-2026年6月の部長のつぶやき-
雨の香りとことばの関係

昔から雨の日の匂いが好きです。

関西では6月上旬に梅雨入りし、雨が降り続く日も多々ありました。

雨に降られて体が冷えるのは苦手だし、傘をさすのもわずらわしいですが、雨の日の土っぽくて独特な匂いをかぐとなんだか心が落ち着きます。

雨の匂いはペトリコールという名前がついていて、地面の微生物や植物由来の成分が混ざり合い、あの独特な香りになるそうです。

香りで言うと、図書館の匂いも好きです。

インクや木の香り、古い本から漂うちょっとほこりっぽい香り。

雨の日の図書館は、私にとっては1番のリラックスできる場所です。

そうした日常にあふれる香りが好きで、大学生の頃、一時期は香りの本を読んだりもしていました。

香りも、人の感情も、ことばにすることで初めて、それまでぼんやりとしていたものに鮮明な輪郭が与えられます。

例えば、雨の日の香りに「ペトリコール」という名前があると知ってから、私は以前にも増して、その香りを愛おしく意識するようになりました。

名前がなくても確かにそこに存在している感情や香りは、ことばで表現することで、より鮮やかに感じられます。

ことばが持つそんな静かな力を、改めて実感した梅雨の日でした。


部長からお知らせ!ミッドナイトジュンクラブ@ジュンク堂書店大阪本店に参加します!

丸善ジュンク堂書店さん主催のミッドナイトジュンクラブ@ジュンク堂書店大阪本店にフェリシモことば部が参加することが決定しました!

本のもちより会や書店員さんとのトークショーなど楽しい企画盛りだくさん!

イベントの詳細はこちらのリンクからご確認ください。


部長がピックアップ!今月のことば部コンテンツ

ことば部やまけんの本屋巡りの旅 第3回『の君に本を』

部長も気になっていた書店『の君に本を』に、部員のやまけんが取材に伺いました!

『贈り物にこそ本を』をコンセプトに、それぞれの本を「言葉でなく、愛を届けたい君に」や「子どもが近くにいる君に」などどんな人に届けたいか、を軸に展示されています。私自身学生時代ギフトショップでアルバイトをしていたので、贈り物を選ぶことも、選んでいる人のことも見ることが好きです。親しい友人や、家族に向けて、そして日々をがんばる自分自身に向けても贈り物として本を選びたいな、と思いました。


最近本を買うペースと読むペースが追いついておらず、積読がどんどん増えています。まだ読めていない……!と焦る気持ちもありますが、しあわせの前借りということで、本棚に並ぶ積読本たちを見て、にまにましています。

雨の日はお家にこもってゆっくり本を読もうと思います。

来月のフェリシモことば部もどうぞよろしくお願いします。