[2025/06.11]
暮らしのお買いもの
やさしい気持ちを思い出す、
手書きのメッセージ
社会人になり、毎日長時間パソコンと向き合う生活がはじまった。
コミュニケーションはメールやチャットが基本で、誰かから届く連絡は機械に入力された均一な文字ばかり。
画面に表示される機械的な文字だけが語りかけてくる日々は、社会人として生き生きと過ごすどころか、心がだんだん自分からこぼれ落ちていくようでした。
「よろしくお願いします」「~してください」
相手の感情が読み取れず、文字情報がぐさっと心に刺さり、ひとり落ち込んでしまったり……
いつしか自分も感情を込めずに、ただ文字を入力するようになっていた気がします。
たまたま目にした手書きの文字が
気づかせてくれたこと
そんな日々にも慣れたころ、たまたま目にした誰かの手書きメッセージ。
個包装のお菓子に添えられたメモには、少しクセのある文字で「よかったら食べてね」と書かれていました。
その文字からは、書いた人の人柄や声が聞こえてくるようで、心がじんわりあったかくなったのを覚えています。
手書きはなにかに
置き換えられるものではないのかも
文字はスマホやパソコンで書くもの。
どれだけ早く正確に入力できるかが、社会人にとって大事なスキルのひとつ――
そんなふうに思い込んでいたことに、気がつきました。
でも、想いはやっぱり手書きのほうが伝わるのかもしれない。
機械みたいに整った文字は書けないし、ぶかっこうだけど……。
それでも、手書きした文字には、自分の心がちゃんとそこにある気がする。
自分の文字が愛おしく思える
メモ文具セット

これからは、ちゃんと心のあるコミュニケーションをなるべくしたいと思い、メモパッドや一筆箋を探していたところ、とても心惹かれるアイテムと出合いました。

やさしくて、ほのぼのとした日常の世界観。眺めていると時間がゆっくりと流れるようなイラストのブロックメモ。
ぱらぱらとめくると、表紙とは違うイラストが出てきて、そのどれもがかわいい……

誰が描いたイラストなのか、気になって調べたら「藤巻佐有梨」さんという方でした。さらに調べると、ブロックメモ以外にも紙もの文具がいくつもあることを知りました。




一筆箋に、ポストカード。イラストもたたずまいも、やっぱりすべてがかわいい……
すっかりときめいてしまい、つい“大人買い”をしてしまいました。
「仕事でも使えるし、いいよね」
そんないいわけを自分に言い聞かせながら。
実際に職場に持っていき、同僚へのちょっとした伝言や、なにかを貸してくれたときにお礼のメッセージを添えるときに、とっても活躍しています。
(「このごろ」インスタのストーリーズ投稿にも、たびたび使っています)
穏やかな気持ちでひと文字ずつ丁寧に書きたくなる――
そして、書いた文字を見ると、まるで自分がしゃべっているみたいに思える。
このふしぎな感覚を「このごろ」を見てくれているみなさんにも体験してもらいたくて、メーカーに連絡をして、取り扱いさせていただくことになりました。
書くときの相棒もいっしょに

なにかを書くには、ペン類が必要。
せっかく雰囲気のいい紙ものだから、ちょっと味わいのある文字がかけたらいいな……。
そこで、万年筆もセットにすることにしました。
知ってはいるけど、ふだん使いにはハードルが高く感じる「万年筆」。
でも、万年筆を常に持ち歩いて、ふとした会話のメモをすっと書き留める――
そんな有能な編集者みたいな大人に、ずっとあこがれていました。
文具メーカーの担当者さんに相談したら、初心者向けの気軽に使える万年筆があることを教えてもらいました。


値段も手ごろで気負わずに使えるし、カートリッジ式のインクだから交換も簡単。
はじめて書いたときは、加減が分からなくてうまく書けない……
このまま挫折してしまうかも?と不安になりました。
でも、使ううちにだんだんコントロールできるようになってきました。
ささっと速く書こうとするとインクがかすれてしまうので、ペン先をじっくり動かしながら書くのがコツ。
時間はかかってしまうけど、書いている時間がちょっとぜいたくな時間になりました。
もっと上達したら、いつかすっごく高級な万年筆を自分に買おう――
そんな夢もぼんやり描けるようになった。

これからもずっと、人から受け取るメッセージは入力された文字が多いと思う。
だからこそ、せめて自分はなるべく手で書いて気持ちを伝えるようにしよう。
ときには自分に向けて、メッセージを書こうかな。
「このごろ、どんな感じ?」
文字が声を出して、自分の心に語りかけてくれる気がするから。
メモ文具セットはこちらから購入いただけます

STAFF
このごろ編集部



