福岡の鞄作家と作った 職人本革のフォートバッグ〈ウッドブラウン〉[本革 鞄:日本製]
お申し込み番号:Z42197
1個 ¥34,500 ( +10% ¥37,950 )
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あの人気鞄が、ブラウンで全く違う印象に!
今回ご紹介するのは「フォートバッグ」。プランナー山猫が個人的にすごく思い入れのあるあのバッグが、大変身を遂げました。色選びにものすごく時間をかけた、熱い物語をお届けします! フォートバッグの前身は、大人気を博したブラックカラーの「スヴニールバッグ」。もともとは鞄作家の岡さんが自分のために、図面も引かずにパパっと作った私物の鞄でした。その鞄に山猫が一目惚れしてしまい、個人的にオーダーして作ってもらったものを愛用していたところ、まわりから「私も欲しい!!」という声が続出。そんなに欲しい人がたくさんいるなら…と商品化に踏み切ったという逸話を持つアイテムです。
シンプルなデザインに革の美しさが際立つ、名品スヴニールバッグ。山猫はプライベートでかれこれ6年ほど愛用しています。
ブラックのスヴニールバッグが大ヒットしたので、「次はよりナチュラルな装いにしっくり溶け込むブラウンを」と山猫が企画を開始。大阪の革屋さんが提案してくれたブラウンの本革を使い、試作品をオーダーしました。上がってきた試作品は予想通りの仕上がりで、社内での評判も上々。うんうん、鞄らしいのができた、これでいこう!とOKを出しました。
そして一年後、いよいよ発売に向けた商品プロモーションを考えようというタイミングで、日本職人プロジェクトメンバーのNISHIYANが「山猫さん、このブラウンって、こちらからお願いした色ですか? このバッグなら、もうちょっと大人っぽいブラウンに挑戦してみてもいいと思うんです。なんせ僕、ブラウンが好きなので、、、」と言い出しました。
NISHIYANは古今東西のいいものを良く知っていて、中でも色選びに定評のあるプロジェクトメンバー。NISHIYANのアドバイスに耳を傾けると、たしかに試作品のブラウンも良い色なのですが、このバッグの質実剛健な雰囲気に合わせるには少し明るく、バッグ本来の魅力を100%は発揮できていないような……。なるほど、NISHIYANの違和感にも納得でした。
自分の「好き」にまっすぐなNISHIYAN(真ん中奥)の熱いこだわりで、ブラウンの色味を再検討することに。写真は、仕上がってきた新ブラウンバッグのお披露目ミーティングの様子。
そこで、同じく日本職人プロジェクトメンバーのMOEとともに、色変更を検討。革見本台帳をかたっぱしからめくり、ああでもない、こうでもない……と悩みます(牛革だけでは飽き足らず、馬革の見本帳までチェックしました)。
そしてようやく選んだ渾身の一色を、福岡の岡さんに送りました。「岡さん、申し訳ない!もういっちょ、高見を目指させてください」とお願いしてできたのが、この深いウッドブラウンをまとったバッグでした。
落ち着いたシックな色合いは、しっかりと厚みのある革によく似合い、なんとも言えず大人っぽく味のあるただずまい。初代ブラックの単なる色違いではなく、ひとつのアイテムとして存在感を放っています。だから思い切って名前も「強い・丈夫な」という意味のフランス語を使い「フォートバッグ」と名付け、独立した新アイテムとして展開することにしました。