ちょっと疲れてきちゃったな

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最近考え事が多くなった。ぐるぐる思考から早めに抜け出すには?

夜、電気を消して布団へ入ったとき。あるいは、仕事帰りの電車の中。

ふとしたとき、頭の中で同じことをぐるぐると何度も考えてしまうこと、ありませんか。

この記事では、そんなぐるぐる思考をテーマに考えてみました。

最近考え事が多くなった

最初のきっかけは、本当に小さなことでしかなかったはずなのです。

明日着ていく服の組み合わせや、さっき人から言われた些細なひとこととか。

それなのに、「もっとこうしたらよかった」「明日のあれも不安かも」「というか私、このままでいいのかな」と、いつのまにか雪だるま式にふくらんでいってしまう自分への問いかけ。

こういう考えごとのループにハマってしまうときって、特別に大きなトラブルが起きているときばかりではないんですよね。

むしろ、日常のなんてことのない瞬間にこそ、頭の中が思考でいっぱいになってしまうことがあります。

しかもそういう考えごとって、早く寝たい日だったり、疲れているネガティブな夜だったり、そういうときに限って止まらなくなりますよね。

それだけでなく、「考えるのはやめよう」と、思えば思うほどさらに思考が加速していったりもします。

だからこそ、自分の中では目に見えないエネルギーをずっと消費しつづけている感じがして、いつまでも頭も心も休まった気がしない。

そんなふうに、止まらないぐるぐる思考に、ちょっと疲れてきちゃったなと思っている方も、きっと多くいらっしゃるのではないでしょうか。

どんなことを考えてる?

わたしたちがぐるぐると思考を巡らせてしまうとき、頭の中ではどんなことが起きているのでしょうか。よくあるパターンを、いくつか挙げてみました。

過去の出来事を思い返して
大反省会

まずは、すでに終わってしまった出来事を、頭の中で何度も巻き戻して再生してしまうパターンです。

「あのひと言、嫌な思いさせちゃったかな。どうしてあんなことを言ってしまったんだろう」

「あのときのリアクション、空気乱したかも。もっと笑顔で反応すればよかったな」


相手の表情や、その場の空気感を思い返しては、一人で脳内反省会を始めてしまったりする。

過去に戻ってやり直すことはできないと、分かっているはずなのに、「もし~していたら」というたらればの思考から抜け出せなくなってしまいます。

未来の「もしも」をシミュレーション

まだ起きていない未来のことに対して、あらゆる最悪のシナリオを想定しては、その「もしも」のシミュレーションばかりしてしまうパターンもありますよね。

明日のプレゼン、来週の飲み会での会話、あるいは、数年後の自分の生活。


予測ができないからこそ、最悪のパターンをいくつも想定して、あらかじめ心の準備をしておこうとしてしまう。

一つの不安に対して対策を考えたとしても、「じゃあこういう場合は?」と新しい不安がまた出てきたりして、永遠に終わりのないシミュレーションを繰り返してしまうのです。

正解のない「そもそもの問い」

小さな悩みのきっかけから、だんだんとテーマが壮大になっていくこともあります。

最初は「今日の晩御飯、何にしよう」だったはずなのに、「私、毎日同じような料理ばかり作っているな」「なんだか毎日同じことの繰り返しだな」「私の人生、これでいいのかな…」というように、問いのスケールがどんどん大きくなっていきます。

答えがすぐに出ない、しかも正解すらないような、人生という大きな問い。

そういう考えごとって、ネガティブなときに限って止まらなくなったりするから、どんどん悪循環に陥ってしまったりするんですよね。

ぐるぐる思考から
早めに抜け出すためのヒント

頭の中が言葉でいっぱいになってしまったとき、そこから少しだけ距離を置くためのヒントをいくつかご紹介します。

脳内の思考を
そのまま外へ「もや預け」

あえて目に見える形にすることで、ちょっと離れた視点から考えを整理できることがあります。

私はよく、頭の中のぐるぐるをとにかく外へ排出する、ということをやっています。

名付けて「もや預け」。

裏紙でもスマホのメモでも、思い浮かぶそのままをとにかく書き出していきます。脈絡がなくてもいい、文章になっていなくてもいい。そこに脳内の思考をそのまま預けてしまう感覚で。

満足するまで書き出せたら、「もうここに預けたから、考えない!」と切り替えのスイッチをつけちゃうこともおすすめです。

五感のスイッチを意識してみる

頭の中が考えごとで忙しいときは、意識が「今ここ」ではなく、過去や未来のどこかへ飛んでいってしまっていることも多いですよね。

そんなときは、からだの感覚を呼びおこして、意識を今に引き戻してあげることもおすすめです。

たとえば、お気に入りのグッズを手に取って、その香りや手ざわりなどに意識を集中させてみる。

「考える」ことから「感じる」ことへ、脳内のチャンネルを切り替えるイメージです。

今この瞬間の感覚に集中できている間なら、ぐるぐる思考の渦がすこしゆるめられるような気がします。

原因から物理的に距離をとってみる

考えても考えても答えが出ないときは、その悩みの原因となっている場所やモノから、物理的に離れてみることもひとつの方法です。

たとえば、SNSを見ることで他人と比べて落ち込んでしまうことが原因なら、一度アプリを消してみたり、スマホを置いて散歩に出かけてみたり。

頭の中だけで解決しようとするのではなくて、自分から物理的な距離をとってみる。

そうすることで、せまくなりがちな視野がちょっと広がって、すっきりした感覚になれるかもしれません。

編集部のまとめ

ぐるぐる思考って、何も得られはしないのに、エネルギーばかりを消耗してしまう、本当に苦しいものですよね。

だからこそ、爆発してしまいそうになったときは、「今脳みそが一生懸命働きすぎちゃってるな」と、ちょっと他人事のように思ってみるくらいがちょうどいいのかもしれません。

なかなかむずかしいかもしれませんが、明日は明日の風が吹く、くらいの軽やかな気持ちで、今日はひと休みしてみてくださいね。

STAFF
text:Oyama.
illustration:ハヤカワオト