フェリシモCompany

こどもたちの希望の灯りに。

先日、私は岩手県宮古市に向かいました。
みなさまからお預かりした義援金(基金)の一部で、
こどもたちと一緒に「自分の灯り」を作るため、です。
向かったのは宮古駅から自転車で約10分、「藤原学童の家」です。
mzk20110826_1.JPG
途中、流れてしまった橋(JR山田線)が見えました。
今日作るのは、ペットボトルにセロファンやマジック、スパンコールなどで飾り付けする、お手製のランプシェードです。
そこに、LEDライトを入れて”自分だけ”の灯りとして楽しんでもらうのです。
集まっているのは小学1年生から5年生までの17人。
震災後、宮古市でボランティアを始めたUさんが先生です。
mzk20110826_2.JPG
みんな真剣! 自分たちの灯りづくりに夢中です!
mzk20110826_3.JPG
mzk20110826_4.JPG
mzk20110826_5.JPG
mzk20110826_6.JPG
「きれいにできてうれしかった」
「難しかったけど、友だちにおしえてもらった」
と言った感想のほか、
「海の中の大きな魚をイメージした」
「サケの卵をイメージしてつくった」
と言うこどもたちも。
宮古市ではサケがたくさん遡上する川がいくつもあり、こどもたちにも馴染みが深い魚なんだそうです。
mzk20110826_7.JPG
完成したランプシェードの中に灯りを入れると、こどもたちの眼が輝きました。
けれども、同時に
「これ、電池?」
「あまりつけると電池がなくなる!」
と叫ぶこどもたちも。
想像もしていなかったこどもたちの反応に、震災直後の大変な時期を乗り越えた強さを感じました。
実は今回の企画、宮古市のUさんと一緒に考えました。
Uさんは、被災地で仮設の集会所やこどもたちが集まる場所で、
手づくりのアクセサリーづくりの機会を、被災者のみなさんに
提供する活動をされています。
はじめはたった一人だったUさんも、いろんな方が声をかけてくださるようになって、
いろんな場所でボランティア活動ができるようになったそうです。
そんなUさんに、被災地の人々にどんな応援ができるのか、いろいろ相談させていただく中、
ちょっとした地震で停電になり、こどもが暗闇を怖がることから、
自分たちの灯りがあったら少しでも安心して暗闇も過ごせるかも、と、
言ってくださったことがきっかけで、このプログラムが生まれました。
このほか、この「自分の灯り」づくりは、仮設住宅の集会場などでも実施していただきました。
ひとりひとりの手によって生まれた灯りが、みんなの希望の灯りになればうれしいですね。
mzk20110826_8.JPG
フェリシモは、被災地の方々と一緒に、少しつづでも息の長い支援をに取り組んでいきたいと思います。
ぜひ、今後も義援金(基金)の活用について、みなさまからもご意見をお寄せください。
ご意見はこちらで受け付けています。
この記事をシェアする
Twitter
Facebook
LINE

コメント

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

コメントを投稿する
ページトップへ戻る