[2025/06.24]
暮らしのお買いもの
【このごろコラム】
わたしのやさしい味方、お守りコーヒー

わたしにはお守りがある。
ちょっと息苦しくなってしまったとき。
うまくいかなくてへこんだとき。
うれしいことがあった日にも。
自分のご機嫌を整える、やさしい味方『このごろコーヒー』
残業続きの、
とある日の出来事
繁忙期はいつになっても慣れない。
わたしの要領が悪くて永遠に仕事が終わらないんじゃないかと、悲しくなって目に涙を浮かべていた。
そんなとき、同じチームの先輩が「ちょっと休憩しよう。」と声をかけてくれた。
渡されたのは『残業中に飲むコーヒー』と書かれたドリップパック。
描かれているイラストは、わたしそのものみたい。

「この仕事はタフな場面が多いよね。やりがいもあるけど、悩むよね」
ディップスタイルのコーヒーらしい。先輩を真似てちゃぷちゃぷしてみる。
じんわりコーヒーが煮出されていく。
「仕事をこなすことはそりゃ大事だけど、いちばん大切なのは自分自身だよ。こんなふうに息抜きも大切。明日の自分がなんとかしてくれるもんだよ」
そっか、そうだよな。
責任感できちんとやらなきゃって思ってたけど、自分が壊れてしまったらおしまいだ。
まだ、明日の自分を信じるってどんな感覚か掴めていないけど、先輩みたいにうまくやれる日が、私にも来るだろうか。
そう思いながら、コーヒーをぐいと飲み干した。

少しずつでいい、
自分のペースで
それから数年経った今、少しずつ責任ある立場も任される絶妙なお年ごろ。
20代もいよいよ終わりが見えてきた。
『このごろコーヒー』と出会って以来、いつでもお守りのようにバックに忍ばせている。
今日じゃなきゃ絶対ダメな仕事以外は、明日だって大丈夫。
そんな力の抜き加減も少しずつ板についてきて
“明日の自分がなんとかしてくれる”っていう感覚はわかるようになってきたかも。

それでも、どうしようもなくへこんでしまう夜はあるもので
そんなときにはキャンドルを灯して、お気に入りの本をそばに。
相棒には『このごろコーヒー』を。
好きな作家の紡ぐ言葉は、どうしてこうも温かく感じるのだろう。
やわらかい言葉の海に身を委ねて、コーヒーのやさしい香りに包まれて。
少し気分がやわらいできた。
パッケージにあるQRコードを読み込むと
『落ち込んだときの立ち直り方』の記事。
みんな同じように悩んでるんだな、ひとりじゃないんだなって思えるのって心強い。
なかなか切り替えられない夜があったっていい。
弱い自分を少しずつ受け入れられるようになって、自分のご機嫌の取り方も上手になってきたかな。

自分を守るための、
やさしいマイルール
平日忙しくて、ぜんぜん自分の時間を取れなかったときは
必ず週末、とびっきり自分を甘やかすのが、ご機嫌になるための秘訣。
わたし流、自分の甘やかし方は、ゆっくり朝食の時間を楽しむこと。
たっぷりその時間を楽しむために、休日だけどちょっぴり早起き。
こんな日は『早起きできた朝に飲むコーヒー』に決まり!

朝ごはんは、母手作りのさくらんぼジャムを使って贅沢トーストにしよう。
食パンにバターをたっぷり、トースターでしっかり焼いて。
ジャムもこのときばかりは遠慮せず好きなだけ。
最後にシナモンを少々。

お気に入りのコーヒーカップに、お気に入りのコースターも用意して、今日は特別にカフェオレにしてしまおう。
ちょっとリッチな朝ごはんの完成!
甘酸っぱいジャムの乗ったトーストを口いっぱいに頬張るとシナモンがいいアクセント。
それからひと手間加えたカフェオレをごくっとひと口。
うーん、たまんない……!

力んでいた肩がふっと緩むそんな瞬間。
朝ごはんの時間を丁寧にゆっくり過ごせると
自分のことを大切にできてるって感じがする。
こういう小さなやさしい時間をたくさん重ねて
自分を守っていけたらいいな。
自分自身がいちばんの味方になれますように。
今回登場した『このごろコーヒー』はこちらから▼

STAFF
photo & text :ふみ文花