時を重ねる、和紙

“歴史”というものに、強く惹かれるようになった。

例えば、『源氏物語』や『枕草子』。

形は変われど、人が人に恋をしたり、誰かの事を考えたりする感覚は、1000年以上変わらないのだなあ、そんなことを思うと、なんだか心がポカポカとするのだ。

クラシックの音楽を聴いたときもそう。

今、自分がこの音楽に心を動かされているのと同じように、何百年前の人も心を動かされていたのだろうか。

そう思うと、なんだか、ロマンを感じるし、嬉しくなる。

ことば部で行なってる短歌も、もしかしたらそんなところに惹かれているのかもしれない。

だから、土佐和紙のアソートギフトセットを知ったときに、「きれいな柄だなあ」と思った自分と、土佐和紙の1000年の歴史に、惹かれた。

土佐和紙は高知県で昔ながらの手法で作られている紙のことで、清流仁淀川の伏流水に育まれ、土佐手漉き和紙の技を生かして、作られている。

市松、浮雲、さくら、様々な柄が紙の上に浮かぶ。紙を机に並べると、その景色は壮観で嬉しくなった。

この柄でブックカバーを作ってみたらどんなにいいだろう、と思った。

早速「ブックカバー 折り方」で調べる。調べ方のシンプルさに、自分で少し面白くなる。

ものの数分、意外と簡単にブックカバーは折れた。お気に入りの本に、自分で作ったブックカバーを重ねる。

特別な本が、より特別になった気がして嬉しくなる。

本が陽に照らされ、青く輝く。

それはまるで海のようでもあり、空にも見える。

1000年前の人達は、この柄を何に例えただろう。

そんなことを考えながら本を読み進める。

なんだかまた少し、嬉しくなった。

【フェリシモ創立60周年記念商品】

el:ment 伝統の土佐手漉き和紙の技 土佐和紙の味わいを愉しむ60種アソートギフトセット

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text:やまけん(フェリシモことば部)