考えれば考えるほどわからない

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「好き」ってなんだっけ?
これが恋なのか知りたい

大人になってから「好き」が分からなくなった……。

学生までは純粋に人を好きになれていたのに、なんだか最近「好き」が何か分からない……。

そんな社会人も多いのでは無いでしょうか。

社会人になると、結婚や育児、お金のことなど現実的なことも目に入ってきてしまい、学生時代のように純粋に恋愛を捉えられなくなりがちですよね。

今回は、そんな「好き」の気持ちがなんだか分からなくなってきた方に向けて、自分の中の「好き」が何なのか自分に問い掛けたいヒントをいくつかご紹介します。

「好き」ってなんだっけ?

仕事に追われる毎日で、恋愛から離れている期間が長くなってしまった……。

そんなとき久しぶりに人のことを「いいな」と思っても、「好き」とは違うかも……と悩んでしまいますよね。

逆に、さまざまな恋愛を経験しすぎて、どんな気持ちが「好き」が分からなくなってきた……なんて人も?

無理に恋人を作ろうとして「好きってこんな感じだったけ?」と思ったりすることもあるかもしれません。

社会人になると結婚や子育てなど現実的なことも考えるようになり、純粋な「好き」以外にも考えるポイントが増えているはずです。

考えれば考えるほど、「好き」ってなんだっけ?とモヤモヤしてしまうと思います。

「前みたいに純粋に恋愛できるのかな?」
「この気持ちって、「好き」じゃなくてあこがれかも」
「結婚を考えるとこの人でいいのかな……」

など、シンプルな気持ちだけではいかないのが大人の恋愛かも。

今までの恋はどんな感じだった?

自分の中の「好き」が分からなくなったとき。

今までの恋を思い出してみると少しヒントが見えてきます。

「好き」の気持ちも人それぞれ。

自分にとって人を「好き」になるということがどんなことだったのか、共通点を探してみると自分の中の「好き」が分かってくるかも。

わたしは「好き」がよく分からなくなったとき、今までの恋で相手に抱いていた感情を思い出してみていました。

そうやってあれこれ思い返していると、自分が人を「好き」になったときは、相手へ「尊敬」や「あこがれ」に近い感情を抱いていたかも……と気づいたり。

「好き」という言葉だけで考えると、理解しきれない壮大なテーマのように思えて気が遠くなりそうですが、分解して考えてもいいと思うと少し気持ちがらくになりませんか。

いい思い出だけでなく、少し苦い思い出になっているあんな恋もこんな恋も「あのときの気持ちは「好き」とは違かったかもな……」などと気づくきっかけになることも。

思い出すのは苦しいかもしれませんが、意外な角度から自分を見つめ直してみると、今まではあまり分かっていなかった自分の恋の特徴が見えてくるかもしれません。

好きか迷ったときに考えたいこと

人のことを「いいかも」と思ったとき、それが恋愛の「好き」なのか、友達や同僚としての「好き」なのか、はたまたあこがれに近い「好き」なのか……

見分けるのはむずかしいことですよね。

そんな、相手のことを好きなのか迷ったときに自分に問い掛けたいことをいくつかご紹介します。

他の人と楽しそうに話している姿を
見かけたら……?

「好き」かもと思っている人が、自分以外の人と楽しそうに話しているのを見かけたとき。

またはそういった姿を想像してみたとき。

どんな気持ちになるか考えてみましょう。

なんだかモヤモヤした気持ちになってしまう……。

そんな自分以外の人と話しているときに嫉妬してしまうことがあれば、相手のことを「好き」になっているかもしれません。

嫉妬というと少し強い感情のように思えますが、「相手ともっと話したい」「自分ももっと相手のことを深く知りたい」という気持ちの表れだと思います。

ついつい相手のことを
考えてしまっていない……?

ひとりのときにも「これをプレゼントしたらあの人よろこぶかも」「こんなことを言ったらよろこんでくれるかな」と想像したり……。

綺麗な景色や美味しいごはんを共有したいと思ったり……。

そんな相手と会っているとき以外にも、ついついその人のことを考えている時間があれば「好き」に近い気持ちを抱いているかも。

特に「相手にこうしてほしい」「もっと自分にこうしてもらいたい」という気持ちよりも、自分が相手に何かをしてよろこばせたい気持ちが強いときには、相手のことが「好き」と判断する理由になると思います。

編集部のまとめ

わたしも社会人になってから「好き」ってなんだろう……前みたいに人のことを好きになれることってあるのかな?と不安になった時期がありました。

無理に誰かを好きになろうとしたり、自分の中の相手への気持ちに明確な答えを出す必要はないんじゃないかなと思います。

ゆっくり自分のペースで大丈夫。

案外突然、「好きってこれだ!」と気づくときが来るかもしれません。

STAFF
text:omiso
illustration:ハヤカワオト