フェリシモの箱

まめさち

今月も届きました。フェリシモの定期便。
この中には、私の夢と妄想がいっぱいつまっている。
これを着たらこうなるのではないか、これを使ったらもっときれいになるのではないか、これはものすご~くおいしいのではないか、などなど夢と妄想の限りがつまっている。
開けて入っているのは、商品という形となった、申し込んだときの妄想の塊。

申し込んだときの妄想の塊。

その私が、この箱に関するあるプロジェクトに関わって、箱の外側に関心を持ったのはつい最近のことである。
筆でなでたようなタッチで書かれているピンク色の柄。
前衛アーティストの作品か?と思わせるモダンな柄が、「森」をイメージしているというのである。


「森?」と思って改めて積み上げた箱を見てみる。それが下の写真。

改めて積み上げた箱

「森に見えないでもない……」というのが第一印象。
だけど、このピンクが森に見えない原因のひとつじゃないの?
森といえば「グリーン」ではないだろうか。なぜ「グリーン」にしなかったのだろう?と疑問が残る。
みなさんも同じ思いをもつのではないだろうか?


そこで、この箱の開発者F君に突撃インタビューをしてみた。(と言うと大げさ!席に行って、聞いてみただけだ)

ロックな男、F君。
デザイン室のF君はロックな男である。
そのヘアスタイルも独特。
さすがロッカー!なのか、寝癖と思われるかどちらだろう。

「なぜピンクなの?」
するとF君から意外な言葉が返ってきた。
このピンクは、日本の代表的な木、「桜」をイメージしているというのだ。
当初、デザインを考えたとき外側を「枝」、内側をたくさんの「花」で埋め尽くすつもりだったらしい。定期便が届いてふたを開けたとき、満開の桜がこぼれるというイメージだったというのだ。
これを聞いて、なんと素敵なアイデアだろうと思った。私の夢と妄想を包み込むのにふさわしい!とわくわくした。結局、その企画は、諸々の事情で先延ばしになったようだが、いつの日かぜひ実現してほしいものである。
なるほどピンクだ。

そして、外側の「枝」も架空のものではなく、インド西ベンガル州のフェリシモの森の写真から作成されている。それが下の写真。

インド西ベンガル州のフェリシモの森の写真

この写真をモノクロにし、葉をとりはらったのが、箱のデザイン画になっている。
そう聞くと、かさかさした手ざわりのダンボールに遠くインドの森の息吹を感じられるような気がしてくるから不思議だ。
フェリシモの森プロジェクトは、1990年に始まり、世界各地、41箇所の森を再生させ、2,659万本の植樹を行ってきている。詳しい活動内容はこちらをご覧いただきたい。


  →フェリシモの森基金 (https://www.felissimo.co.jp/kraso/wk46956/gcd667821/)


また、このことは箱の「みみ部分」にも印字されている。箱が届くと商品まっしぐらだった私は、あらためて箱の「みみ部分」を見てみた。
まだ見たことがない人は、一度見てみてほしい。

箱の「みみ部分」、まだ見たことがない人は、一度見てみてほしい。

デザイン室のF君の話を聞いてから、席に戻るとサンプルを保管している隣のF子が箱に落書きをしているのが目に止まった。
イラストがかわいい。落葉した冬の森にクリスマスのオーナメントをつっているようにも見える。

イラストがかわいい。

次の「箱」が届くのはちょうどクリスマスごろ。
私も冬の森につるすオーナメントアイデアなど、練ってみようかな。


それで夢と妄想を包み込んでみよう。

SHARE
まめさち
遠い未来より身近な日常、身近な友だちがとても大事に思えるようになった今日この頃。モットーは「半径5メートルをこよなく愛す」です。

この偏愛ライターの記事一覧へ

偏愛ノートカテゴリ