気づかないふりをしてもいい……?
ティップス
通勤中に、職場の人を見かけた!声をかけるべきか迷ったときの対応法
朝の通勤中、駅のホームや電車の中、あるいは会社へ向かう道すがらで、職場の人を見かける瞬間って、よくありますよね。
声をかけるべきか、かけないべきか……迷ってしまうこともあるかと思います。
今回は、そんなときにヒントになるような選択肢を考えてみました。
通勤中に、
職場の人を見かけた!

まだ出勤前で、仕事のスイッチが入っていない時間。
通勤途中で職場の人を見かけたとき、みなさんなら声をかけますか?
どうしよう、声をかけるべきかな?それとも気づかないふりをしようか……と、ぐるぐると葛藤が始まってしまうこともありますよね。
声をかけて会話が続かなかったら気まずいし、かといってスルーして、後から「あのとき気づいていたのに無視された」なんて思われたらどうしよう、と心配になったり。
私もよく、わざと歩くスピードを遅らせたり、回り道をしたりして、鉢合わせないようにする……なんてことをしちゃいます。
ただのほんの短い時間のはずなのに、どうしてこんなに迷ったり悩んだりしてしまうのでしょうね。
声をかけるか迷う理由は?
通勤中に職場の人を見かけたとき、どうして素直に声をかけることをためらってしまうのでしょうか。その理由について、いくつか考えてみました。
会社に着くまでの間
会話を続けなければいけない気まずさ
声をかけるか迷う大きな理由のひとつに、「一度声をかけてしまったら、会社に着くまでずっと会話を続けなければいけない」というプレッシャーがあります。
勤務中であれば仕事という共通の話題がありますが、朝のプライベートな時間帯には、どんな話をすればいいのか迷ってしまうもの。
お互いに沈黙が流れてしまったときの気まずさを考えると、「それなら声をかけないほうが、らくだったかも……」と後悔したくない気持ちが働いてしまうのかもしれません。
「無視された」と思われたくない
その一方で、声をかけずにスルーすることに対しても葛藤があります。
「もし相手が気づいていたらどうしよう」
「後から「同じ電車に乗っていたよね」と言われたら、なんて返せばいいんだろう」
声をかけなかった、という自分の行動が、「冷たい人」「無視された」と捉えられてしまうのではないかという不安から、素通りすることにも罪悪感が生まれてしまいます。
周囲からの見え方や関係性の悪化を気にするからこそ、声をかけることも逃げることもできないような状態に陥ってしまうのかもしれません。
朝のひとり時間を
邪魔されたくない・邪魔したくない
通勤時間は、一日の仕事に向けて気持ちを整えるための貴重なひとり時間でもあります。
好きな音楽を聴いたり、ぼーっとしたり、自分だけの世界に浸れる大切な時間かもしれません。
それは自分にとっても相手にとっても同じこと。
「今、声をかけたら邪魔かもしれない」という相手への配慮と、「自分も今は仕事モードに切り替わっていない」という自分の本音との間で板ばさみのようになって、どう行動すべきかわからなくなってしまうのかなと思います。
迷ったときの対処法

無理にていねいで正しい対応を目指す必要はありません。お互いの時間や心の負担を減らすための、ちょっとした選択肢を知っておくことで、気持ちが少しらくになるかもしれません。
「少し寄る場所がある」ことにする
もし声をかけたとしても、会社に到着するまで一緒に歩くのが負担に感じる場合は、会話を短時間で切り上げる工夫をしてみるのもひとつの手です。
あいさつだけ交わしたあと、「ちょっとそこのコンビニに寄るので、お先に行ってくださいね」などと、さりげなく距離を置いてみる方法です。
これなら、あいさつを無視したことにはならず、ていねいな印象を保ちながら自分のペースに戻ることができます。
お互いに余計な気遣いをせずに済む、気らくな方法です。
イヤホンやスマホを活用して
気づかない状況をつくる
あらかじめ通勤中のスタンスを決めておくのも効果的です。
イヤホンをつけていたり、本やスマホに集中していたりする姿を見せておくと、周囲からも、「今は自分の世界に入っているな」と受け取られやすくなります。
もし後から、「今朝見かけたよ」と言われたとしても、「すみません!全然気づきませんでした」と自然にお詫びすることができます。
自分のプライベートを守るための、ガードとして活用してみてはいかがでしょうか。
あえて声をかけないのもやさしさ
相手の様子をそっと観察してみるのも大切だと思います。
相手が何かに集中していたり、疲れた様子で目を閉じていたりするときは、「今は話しかけられたくない時間かもしれない」と捉えてみる。
あえて声をかけずにそっとそのままにしておくことは、決して冷たいことではなく、相手のひとり時間を尊重する選択肢でもあります。
もし後から「見かけたよ」と声をかけられたら、「お疲れのようだったので……」と一言断りを入れておく、くらいの距離感で、案外ちょうどよかったりもするのかもしれません。
声をかけるべきかどうか、正解はきっとないような気がします。
声をかけてもかけなくても、後から「これでよかったのかな」とか考えてしまいますよね。
でも、通勤時間はあくまでもプライベートな時間。
あいさつをしてスッと離れる日があったっていいし、気づかないふりをする日があっても大丈夫。
その日の自分の気分や体調に合わせて、一番心が省エネでいられる選択肢を選んでみてくださいね。
STAFF
text:Oyama.
illustration:むらかみゆか
