言いたいことは頭にあるのに……

ティップス

言語化するのが苦手です。
自分の考えをうまく言葉にするには?

会話のなかで「もっとこんなふうに話せたらよかったな」と思うことはありませんか?

社会人になるとさまざまな立場の人と関わることが増えて、自分の気持ちを伝える機会が多くなると思います。

伝えたいことはあるのに、いざ人と話すとうまく言語化できなくて、帰ってひとり反省会をするなんてことも。

この記事では「うまく言語化ができない」と悩んでいる人へ、自分の気持ちを言葉にするためのヒントをお届けします。

言語化するのが苦手です

自分の気持ちを言葉にすることって、むずかしいですよね。

わたしは、友達や職場の人との会話のなかで「こういうことを伝えたかったのに、うまく話せなかったなぁ」と思うことがありました。

特に、大人数での会話になると緊張して考えていたことを忘れてしまったり、言葉がつまってしまったり……言語化が上手な人をうらやましく感じたり、伝えたいことをうまく言葉にできない自分自身にもどかしさを感じることもありました。

もはや、伝えない方がらくなのかもしれない。それでも、自分の気持ちをなかったことにはしたくない。

そんなふうに悩んでいる人も、多いのではないでしょうか。

「苦手だから」という理由で、言葉にするのを諦めてしまうのはもったいないかもしれません。

言語化するのが
苦手な人の特徴

言語化が苦手なことは、必ずしも悪いことではありません。苦手だと感じている人には、どんな特徴があるのか考えてみましょう。

自分の言葉に責任を持っている

相手に言われた言葉にもやもやしたり、自分の伝え方によって誤解が生まれてしまった経験から、言葉選びに慎重になっている人もいるのではないでしょうか。

一度発した言葉は、あとから取り消すことができないもの。

言葉の重みをわかっているぶん「迷うなら言わないほうがいいかな」と、伝えることに少し後ろ向きになってしまっているのかもしれません。

やさしすぎて伝えられない

相手の表情や反応、話している人の空気感など、無意識のうちに強く感じ取ってしまうことはありませんか。

「こう伝えたら相手はどう思うかな……」と想像したり、相手の立場に立って考えているからこそ、言葉にすることに躊躇してしまうのかもしれません。

相手を思いやるやさしさがあるからこそ、自分の気持ちを後回しにしてしまうのではないでしょうか。

感じ取る力が豊か

例えば、旅行先で広大な自然を目にしたとき。

素晴らしい景色を見て、伝えたいことはたくさんあるはずなのに、なぜか言葉が出てこない。

もしかすると、たくさんのことを感じ取っていて何から伝えたらいいのかわからないのかもしれません。

感じ取る力が豊かなこと自体、素敵な魅力なのではないでしょうか。

言葉にならないその感覚も大切にしてみてくださいね。

自分の考えを
うまく言葉にするには?

言語化が苦手な人は、感じたことを丁寧に言葉にしようとしている人です。自分の気持ちを言葉にするために、今日からできそうなヒントを3つご紹介します。

気持ち日記をつけてみる

自分の気持ちを日記に残してみるのはどうでしょうか。

「今日こういうことがあって、こんな気持ちになった」と日々感じたことを書いてみましょう。

きれいな文章じゃなくても、大丈夫です。

頭のなかだけで考えていると、どうしてもまとまりにくいもの。

まずは、自分の気持ちを外に出してみることが大切です。

いきなり誰かに伝えるのはむずかしいですが、自分しか見られない日記なら気らくにはじめることができそう。

無理のない範囲で続けていくうちに、言葉にすることへのハードルも少しずつ下がっていくと思います。

誰かの言葉を借りてみる

「自分の言葉で話さなきゃ」と思うと、むずかしく感じてしまうかもしれません。

そんなときは、本や記事、SNSなどで自分がしっくりくる言葉を探してみてください。

「この表現わかる」「自分の考えに近いかも」と感じる言葉は、きっと今の気持ちに重なっているものです。

誰かの言葉を借りることで「言葉の引き出し」が少しずつ増えていきます。

言語化はゼロからつくるだけではなく、自分に合うものを選び取っていくことも大切です。

そうして集めた言葉が、少しずつ自分の言葉としてなじんでいくはずです。

無理にうまく言おうとしない

「うまく伝えたい」と思うほど、言語化することに不安を感じてしまうものです。

最初から完璧に言おうとしなくても大丈夫。うまく言えなくてもいい。

たどたどしい言い方になってもいい。言葉にしていくうちに、自分なりの伝え方が見えてくることがあります。

大切なのは「伝えたい」というまっすぐな気持ちなのではないでしょうか。

編集部のまとめ

最初から言語化するのが得意な人ばかりではありません。

まずは、今の気持ちを言葉にするところからはじめてみませんか。

たとえ言葉につまったとしても、気持ちがあればきっと伝わるはず。

まっすぐな気持ちが、相手の心に届きますように。

STAFF
text:mayuko
illustration:ハヤカワオト