支援するために、仲間を募る写真展を日本で開催してきました。
次はその応援を現地につなぐプロセスです。どうかこの支援の輪に参加し、仲間になっていただけませんか。応援よろしくお願いします。

bona.inc代表/となり主宰 奥 祐斉

コミュニティビルダーであり106の国と地域を回った旅人。かつて暮らしたアフリカで心が救われた経験から、日本にアフリカの多様でおおらかな価値観を輸入すべく活動している。世代を超えた「となり」を主宰し、対話にこだわった企画を同時多発的に開催し続けている。
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プロジェクトに至った想い

青年海外協力隊でアフリカに赴任
出会った恩人からのメールでニジェールへ

大学生のころからバックパッカーで、新卒で青年海外協力隊員になりました。派遣されたのがアフリカのべナン。そこで出会ったのが同じ西アフリカのニジェールに住みながら、JICAの調整員として隊員をサポートしていた三木夏樹さんでした。ベナン滞在中も日本に帰国後も親身になって相談に乗ってくれた恩人みたいな存在です。

三木さんと現地の住民

▲ 三木さんと現地NGO法人の代表オマルさん

そんな三木さんから、新しい村を作るから手伝ってほしいとメールが届いたのは、2020年12月のことでした。1人でニジェールに行き、小さな村に13年間住み続けている三木さんは、現地でNGOを立ち上げて地域活動に取り組んでいます。最初は2人だけの組織でしたが、今は村のメンバーが25~35人程度いて、活動する村も200まで広がりました。彼らと話をするなかで、新しい村を作るアイデアが出てきたそうです。

三木さんと現地の住民

村を作るために土地を購入し、200の村から移住する25~35家族の家を作り、井戸を掘り、学び舎、伝統医療が復活する林を作りたい。その費用の調達の仕方を教えてほしいというのが三木さんからの相談でした。

国際的な連盟を目的とする団体などによるサポートを活用して資金協力を得る方法もありますが、それだとどうしても制約のある支援となることが多いそうです。過去にそういう支援を経験した村の人たちも、そのやり方は避けたいと言っている。では、どうするか。村づくりに共感してくれる人を集め、クラウドファンディングで応援してもらおう。そう決まったものの、日本ではニジェールという国自体が知られていません。私もニジェールには行ったことがない。まずはニジェールを知ることから始めようと、三木さんが暮らす小さな村を訪ねたのが2021年の年末でした。

現地の住民

そこで村づくりを始める約40人いるNGOメンバーに会い、彼らの思いをじっくり聞きました。インターネットもスマホもない環境ですが、彼らには伝統的な哲学や教えがあります。それは日本に暮らす私たちにも共感できることでした。ゴザに座ってアタイというお茶を飲みながら話し合いを続け、新しい村づくりが動き始めました。

現地の住民
現地の住民


なぜ新しい村が必要なのか
会って話して伝えたくて写真展を企画

ニジェールは国土の多くがサハラ砂漠に覆われていて、収穫できる農作物はわずか。一年を通して食料が不足し、内陸国であることから交通の便が悪く、モノもヒトも入ってきません。健康、教育、所得の側面から国の豊かさを測る国際連合開発計画における人間開発指数は世界189カ国中189位で、世界の最貧国のひとつに数えられます。さらに最近では、自給自足や物々交換が基本だったニジェールの暮らしに急速に「貨幣経済」が流れ込んでしまいました。過激なイスラム原理的な思想も広まってしまったと言います。
ゆっくりと段階的に経済が成長したのではありません。突如村の中にも「お金」というものが出現したことにより、お金や権力にまつわる争いや暴力が横行し、誠実に生きようとする人の生活が危険にさらされる事態が起きているのです。

▲ もともとは農作物を育てながら、みんなで助け合って平和に暮らしていました。

もうここでは暮らせない。そう感じたニジェールの人たちが目指したのが新しい村を自分たちで作ることです。貨幣価値に翻弄されることなく、昔のようにみんなで助け合って生きる村が必要なんだ。村で暮らす人々の様子やその思いを聞いてきた私も同じ気持ちになりました。ただ、それをインターネットで発信しても思いは伝わりにくい。ニジェールがどんな国なのか、そこで今何が起きているのか、なぜ新しい村を作ろうとしているのか。それを直接伝えて仲間になってほしくて(同じような気持ちになってほしくて)、私が現地の村で撮ってきた写真を見てもらう写真展の開催を思い立ちました。

写真展のタイトルは「SANU SANU」。「やあやあ」という現地のあいさつで、「ゆっくり行こう」という意味もあります。2022年4月にスタートし、全国15カ所を巡りました。土地を買って家や学校を作る費用集めのため、ほかにもクラウドファンディングにチャレンジしています。

▲ 日本での写真展の様子。

そこで、今回のメリーファンディングでは、現地の村に帰って写真展をそこで開催するための応援をお願いしたいと考えています。日本での展示が終わった後、作品をニジェールに運んで写真展のゴールにするとともに、村づくりの始まりにしたいのです。

仲よく助け合って暮らせる村を
自分たちで作るモデルケースに

外側から押し寄せてきた貨幣文化による急激な思想・暮らしなどの変化が、土地に根ざした生活を営むニジェールの人を苦しめています。お金のために臓器売買や人身売買が行われ、お金が人の命より価値あるものになっています。

形は違えど日本でも同じ状況に陥っている人はいますよね。高いローンを払うために働く、過労死するほど仕事をする、多かれ少なかれ同じようなことだと私は思います。お金を持つことが本当の豊かさなのでしょうか。村の人たちが大事にしたかった暮らしは、日本人にも共感できるものだと思います。

そんな思いを込めながら、写真展ではたくさんの方と会ってお話をさせてもらってきました。「便利なものを身につけると、それが手放せなくなるよ」と言われたり、「日本の人たちは何を大切にしているのか?」と聞かれたり。長老からの「私たちはどこから来たのか、どこにいるのか、どこに向かうのか。この3つは全部1本の道につながっている。それを見失ってはいけない」という言葉は特に心に残っています。

彼らが大事なものを守るために作ろうとしている新しい村は、ひとつのモデルケースになるはずです。土地に根ざし、共助の精神を大切にする“自治の村”がうまく機能すれば、後に続く動きも出てくるでしょう。みんなが待つ村で写真展を開いて、その始まりを後押ししたい。そんな思いで今、写真とともに全国を巡回しています。実は彼らは自分の写真を見たことがないんです。「こんな顔をしているんだよ」と楽しんでもらいながら、日本での写真展の様子や日本の人たちが協力してくれたことを伝えて、これからの村づくりについて考える場にしたいと思っています。ぜひメリーファンディングを通じての応援をお願いします!

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達成時のイメージ

目標メリーポイント
10,500,000merry
(7,000 口)

新しく村づくりをしようとする人々を応援!
ニジェールで写真展をみんなで開催したい!

NEXT STAGE!もっと応援する
10,500,000merry ~∞

写真展をさらにアップグレードできるように

・写真を和紙にプリントする
・写真展で使用する小型プロジェクターを購入する

などに使わせていただきますので、引き続き応援をお願いします!

「〈Before〉急速に社会が変化したことで、穏やかな暮らしが危険にさらされている。

〈After〉写真展を通じてみんなで結束!自分たちの村づくりのスタートを切ります!

いま生まれようとしている、小さな村のために。

急激な貨幣経済への変化によって生きづらさを感じている村人が手を取り合い、 再スタートを切るための手助けを、この写真展を通して行いたいと思っています。

みなさまもどうかこの夢をサポートしていただけないでしょうか。応援をよろしくお願いいたします!

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