ちょっと飽きてきたかも?

ティップス

小さくても、この家が好き。
引っ越さずに、暮らしをちょっと新鮮にするヒント

今の家は気に入っているけれど、なんだか飽きてきた。

でも、大がかりな引っ越しをするほどでもない……

そんな気持ちになったことはありませんか?

住み始めたころは家具の配置ひとつに胸を躍らせていたはずなのに、いつの間にか見慣れた景色になって、家の中で過ごす時間にどこか物足りなさを感じてしまう。

そんなとき、わざわざ新しい街へ旅立たなくても、ほんの少しの工夫で暮らしの風通しをよくすることができます。

今回は、明日にでもすぐに試せるような、暮らしをちょっと新鮮にするヒントをご紹介します。

好きだけど
この家に飽きてきたかも

わたしが今の家に引っ越してきてから、約1年半が経ちました。

都市へ出るには時間がかかるエリアですが、そのぶん広々としていて日当たりがよく、近所には緑豊かな公園があります。

平日の昼下がりに窓を開けると、近くの小学校からは楽しそうな子どもたちの声も聞こえてきます。

そんな穏やかな空気が流れるこの家が、私は大好きです。

けれど、これだけ気に入っていて何ひとつ不満はないはずなのに、「なんだかちょっと飽きてきたかも?」と思う瞬間が定期的にやってきます。

以前のように「早く家に帰っておうち時間を満喫したい!」とワクワクしなくなったり、ふとした瞬間に部屋のささいなあらが目についたり。

休日に家で過ごすのがおっくうになって外出時間が長くなり、ちょっぴり不要な出費が増えている気がして自己嫌悪に陥ることもあります。

でも、引っ越しという大きな決断をしなくても、暮らしの新鮮さは取り戻せると思っています。

私がよくするのは、本棚やクローゼットの断捨離です。

お気に入りの音楽を流しながら無心で手を動かしているうちに、乱れていたスペースが整い、頭の中のモヤモヤもすーっと晴れていきます。

「すっきりして前よりずっと過ごしやすくなったな、やっぱり素敵な家だな」と改めて思えたとき、自分で居心地のよさをつくりだせたような、日常への小さな自信が生まれるのでおすすめです。

どんなときに
飽きてきたと感じる?

住み慣れている家に飽きたと感じる背景には、どのような心の動きがあるのでしょうか?

SNSで素敵な部屋を見たとき

SNSを開くと、洗練された北欧ヴィンテージ家具が並ぶ部屋や、ミニマルに整えられた統一感のある暮らしが目に飛び込んできます。

自分の好みを大切にして選んだはずの部屋なのに、画面の中の魅力的な世界と見比べてしまい、「私の部屋っていまいちかも……」と急に色あせて見えることがあります。

日常に変化や刺激を欲しているとき

社会人生活が数年経つと、通勤ルートや仕事内容、休日の過ごし方がパターン化されやすいと思います。

大きなトラブルがないのはしあわせなことですが、平穏な毎日に心が慣れてしまうと、知らず知らずのうちに「新しい風を取り込みたい」「ちょっとした刺激がほしい」と感じるようになるのかもしれません。

「いつもどおり」に
縛られている気がするとき

朝起きてベッドから出て、同じ椅子に座って朝食を食べ、帰宅したら同じ場所で食事をとる。

毎日の行動がルーティン化されると、おうち時間そのものが単調に感じられます。

「ここにはこの家具を置くもの」「この場所ではこう過ごすもの」という固定観念に縛られることで、部屋が持つ本来の楽しさを感じづらくなってしまいます。

暮らしをちょっと
新鮮にするヒント

今の家を愛おしく思い直すために、お金をたくさんかけたり、大掛かりな模様替えをしたりする必要はないと思います。手軽に気分転換ができる5つのヒントをご紹介します。

家の中で「いつもと違う場所」をつくる

部屋の中に小さな「いつもと違う居場所」をつくってみませんか?

例えば、普段はデスクで使っているお気に入りの椅子を、休日の朝だけ窓際へ移動させてみる。

日差しを感じながら飲み物を楽しむだけで、いつもの部屋がまるで喫茶店のように感じられます。

お気に入りのラグを数枚持っておき、床でゴロゴロ過ごすスペースを変えてみるのも楽しそうですね!

テーブルの向きや配置を少し変えてみる

ダイニングテーブルやローテーブルの向きを変えてみたり、別の場所に配置してみたりするのもおすすめです。

視界に入る景色が変わると、食事や読書の時間がぐっと新鮮に感じられることでしょう。

家具を大きく動かさなくても、目線の先を変えるだけで部屋の印象は軽やかになりますよ。

家にあるものでデコレーションしてみる

新しい雑貨を買い足さなくても、家の中にあるお気に入りを主役にして飾り直すことができます。

本棚にしまい込んでいた本を立てかけてみたり、コツコツ集めたポストカードをマスキングテープで壁に貼ってみたり……。

好きなものに改めてスポットライトを当ててあげると、空間への愛着が戻ってきますよ。

季節の草花を一輪飾ってみる

部屋の空気を手軽に潤したいときは、季節の植物を取り入れるのが一番です。

一輪の花やグリーンをお花屋さんで選び、小さなグラスに挿してテーブルに置くだけで、部屋全体が生き生きと呼吸してくれます。

花瓶の水を入れ替え、植物の様子を眺める時間は、日常にやさしい余白を与えてくれると思います。

ちょっと不便だったところを
整理整頓する

「ここはいつも物が出し入れしにくいな」「コードがごちゃついて掃除しづらいな」など、ふだん見て見ぬふりをしていたプチストレスを解消してみましょう。

小さな引っかかりを取り除いてあげると、日々の動作がスムーズになり、「やっぱりこの部屋は暮らしやすい」と実感できるようになります。

編集部のまとめ

大金をかけて新しいインテリアを買い揃えなくても、視点を少し変えたり、小さく手を動かしたりするだけで、暮らしを心地よくリフレッシュさせることができます。

「この家に飽きてきたかも」と感じたときは、今の暮らしをさらに心地よいものへとアップデートするチャンスです。

ぜひ、日常をもっと心豊かに味わう時間にしてみてくださいね。

STAFF
text:Kamiya Sayoko
illustration:むらかみゆか