成長するハンドメイド / いとしい手づくり

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成長するハンドメイド

ハンドメイドにのめり込んだのは次男の産後すぐ、ふと目にした手芸店の生地がきっかけ。最初はこんな素敵な生地でスタイを作ったらかわいいだろうなぁと小物を作っていたのに、私好みの兄弟おそろい服を作りたい……と妄想したころにはすでに沼にはまり込んでいた。

初めて作ったおそろい。

いちばん最初に作った服はブタさん柄のレギンスパンツ。できあがった喜びにひとり感動して、深夜寝ている子どもに履かせたのを今も覚えている。その後も、え?こんなものも手づくりできるんだ、シャツもネクタイもスーツもはおり袴も。リュックも!? と毎回新鮮な気持ちで作っている。

卒園式のために作った長男のスーツ。夫のネクタイ、私のピアス、次男のセットアップをおそろいで作れてうれしかった。

手づくりの魅力は、同じ生地やパターンを使っても、ちょっとした工夫で世界にひとつだけのものができるところ。七五三の飾りにビーズをひと粒縫って、「何かひとつ」自分が輝けるものを見つけて欲しいと願いを込めたり、贈る人を思い浮かべてその人が好きなモチーフやイメージに合う図案を組み合わせて刺しゅうしたり。

贈る人のことを考えて作ったガーゼタオルと刺しゅう入りコースター。

ハンドメイドを通じてSNS上で知り合った友達とは昔からの仲よしのような関係になることも。一度も会ったことがないのが信じられないぐらいで、作品作り中にアドバイスをもらったり、いろんな悩みを相談したり、作品をプレゼントし合ったり、今ではなくてはならない存在に。

刺しゅうしている私を見て、僕もやりたいと当時8歳だった長男の刺しゅう。

日々成長する子どもを見て、私は1年前と比べて何ができるようになったかなぁ?と思うこともあるけど、「前はズボンなんてササっと作れなかったんじゃない?」と夫がぽろっと言った言葉に、自分では気が付かなくても夢中で作っているうちに成長しているのだろうと励まされることも。
時間に追われている毎日だけど、短時間でも自分に戻れる手芸の時間を大切に、これからも自分なりに楽しんでいきたいなと思う。

tomo
ケアマネジャー。のんびりすること、ものづくり、食べることが大好き。ハンドメイド歴6年、二児の母。子どもの手が離れる日はいつなのかと思う反面、いつまで一緒にいてくれるのかと矛盾した気持ちを抱えながら育児中。

 

 

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