本当はもっと気らくに考えたい

ティップス

心配性をなおしたい。
ちょっとらくに考えるためのヒント

こんなこと気にしすぎかな……そう思いながらも不安は消えなくて、頭の中ではぐるぐると心配のループが止まらない。そんなことってありませんか?

心配性の自分が嫌になる。考えすぎてしまうのをやめれたらいいのに。そんな思いに心あたりがある方へ、この記事が参考になればうれしいです。

小さなことをいつも心配してしまう……

たとえば、仕事での一場面。あの資料、ミスしてないかな……あのひとこと、言わない方がよかったのかも……こんな小さなことでさえも気にしてしまう自分が本当に嫌だけど、だからといって心配が消えてくれるわけではない。

休みの日でもぐるぐると考え込んでしまうこともあったりして、なんか頭も心もざわざわするし、それだけでへとへとに疲れ果ててしまう。しかも、心配のほとんどが現実にはならなかったり、あとから「考えすぎだったな」と思うことばかりだったりするのに、またこりもせず次の心配ごとはやってくるのです。

なんでこんなに気にしてしまうんだろう。本当はもっと気らくに考えたいのに。そんなふうに、心配ばかりしてしまう自分にがっかりしてしまうこともあるかもしれません。それでもやっぱり頭はぐるぐるしてしまうし、気にしないってどうしたらいいのか、よくわからない。心配性って本当にしんどいものですよね。

心配性の人の特徴

完璧主義で真面目

誰にも迷惑はかけたくないし、失敗もしたくない。小さなミスや「できない自分」をどうしても許すことができなくて、「ちゃんとしなきゃ」「こうしなきゃ」がまるで合言葉みたいに、とにかくいつも100%の力で向き合おうとしてしまう。心配性の人には、そんな真面目さや几帳面さをもつ人がとても多いのではないでしょうか。常に理想の自分でいたいと思ってしまうからこそ、「もしミスしたらどうしよう」「こんな自分で大丈夫かな」と、心配してしまうことがあるのかもしれません。

想像力が豊か

うまくいかなかったらどうしよう。もしかしたらミスをしてしまっているかもしれない。まだ何も起きていないのに、ささいなことから大きなことまで、いろんな「もしも」が先回りして頭の中をかけめぐってしまうことってありませんか。

それはきっと、想像力が豊かだからこそなのかなと思います。ただその想像がいつもよくない方向にばかり向かってしまうと、ぐるぐると考え込んでしまって心も疲れてしまいます。先のことなんてわからないと理解はしているのに、どうしても脳内シミュレーションをやめられず、負のループに陥ってしまうこともあるかもしれません。

自分に自信がなく、ネガティブ思考

心配ごとがぐるぐるしているとき、実際には何も起きていないのに、頭の中では何通りもの「最悪のシナリオ」が再生されていたりして、いつも不安な気持ちがぬぐえない。心配性の人はこのように、「どうせうまくいかない」「また失敗するかも……」などと、物事を悪い方向に考えてしまうくせがついてしまっていることもあります。これは、自分に自信がなかったり、どうせ自分なんて……とネガティブになってしまうことが要因のひとつかもしれません。

ちょっとらくに考えるためのヒント

心配を完全になくすのは、むずかしいことかもしれません。でも、心配をどう扱うか、どう向き合うかを知ることで、少しずつらくになれることもあります。

気持ちと結果を書き留める

心配性への対処として、心配な気持ちとその結果を紙に整理する方法があります。

たとえば、
心配:「プレゼン不安だ。失敗したらどうしよう」
結果:「緊張したけど、想像してたよりちゃんと話せた」

このように整理してみて、「意外とその心配は起きていないな」と気づくことをくりかえしていくのが心のためにもいいそうです。考えすぎてしまう思考のくせに気づくこと。これは行動認知療法でもおすすめされている方法なのだそうです。

自分の「好き」に目を向ける

心配なことで頭がいっぱいになってるときは、「考えないように」と無理やり思考を止めようとするよりも、別の「好き」をちょっと混ぜてみることがおすすめです。お気に入りの香りを楽しむとか、外の景色を眺めてリフレッシュするとか。「心配に支配される」よりも、「心配もあるけど、他のことも楽しめる」という状態を意識的にもってみること。それだけで、心の余白が少しだけ取り戻せるかもしれません。

心配しすぎる自分も見守る

心配しないようにしなきゃ。なんでこんなに考えちゃうんだ。そう思えば思うほど、心配している自分が嫌になって、しんどさが増してしまうことがあります。だから、心配性の自分を責めるのではなく、「それだけ、ちゃんと考えているからだ」と受け止めるようにしてみてください。すぐにはむずかしいかもしれませんが、「あ、また心配しちゃってるわ~」くらいの温度感で、自分を見守ってみる。自分を否定しないというだけで、少しずつ気持ちもらくになれるのかなと思います。

みんなはどうしてる?

