#37 [2026/02.06]

わたしたちの、このごろ

仕事も長く続けながら、少しずつ”好き”を見つけていきたい [PR]

続木千春さんChiharu Tsuzuki

こう語るのは、兵庫県庁のシステム管理に関連する業務に携わっている続木千春(つづき・ちはる)さん、24歳だ。

※この記事は兵庫県のPR広告が含まれます

そろばんを6年、テニスを10年、パン屋のアルバイトを4年。
彼女は、続けることでわかってきた自分像を丁寧に見つめ、今の仕事にたどり着いた。

長く続ければ、センスは光る

「母が言うには、負けず嫌いらしいです」幼少期のことを聞くと、続木さんはそう答えた。

続木さん:発熱しても、幼稚園の発表会に出るって聞かなかったりして。たしかに負けず嫌いでもあるんですけど、はじめたからには最後までやりたいって気持ちが強かったというか。

小学校の6年間そろばん教室に通い続けたり、中学から大学までの10年間テニスを続けたり。周りに影響されて”なんとなく”はじめたことも、気づけば長く続けていたという。

続木さん:慣れるまではすごく時間がかかるので、最初はうまくいかないんですけど。やっているうちに好きになっちゃって、まわりが辞めても続けちゃうんですよね。極めるのが、好きなんだと思います。

毎日自分でお弁当を作っているそう

大学からはじめたパン屋のアルバイトも最初は失敗ばかりだったけれど、次第に「センスがあるね」と言われるようになっていった。

続木さん:「続木さんって慣れたらすごい力を発揮するよね」と店長に言われたときに、やっぱり自分はコツコツ型なんだなって。

自然とリーダーをすることが多かった

10年間続けていたテニス。初心者ではじめたものの、コツコツ磨いてきた実力が認められ、中学の時は副キャプテン、高校の時はキャプテンをつとめていたそう。

続木さん:高校の部活は、生徒だけで全部決めるスタイルで。しかも、各中学校の強い人が集まった代だったので、意見の対立も多かったんです。

キャプテンとしてメンバー全員の意見を聞いて、まとめるのが彼女の役割だった。

続木さん:ペアを決めるのも、それぞれと話して不満がないように組んだり。大変だったんですけど、自分の代で優勝できたのがうれしかったですね。

部活動だけでなく、バイトでもリーダー的な立ち位置を任されていたという続木さん。
人をまとめるのが得意なのかと伺うと「得意でもないし、人前に立つのも好きじゃないんですよね」と困ったようにほほえむ。

続木さん:でも、旅行とかの計画が立ってないことに気づいたら、「計画を立てようか?」と動いてしまうタイプというか(笑)だからしっかりしてると思われがちなのかもしれません。

やりたいことが見つからない

はじめたらコツコツと磨いていける続木さん。でも、はじめるときはいつも周りに影響されていて、自分の”やりたい”からではなかったという。それは進路選択においても、同じだった。

続木さん:高校ではやりたいことが明確になかったので、「計算は得意だし」と理系に進みました。受験科目も先生のすすめで物理を選んだのですが、これが本当にできなくて。

なんとなく進んでいたけれど、理系一筋でいくのはむずかしいかもしれない。
そう考えていたときに、文理混合の情報系学部があることを知り、進学を決めた。

続木さん:プログラミングなどの情報系の勉強をしつつ、経済や社会のことも学べるのが自分にあっているかなと思って。情報系は就職に困らないかなっていう無難な理由でもありました。

実際に大学に入ってみると、「想像以上に理系色が強かった」と続木さん。
サイト制作やデータ分析などの授業はおもしろかったけれど、仕事にするのは違うかもしれないと思ったという。

続木さん:学生からプログラミングの仕事をはじめている人もいて、この人たちの熱量には敵わないなと思ったんです。性格上、はじめたら努力はするだろうけど、つらくなったときに辞める勇気がもてるだろうかと。

学部の8割以上がIT系で就職活動をしていく中、続木さんが選んだのは公務員試験を受けること。それは、自分の性質に向き合った彼女らしい選択だった。

縁の下の力持ちとして、
長く続けること

大学のサークルで会計の役割を担っていた続木さんは、自分には裏方として支える仕事が向いているのではないかと考え、公務員の仕事に興味をもちはじめたのだという。

続木さん:「縁の下の力持ち」になるのが好きだったから、事務系の仕事がいいなと思うようになりました。その中でも、公務員は長く続けている人が多いイメージがあって、続けることが得意な自分にあっているのかもと。

公務員の仕事の中でも兵庫県庁を選んだのは、「県職員」という同じ肩書きを持ちながら、さまざまな分野の仕事に挑戦できるからだった。

続木さん:学生時代にテニス一筋だったみたいに、専門的な職業についてしまうと他に興味を広げられないかもしれない。だから、部署を数年おきに移動してさまざまな仕事に挑戦できる県職員として、自分の興味のある仕事を探していきたいと思いました。

旅行に行くたびに集めているというマグネット

「これが好きだ」と言える大人に

最初に配属されたのは、職員が使うシステムを管理する部署。
まだ働きはじめたばかりの続木さんにとって、自分も使ったことのないシステムに携わるのは、かなりアウェイな環境だったと振り返る。

続木さん:自分が年休のルールをわかっていない状態で、年休のシステムを担当することになって。問い合わせのメールの内容が全然わからないことも多かったです。

いまでは、持ち前の「極める力」を発揮して、自分ひとりで問い合わせに対応し解決するまでに。日々の問い合わせにひとつずつ対応し、県庁の人々が使うシステムを支えていく今の仕事にやりがいを感じている。

一つひとつはじめたことを、丁寧に極めてきた続木さん。
これからは、「興味の幅を広げていきたい」という。

続木さん:同じことを続けて極めることは苦ではなかったけど、仕事でも、仕事以外でも、いままでやってこなかったことに挑戦したいと思っていて。模索していく中で、「これが好き」って言える大人になっていきたいです。

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編集部のまとめ

「はじめは、なんとなくなんですよね」
長年続けていることがあると、大層なきっかけがあるような気がしてしまうけれど、もしかしたら大抵のことは、はじめは”なんとなく"なのかもしれない。

しかし、”なんとなく”ではじめたことをやり続け、極めていくのは簡単なことではない。
続木さんの話を聞いていると、「”なんとなく”ではじめたとしても、”なんとなく”では辞めない」という気概と、物事に対する誠実さが感じられた。

そして、続けることが得意という自分の性質だけにすがることなく、これからはさらに世界を広げていこうとしている。それがまた、自分自身の限界を決めない、自分自身に対する誠実さであると思った。

STAFF
photo / text : Hinako Takezawa

提供:兵庫県