その気持ち、分からないかも……

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共感できない相談、どう返してる?
返事に迷ったときのヒント

友だちや同僚から相談を受けたとき。

相手は真剣なのに、自分の心はなぜかピンと来ない……。

自然に「わかるわかる」とうなずけるときもあれば、心の中で「えっ、その気持ちは正直わからないかも……」と戸惑ってしまうこともありますよね。

そんなとき、「ちゃんと共感してあげなきゃ」「冷たい人だと思われたらどうしよう」と焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。

「共感できない」と感じたときにどう返せばいいのか、一緒に考えてみたいと思います。

共感できない相談をされた……

相手の気持ちに寄り添いたいのに、共感できなくてもやもや。

でも、「共感できない相談」を受けるのは仕方のないことかもしれません。

たとえば、自分にまったく経験のない仕事の悩みや、恋愛の価値観のちがいなど。

どんなに仲のいい人同士でも「その気持ちはちょっと理解できないなあ」という場面は出てくるはずです。

共感できないことがあるのは、当然のこと。

「共感できるかどうか」よりも、「どう向き合うか」を大切にしてみましょう。

どうして返事に困ってしまうんだろう?

「共感できない相談」に対して、返事を迷ってしまうのはなぜでしょうか。

いくつかの理由を考えてみました。

「共感できない=冷たい」と思ってしまうから

もしかすると、どこかで「相談には共感してあげるべき」と思っているのかもしれません。

同じ経験を思い出して、何か話さなきゃと思うけれど、実際には同じ経験はない。

気持ちも正直わからない……。

そんな共感できない自分を責めてしまい、「冷たい人間なのでは」と不安になることも考えられます。

相手を傷つけたくないから

「それはあなたも悪いのでは……」と思った場合は、どう反応すればいいかむずかしいですよね。

そのまま伝えると、相手が否定されたように感じるかもしれない。

こんなことを言われたくて相談したわけではないだろうし……。

その気遣いから、言葉が出なくなることも考えられます。

自分の意見をどう伝えるか迷うから

「共感はできないけど、アドバイスはしたほうがいいのかな?」と迷うと、何も言えなくなってしまうかもしれません。

特に相手が感情的になっているときは、よりむずかしく感じてしまうこともあります。

上から目線のようになってもいけないし、どんな意見を求めて相談してくれているのだろうと考えだすとますます迷ってしまいますよね。

返事に迷ったときのヒント

では、実際に「共感できない相談」を受けたとき、どう返すといいのでしょうか。

いくつかのヒントを紹介します。

感情だけを受けとめる

内容に共感できなくても、相手の「感情」には寄り添うことはできるかもしれません。

たとえば「そんなことで落ち込むの?」と思ったとしても、「落ち込んでるんだね」「大変だったね」と相手の気持ちをそのまま言葉にして返してみてください。

すべてをわかってあげられなくても、「あなたの感情を受け止めていますよ」と伝えることができますよ。

無理に同調しない

つい「わかる!」と合わせてしまいたくなるかもしれません。

でも、無理に合わせてしまうと、後で自分の中に違和感が残ったり、相手の期待に応え続けなければならなくなったりします。

むしろ無理に同調しないほうが誠実です。大切なのは、相手の気持ちを否定しないこと。

そして、自分にできる範囲で関わることです。

たとえば「私はまだ経験がないけど、〇〇はきっとつらいよね」と伝えると、相手の気持ちを否定せず、自分の立場も大事にできます。

質問で寄り添う

どう返すか迷ったら、「そのときどんな気持ちだった?」「なんでそう思うんだろう?」と、質問をしてみましょう。

共感できなくても、理解しようとする姿勢や、誠実に耳を傾ける態度は、相手にとっても安心につながります。

アドバイスをしなくても、話を深めることで相手は「聞いてもらえた」と感じやすくなりますよ。

編集部のまとめ

「共感できない相談」を前にすると、つい「どうにか答えなきゃ」と焦ってしまうかもしれません。

でも、必ずしも“共感”が正解ではありません。

迷ったときは「感情を受けとめる」「無理に同調しない」「質問で深める」というシンプルなヒントを思い出してみてくださいね。

STAFF
text:さきさき(このごろ編集部)
illustration:iina