しつけ糸や刺し子糸など、”かせ”の状態で販売されている糸を使うとき、いつもからんでしまう。そんなお悩みを解決する方法をご紹介します。
“かせ”とは?
“かせ”とは一定の大きさの枠に糸を巻いて束にしてあるもののことです。きれいにほどくと、1本の長い糸になっています。一般的には、しつけ糸、刺し子糸、刺繍糸などが“かせ”の状態で販売されています。毛糸もかせの状態で販売されているものもあります。今回は、縫いやすい長さにカットして使う、しつけ糸、刺し子糸などの扱い方をご紹介します。ちなみに、かせ状のものを数えるときは、1かせ(ひとかせ)、2かせ(ふたかせ)と数えます。
はじめに使うとき
使う前にひと手間加えるだけで、最後まで快適に使えます。
紙などで束ねてある場合は、カット、または引き抜いてはずします。
もつれないようにそっと広げて輪にします。
結び目の反対側の輪の部分と、途中の数ヵ所を不要なひもなどで結びます。※強く結ぶと引き抜きにくくなるので、軽めに結びましょう。
結び目側の輪をカットしてできあがりです。「わ」のところから1本ずつ引き抜いて使います。
使い終わったら
そのままではからまってしまうので、片付ける前にもうひと手間。
「わ」の部分に指を入れ、くるくるとヨリができるまでねじります。
半分に折り曲げ、「わ」の部分に糸端を通します。整えると、ねじねじとしたかせのような状態に戻るので、この状態で収納します。※使うときは、「わ」から糸端を引き抜き、ヨリを戻してから使いましょう。ねじれたままではきれいに引き抜けません。
POINT
使って、少なくなった糸は、さらに半分に折り曲げてから同様にねじり、小さくまとめると便利です。
収納もきれいに!
きれいに収納できるので、さっと使えて便利。
お裁縫箱にしつけ糸を入れても大丈夫。ほかの道具とからまず、すっきり使えます。
刺し子糸の残りをケースにまとめて入れています。色が探しやすくとっても便利。
いつも使う糸をスッキリまとめて、手作りをスマートに
どうしても増えてしまう刺繍糸や刺し子糸などは、使いやすい長さにカットして、こんな風にまとめておくと、使いたいときに使いたい分だけ、さっと引き抜けて便利ですよ!
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