TIPS

- わたしたちのヒント -

外からの評価も気になる

TIPS

思ったより低かった……。
自分の市場価値に
落ち込んだときは?

転職サイトのスコアや、周囲との比較。
自分の市場価値を気にして一喜一憂した経験はありませんか。

客観的な評価だと分かっていても、思ったような結果が出ないと、これまでの自分を否定されたような気持ちになり自信を失いそうにもなりますよね。

けれども、画面に表示される評価や他人の目線は、自分のほんの一部を切り取ったものに過ぎません。

今回は、そんな「外のものさし」に振り回され、自信を失いそうになる自分とうまく付き合い、自分軸で歩くためのヒントを考えてみます。

自分の市場価値はどれくらい?

これまで積み重ねてきた経験・スキルは、社会から見るとどれくらいの価値があるのだろう。

これからのキャリアを考えるとき、ふとそんな問いが頭をよぎることはありませんか?

もちろん「市場価値」は一つの判断材料になります。
しかし、見えてくるものによっては、これまでの歩みを否定されたような気持ちになり、がっかりしてしまうことも……。

心が沈む市場価値って?

ひと口に「市場価値」といっても、どのような見え方をしたときに、心は沈んでしまうのだろう。その状況をいくつか整理してみました。

転職診断サービスで点数が低かった

数値で可視化される診断サービスは分かりやすい反面、結果が予想を下回ると、「これまでの歩みはこの程度だったのか」と重く受け止めてしまうことがあるかもしれません。スコアという一つの指標が、まるで自分自身のすべてを評価しているように感じてしまうこともあります。

友人と比べて差を感じた

同世代の昇進や年収の話を聞いて、つい自分と比較してしまうことも。置かれている環境や背景が異なると分かっていても、つい「自分はまわりより遅れているのではないか」と、今の自分を低く見積もって落ち込んでしまいますよね。

求人条件に届かないと知った

新しいキャリアへ向けて求人票を眺めているとき、いまの自分には足りないスキルばかりが目について気後れしてしまう。そんな場面も少なくありません。

「これから何ができるか」を考えたいタイミングなのに、どうしても「自分に欠けているもの」に意識が向きがちです。一歩踏み出す前に、自ら高いハードルを感じて自信を削られているような状態といえるかもしれません。

価値に振り回されない考え方 

何かとの比較で感じる価値は、あくまで「外のものさし」で測ったものです。周囲や数字に振り回されず、自分軸で心を整えるためのヒントをいくつかご紹介します。

「伸びしろ」と捉える

今の評価は固定されたものではなく、状況に応じて変動していくものです。足りない部分が見えたときは、それを「これから伸ばしていけるポイント」と捉えることもできます。「まだ成長の余地がある」と視点を切り替えることが、前向きな一歩につながるはずです。

過去の自分と比較する

誰かと自分を比べると、どうしても欠けている部分ばかりが目についてしまうもの。ですが、本来比べるべき相手は「過去の自分」かもしれません。

1年前、3年前の自分と振り返ってみれば、できるようになったことや乗り越えてきた経験が、少なからず積み重なっていることに気づけるはずです。

市場価値は環境で変わる

市場価値は、場所やタイミングによって大きく変わります。今取り組んでいることが、思わぬ場面で役立つスキルになることも珍しくありません。

私自身、趣味ではじめたブログ発信が仕事につながり、キャリアを再考するきっかけになりました。また、書くことを通じて言語化能力を評価される機会も増えています。

今の評価はあくまで一時的なものと思って、気にしすぎないことも大切です。

数字に表れない価値に目を向ける

実績やこれまでの経験を伝えるとき、数値があると分かりやすい反面、それ以外の重要な価値は見落とされがちです。

例えば、「まわりとの信頼を築く力」や「ものごとを形にするまで継続する力」などは、目に見える成果以上に社会人として欠かせない資質でもあります。

数字という指標だけでなく、自分の中に眠る「数値化しにくい魅力」にも、ぜひ目を向けてみてください。

まとめ

市場価値という言葉に、自信を揺さぶられることもあるかもしれません。

でも、その数字は「いま、この場所での一側面」に過ぎず、積み重ねてきた努力や信頼のすべてを測りきることはできないのです。

大切なのは、外のものさしに自分を無理にあてはめるのではなく、これまでの歩みを自分自身で認めてあげること。

そうして心を整えながら、一歩ずつ「これからどうありたいか」に向き合っていく。
その姿勢こそが、数値には表れないあなたの大切な価値になっていくと思います。

STAFF
text:Yudai Mino
illustration:Natsuki