まさか……ショック!
ティップス
人間不信になりそう……。
社会人が「裏切られた」と感じたら
友人や恋人、職場の同僚、社会人になってから出会った知り合いなど、もし信じていた人に裏切られてしまったら……。
相手が深い知り合いであるほどショックは大きくなってしまい、そこに深追いしていくと自己嫌悪に陥ってしまうかもしれません。
「信頼していた人に裏切られた」ことによって生まれる気持ち、落ちこんだ気分の切り替え方について考えてみました。
信頼してたのに裏切られた……

今まさに、しんどいことがあって落ちこんでいる人に伝えたいことは、自分を否定しないことです。
裏切られたのは自分のせいかも……と自責にすると、裏切られたことに乗じてさらに自分を傷つけてしまう場合も。
心の安寧のために、まずは相手と距離を置くことをおすすめします。
ネガティブな気持ちを引きずらないために、気持ちがラクになれる方法も取り入れてみてくださいね。
人間不信になりそうなのは、どんなとき?
人間不信に陥ってしまいそうな「裏切りあるある」について。
今回は、相手ごとに考えてみました。
職場の人
信頼していた同僚に、ミスを自分のせいにされたり、仕事を押しつけられたり……。線引きはむずかしいですが、悪質な場合はパワーハラスメント等に該当する場合も。
友人
「◎◎がこんな悪口を言っていたよ」と、回りまわって自分の耳に入ってきた。仲がよい友人だと思っていたのに、社会人にもなってこの手の悪口を聞くことになるなんて……。
恋人
嘘をついていた、浮気をされていたなど、恋人が自分に隠れてやっていたことに気づいたら。真剣な気持ちで向き合っていたのは自分だけだったのかもと、悲しくなってしまいますよね。
家族
家族は、唯一無二の存在。だからこそ、無条件の理解や共感を期待しがちですが、相手に拒絶されてしまうと、その落差で「裏切られた!」と感じてしまうことも。一緒にいた時間が長いぶん、心の傷も深くなってしまうでしょう。
そのほか、しつこい勧誘、金銭面でのトラブルなども考えられます。このごろで過去に取り扱っているテーマなので、併せて参考にしてみてください。※記事下のレコメンド欄をご参照ください
裏切られてしまっときに
自分をケアする方法

人によって傷ついた自分を癒やすのに適した方法はさまざま。
自分に合った方法をいくつかストックしておくのもおすすめです。
感情を書き出す
手書きでも、メモアプリでもいいので、思うがままに気持ちを書き出してしまいましょう。箇条書きや、きちんとした文章になっていなくても大丈夫。書き出していくうちに頭が整理されて、事実と感情を切り分けて考えられるように。気持ちが落ち着くことで、客観的な視点も得られるかも。
人に会う
ひとりでいると塞ぎ込んでしまうなら、家族や気の置けない友人など、人に会うのもおすすめです。その際にしんどかった出来事を聞いてもらうのもいいし、気分転換としてあえて話さないのもよいと思います。
趣味に没頭する
自分の好きなことに意識を集中させると、たとえひとときでも無心になっていやな気分を忘れられます。ひとりでできるもの、家でできるものなど、バリエーションがあるといいですね◎。
自分の感情を否定しない
悔しい、悲しい、怒り……。どんな感情も人間にとって自然な反応です。「こんなことで落ち込むなんて……」と自己嫌悪に陥る必要はありません。自分の感情を否定せずに、受け入れてあげることも大切です。
信じた自分を責めない
中には、「なんであんな人を信じてしまったんだろう」と自分を責めてしまう人もいます。しかし、「信じたからこそ裏切られた」のは健全な証。相手を信じられたのは間違いではなく、あなたのやさしさの証拠です。
今は無理に許さなくてもいい
周囲が「もう忘れなよ」と言っても、“許すか”“許さないか”の判断は自分のペースでかまいません。心の傷を癒やすには時間が必要です。無理に許そうとするとストレスとなってしまう可能性があります。そのため、まだ気持ちが落ち着かないようなら無理に許そうとせず、自分の気持ちを大切にしてあげましょう◎。
職場の人間関係に
期待しすぎないためのヒント
職場の人間関係によるストレスを軽減するには、相手に期待しすぎないことも大切です。いくつか職場の人間関係に期待しすぎないためのヒントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
「職場は仕事をする場所」と割り切る
職場の人に裏切られるのが怖いなら、「職場は仕事をする場所」と割り切った考えを持つのも手段のひとつです。信頼しすぎて傷付くより、“最低限の信頼”で安定した関係を築く方が長く働きやすくなりますよ。
「気が合わない人もいる」と受け止める
同じ職場で気が合う人がいても、反対に気の合わない人もいるもの。「みんなと仲よくしなきゃ」「わかり合いたい」と思えるのは素敵ですが、職場では“無理しない関係”も大切です。
感情を防ぐ心の“クッション”をつくる
感情をストレートにぶつけないように、心の“クッション”をつくりましょう。モヤモヤした気持ちにすぐ反応せず、少し時間を置いて受け流す……。感情をぶつける前にクッションを挟められれば、人間関係を穏やかに保てそうです。
信頼は“急がず・少しずつ積み上げるもの”
人との信頼関係は、時間をかけて少しずつ積み上げていくもの。そんな考えのもと、「最初から何でも話せる人」を求めすぎないようにすれば、もし相手に裏切られてしまったとしてもショックをやわらげることができます。
どんな相手であろうと、信じていた相手に裏切られるのは悲しいもの。
人間関係に不安を感じている人や人間不信になりそうな人は、ぜひこの記事でご紹介した対策や心のケアを試してみてくださいね。
わたしは、深く落ちこんでしまったときは、おうちにこもる→(ちょっと元気になったら)お気に入りの服を着て出かける……で、自分の機嫌を取ることが多いです。
裏切られた相手のことは置いておいて、まずは自分を甘やかすことにシフト。
この記事を読んでくださった方が、少しでも元気になれますように。
STAFF
text:くるみちゃん、mishima
illustration:Min