24時間じゃ足りません……

ティップス

とにかく時間がない!
20代社会人が時間をつくるには?

〇〇をしたい!と思ったはいいものの、1ヵ月、2ヵ月、半年……と気づいたら時間だけが過ぎていた、なんて経験はありませんか?

社会人になると、やりたいことがあっても何かと忙しく、時間を捻出するのがむずかしいですよね。

この記事では「時間がない」と感じている方に向けて、時間をつくる方法をお伝えします。

毎日、とにかく時間が足りない……

新しく始めたい趣味や、将来のために勉強したいことがあっても、働きながら時間を確保するのはむずしいですよね。
残業が多かったり、帰ってきて時間はあっても疲れて寝てしまったり。

一日が24時間以上あればいいのにと、考えたことがある方もいるのではないでしょうか?
せっかくやりたいことがあるのに、時間が足りないのを理由にあきらめてしまうのも悲しいですよね。

時間がなくて、
できていないことは?

では、どんなときに時間がないと感じますか?
例をいくつかあげるので、自分の生活を振り返ってみましょう。

部屋をきれいに保てない

特にひとり暮らしの場合、時間がないと、洗濯や食器洗い、部屋の掃除などを後回しにしてしまいがちですよね。
家事をする暇がなく、荒れた状態の部屋を見たとき「時間がない……」と感じた経験がある人も多いかと思います。

自分をいたわる時間を作れない

日々がんばっている自分を、いたわる時間は取れていますか?
食事をゆっくりと楽しんだり、長風呂したり、好きなことをしたり。忙しい毎日を送っていると、時短や効率重視ばかり考えて、時間があればもっとゆっくりできるのに……と感じますよね。

新しいことへの挑戦ができない

新しい趣味や勉強など、やりたいと思っているのに挑戦できないときも、時間がないことを理由にしていませんか?
せっかく挑戦するならしっかりと時間を確保したい!と考えると、さらにやりたいことへの挑戦が遠ざかってしまいます。

時間をつくるために
ためしてみたいこと

どんなときに「時間がない」と感じるか分かったところで、どう改善したらよいか考えていきましょう。

いくつかためしてみたいことを挙げるので、参考にしてみてくださいね。

休日も早起きする

お休みの日は寝ていたいという気持ちをぐっと我慢して、会社の日と同じ時間に起きてみましょう。
早起きして朝の時間を有効活用すると、一日が長く感じます
また、朝から活動的だとエンジンかかり、そのあとの予定もからだが軽やかに動くのでおすすめです。

自分の時間を確保してから
予定をいれる

1ヵ月の予定を立てるとき、何よりも先に自分のための時間を確保しましょう。
そのあと、友人との遊びや仕事関係の飲み会などをいれる、という順序で予定をたてるのがポイントです。

自分の時間を第一優先にすると、他の予定をセーブできます。自分の時間を使って、やりたいことに挑戦してみてくださいね。

時間に対する考えを変える

次の予定まで10分という状況で、「あと10分しかない」と考えるか、「まだ10分ある」と考えるかで、行動が大きく変わります。
10分あれば、ちょっとした勉強をしたり、やりたいことについて調べてみたりできますよね。物理的に時間をつくりだせなくても、自分の考えを変えるだけでやりたいことに時間を充てられます。

みんなはどうしてる?

読者のみなさんから寄せられたリアルなお悩みに、「お悩みフォーラム おたすけ隊」のみなさんが、アドバイスやそれぞれの意見を届けてくれました。今回は、寄せられた声をすべてご紹介します。

【今回のお悩み】
「働きながら勉強時間をつくる方法、どうしてますか?」
(しゅはりさん・社会人3年目)

社会人3年目になり、毎日の業務をこなしつつ、残業する毎日を過ごしています。
しかし、技術職なこともあり、自身のスキルのなさや未熟さをひしひしと感じています。

スキルアップに必要な勉強をしないといけないと思いつつも、なかなか時間が取れず悩んでいます。
特に、眠気に勝てません。

すきま時間に動画を見ても睡眠導入剤になってしまう事が多くて……
また、無理して夜中に勉強したら、体調をくずしたこともありました……


からだをいたわりつつ、自分のための勉強をみなさんがどうやって確保されているか知りたいです。

【みんなの意見】

「自分がワクワクできるタイミングで勉強する」

私もスキルアップへの焦りがずっとありますが、日々の業務をこなすだけでエネルギーが尽き果てて勉強が手につかない時期と、少し勉強への純粋な意欲が湧いてくる時期が自分の中にあると感じています。

なので、前者のときはあまり無理をせず、後者のときに「この分野の知識を入れて仕事のこの場面で生かす」「この資格を取るためにまずここまで勉強する」など分かりやすくて小さな目標を立てて勉強するようにしています。

まずは日々の業務をこなしている自分を労わりながら、自分がワクワクできるタイミングや方法で勉強を進められるといいのかなと思いました!