このごろ世代のお悩みについて、みんなで一緒に考えていく「このごろお悩みフォーラム」に届いた、みんなの意見をご紹介します

【今回のお悩み】
「心配性をなおしたい」
(べーやんさん・社会人3年目)

最近少しずつ新しい仕事を覚えることが増えてきています。

そのたびに、「上手く出来るかな?」とか「失敗したらどうしよう?」とかを真っ先に考えてしまいかなり不安な気持ちになってしまいます。

このような気持ちを無くすのは出来ないかもしれませんが、少しでも心を落ち着かせたり冷静にいられたりするためにみなさんが取り組んでいることは何かありますか?

ご意見いただけると幸いです。

【みんなの意見】

「新しいことに失敗はつきものだと考える」

新しいことをやるのは不安ですよね…… 編集部さんもおっしゃっていますが、それだけ真剣に向き合おうとしているので素晴らしいと思います。

でも、新しいことに失敗はつきものだと思います。

一生懸命取り組んでいて失敗したとしたら、それは誰でも仕方ないことかもしれません。

もしべーやんさんの失敗をとがめる人がいたら、人の立場に立って寄り添えない人なのかも。

「失敗したらどうしよう」から「失敗したら、そこから学べばいい」と気らくに考えてみてはどうでしょうか?

(ぽっちゃりさん・社会人5年目)

「不安は挑戦している証拠」

不安は挑戦している証拠です!!!

(こーへいさん・社会人1年目)

「解決するのではなく、うまく付き合う」

お仕事お疲れさまです。

新しい仕事が増えているということは、既存の仕事を順調に進めることが出来るようになっているのかな、と推察します。

仕事が増えると「新しい仕事」が上手くできるか分からないし、その新しいモヤモヤの影響で既存の仕事に割く時間が短くなって、 今まで対応できていた仕事にも自信を持てなくなる……という不安のスパイラルに陥ることもありますよね。

前提として、べーやんさんが仰る通り、この気持ちを無くすことはむずかしいですし、さらに言うなら無くさない方がいいと思います。

未経験の仕事に取り組む際の「不安」が無くなってしまうと、いつか「慢心」に繋がってしまうと私は思っているからです。

そんな不安への向き合い方として、「①自分が不安になることあるあるを作る」、「②不安をなるべく細かくし、向き合うべき不安を選ぶ」 「③なにごとも1人で対応しようとしないことを意識する」をおすすめしたいです。

1つ目は、「自分が何に不安を抱きやすいかを把握すること」で、自分が持つ不安を受け入れることが出来るようになることが狙いです。 「自分、これは不安になるよね~、わかる~」と心の中でつぶやくことで、「不安」がという感情そのものが持つネガティブ度合いを低くするイメージです。 なので、「自分が不安になることあるある」を今のうちに言語化しておくとよいかもしれません。

2つ目は、「〈自分が対処できること〉と〈自分にはどうしようもできないこと〉に分けること」が狙いです。 自分にはどうしようもできない(結局のところ相手次第の)不安は、いったん手放して大丈夫です。 相手の立場やリアクションに不安を抱いても、残念ながら、その結果が分かるのは「いま」ではなく「未来」です。 未来のことは一旦置いておいて、いま対処できる不安にのみ向き合うのが良いと思います。 この時、不安を細分化・具体化しておくと、「これは向き合う、これはいったん手放す」と分別しやすいですし、 それによって不安の量が小さくなることを体感できると思います。

3つ目は、不安を共有することが狙いです。 仕事をしていると、自分が感じていた不安が、実は自分の知らないところで解消されている、なってことが結構あると思います。 「それが決まっていたなら、自分が抱いていたこの不安はなんだったんだ……」という気持ちにならない為の保険です。 上司が部下の「不安あるある」を把握していると、このような行きちがいを未然に防ぐことができるかもしれません。 もし、その「不安あるある」を上司に伝えられないという不安がある場合は、一方的に言ってみてOKです。 これは報連相の1つだと思うので、仕事を円滑に進めるうえでも大切だと考えます。

(dashimaki_tamagoさん・社会人3年目)

編集部のまとめ

心配ばかりしてしまう性格って、疲れるしやっかいにも感じますよね。でも、先回りして心配できるからこそ、救えた何かもきっとあるはずです。

だから、心配性はちょっとおせっかいな守り神みたいな存在でもあるのかも。

ありがたく思えなくても、「まあついてきてもいいよ」って感じにゆるくつきあえたら、案外うまくやっていけたりするかもしれません。

STAFF
text:Oyama.、このごろ編集部
illustration:ハヤカワオト