(めーさん・社会人2年目)

「毎日少しずつ、数分だけでも続ける」

技術職は、知識やスキルの更新を頻繁に行わなければなりませんよね。

お仕事をしながら勉強する時間を取るのはむずかしいことだと多います。

私が社会人と並行して資格を取得したとき、意識していたことが2つあります。

ひとつめは「毎日勉強にふれること」です。1問でも、2問でも構いません。休憩中に数問、お風呂上がりのパックをしているときに数問、それだけでも、毎日ふれることで自然と知識が身についていきます。

ふたつめは、流し聞きでもいいので「耳から情報を入れること」です。眠ってしまうこともあるかもしれませんが、何度も同じ動画を聞いていると、ふとしたときに「これ前も聞いたことがある」という知識に出会うはずです。その知識は、頭に定着している証拠だと思います。

私も休みの日にまとめて勉強をしていて体調を崩してしまった経験があります。毎日少しずつ、数分でも知識にふれるようにした結果、試験には合格することができました。

自分を見つめ直して成長し続けようとする、しゅりはさんのお仕事に対する姿勢、とてもかっこいいです。

しゅはりさんにとってよりよい方向に進んでいくこと、祈っております。

(十=10さん・社会人4年目)

「生活の中に、勉強の習慣を組み込む」

スキルアップの必要性に気づけているしゅはりさん、かっこいいです!

私は午後の眠くなる30分、自分の好きなことを勉強する時間にあてています。

どうせうつらうつらして効率が落ちるなら、と思い始めましたが、気分転換にもいいです。

また、帰りの電車は疲れていてむずかしいですが、行きの電車30分だけは教材を見る、など区切ると続けやすい気がします!

(ざきさん・社会人1年目)

「友だちと一緒に“週末だけ勉強会”」

「スキルアップしたい」と思えていること、そして眠くなるまで行動できていること自体が本当に素敵だと思います。

私の場合は、同じ資格を目指す友達と「毎週末に力フェ集合→4時間だけ勉強→夜ごはん」というルーティンを作っています。

平日は「できなくて当たり前」くらいのゆるい気持ちで、少しでもできた日は自分をめいっぱい甘やかすスタイルです。

もうひとつの工夫は、タイムラプスで自分を撮りながら勉強すること。

おしゃれVlog気分(いつもよりよさげな飲み物と部屋着を買ってみる……など)で”見られている感じ”が出ると、意外と集中できて、スマホにも手が伸びにくくなります。

(うみさん・社会人1年目)

「続けられる勉強スタイルをみつける」

技術職であればなおさら、スキル不足への不安は感じやすいですよね。

勉強しなきゃいけないという焦りをしゅはりさんが感じるのは、自然なことだと思います。

ただ、今つらい原因は「勉強が足りない」ことではなく、日々のタスクと残業で頭もからだも消耗した状態のまま、夜に勉強を重ねようとしていることかもしれません。

眠気に勝てない、無理をすると体調を崩すのは、回復不足のサインとも考えられます。

ここで必要なのは、勉強量を増やすことではなく、続けられる形の勉強スタイルに変えること。

例えば、平日は「業務に直結する内容を15~30分だけ」と決める。15分だけでも、立派な勉強だと思いますし、本当に疲れたのならすぐに切り上げてもいいと思います。

動画を見るならインプットではなく、翌日の作業に一つだけ使う前提で見る。
本当に疲れている日は勉強しない日をあらかじめ予定に入れておく

無理なく続く形を作ることも、社会人が勉強する上で大切なのかなと思っています。

勉強を「やるか/やらないか」で考えるより、「続けられる形に置けているか」で考えてみるのもおすすめです。

(やまぴーさん・社会人2年目)

「“1日5分だけ”にハードルを下げる」

私自身も同じような経験をしたことがあるため、お気持お察しします。

私の実際にやっていた方法として、ガッツリと勉強しようと取り組むのではなく、「1日5分だけでもいいから勉強しよう」と目標のハードルを下げて勉強していました。

以前は寝てしまって勉強できなかった自分を責めてばかりいて、モチベーションも下がっていく一方だったのですが、少しだけでも勉強できると自分に自信がつき、モチベーションも上がり、少しずつ勉強できる時間も増えていきました。

仕事に関係する勉強であるということなので、会社の上司に相談し、業務中に時間を確保できないか相談してみるのも一つの方法かと思います! 応援しています!

(もももももさん・社会人2年目)

「隙間時間にコツコツ勉強を進める」

夜遅くまでおつかれさまです。

勉強時間の多さが自信に繋がることもあったのですが、隙間時間にコツコツ勉強を進めることも適度に達成感を感じられておすすめです◎

朝起きて15分、通勤時間、勤務後1時間、夜寝る前1時間など……。

仕事もお忙しいと思うのでなかなかむずかしいと思いますが、こまめに時間を区切ることと、場所を変えると個人的には集中できるのでお伝えします!

(橘さん・社会人4年目)

「退勤後に図書館やカフェで勉強」

しゅはりさん、忙しい中勉強していること本当にすごいです!

私も事務職ですが、スキルアップのために、パソコンの資格取得のために勉強していたことがありました。

今は学生のときとはちがい、仕事があっての勉強なので、からだを壊さず、また3日坊主にならないように、10分ぐらいの短い時間で毎日することを心がけていました。

また、家に帰ってからだと一度スイッチがオフになってしまうので、退勤後図書館やカフェに直行して勉強していました

仕事終わりのカフェ勉は、おいしいスイーツやドリンクを飲みながらなので、逆にいい気分転換になり、おすすめです!

(とまさん・社会人4年目)

編集部のまとめ

時間をつくるためにしたいことをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

時間は誰もがみんな平等に与えられるものなので、うまく活用して日々の充実度を上げていきたいですよね。

時間の積み重ねが人生となるので、「時間がない」と感じている方はいろんな方法で時間と向き合ってみてください。

STAFF
text:kokoro、このごろ編集部
illustration:oomisoka1231