
「ごきげんな人を見かけると、なんだかこっちまでうれしくなっちゃうよね」
そんな話がきっかけではじまった、みんなで「ごきげんのたね」を持ち寄り、ビュッフェのように並べて分かち合うコンテンツ『ごきげんビュッフェ』。
今回は、読者のみなさんから「私なりのごきげんアイデア」をテーマにしたミニエッセイを募集しました。届いたのは、心がふわりと軽くなる、ごきげんさんなものばかり。
お気に入りの一皿をトレーにのせるように、気になったアイデアを心にそっと運んで味わいませんか?
読み終えるころには、心がほんのりほくほくしてきて、きっとあなたも「ごきげんさん」に。
また、2026年10月17日(土)・18日(日)に開催する「ごきげんさん展」で、こちらではまだ掲載していない作品を展示予定です。
ぜひイベントにも足を運んでいただき、ごきげんビュッフェの続きをご堪能ください。
わたしのキャサリン

朝、目が覚める。一歩も動きたくない。だけど、私のことを待ってくれている子が、部屋にいる。観葉植物のキャサリンだ。名前は、第一印象で命名した。キャサリンはジャングル生まれなので、水が大事だ。おはようと言いながら、水をやり、葉っぱの一枚一枚に、ていねいに霧吹きをする。キャサリンの葉がのびのびしていると、私の気持ちも生き生きとするものだ。行ってきます、キャサリン。大好きだよ。
(とまさん・大阪府・27歳)
ごきげんカルボうどん

私のごきげんアイデアは、冷凍の作り置きご飯を作っておくこと! 最近は冷凍うどんにベーコンやチーズなどの具材を乗せて冷凍し、食べたいときにレンチンして卵を乗せるだけの「冷凍カルボうどん」にはまっています。手軽にできるのにおいしくて、疲れて帰ってきた夜の救世主です! 作り置きをしておくことで、自分で自分のことを助けてあげてるんだって感覚が好きなんです。もちろん、帰り道にマックを買って帰る日もあり! いろんな方法で自分がごきげんでいられるように過ごしています。
(ぐっちーさん・東京都・25歳)
ゴロゴロのしゅわり

用事が終わって早めの帰宅。カーテンを思い切り開けて、部屋の中に光を入れる。おしゃれな音楽も流して準備よし。さて、ここから私のご自愛タイム。戸棚からグラスを取り出し、ゴロゴロした氷を詰める。お気に入りのウイスキーを注いで、炭酸水でしゅわしゅわに。そしてそして、冷蔵庫からカカオ多めのチョコレートも2、3粒お皿に並べる。まだ空は青くてふんわり。街もシャカリキに動いているこの時間。キッチンで立ったまま飲むハイボールは、ちょっと罪悪感もあるけれど、一気に私を、私らしくしてくれている。
(omisoさん・東京都・26歳)
好きを手元に

自分でパーツを選んで、金具を加工して作ったブレスレット。好きなアーティストMVの世界観を参考に。在宅勤務のとき、誰に見られるわけでもないけど付けるとテンション上がります!
(マサキさん・大阪府・26歳)
あいらぶつめ

「わー!今日もかわいい。」大事なのは今日”も”の部分。そう、私のつめはいつだってかわいいのだ。毎日どんなときもキラキラしていてかわいいのだ。仕事が始まる憂うつな月曜日も、キーボードを打つつめを見るだけでごきげんになる。月に1度メンテナンスするだけで30日まるっと気分が上がる。「さー今日もがんばろ」 そうつぶやく私のつめは今日もかわいいのだ。
(おきょうさん・沖縄県・28歳)
しあわせのキャンバス

iPadのカバーケースの裏。そこは、私のお気に入りが詰まってる。どこかのカフェでもらったショップカード。好きな本屋さんのロゴ。次は何を入れようかな。心がおもむくままに、入れ替えてみる。私は日々のなかで、気がついたら心がぎゅっと小さくなっちゃう瞬間がある。心の余裕は、人生の余裕。このiPadの裏のように、好きなものをいっぱい入れる人生にするんだから。
(すーさん・東京都・27歳)
とろっとろ

おいしい。何度食べてもおいしい。ショッピングセンターのフードコート内にある中華料理店。そこで必ず食べるのがかに玉チャーハンだ。ご飯の真ん中にドンと構える大きなくぼみ、『あん』。レンゲでくずすと、とろっとろの『あん』が滝のように流れ、周りのご飯と混ざり合う。ひとくち口に運ぶと、ご飯と塩っけのある『あん』がいい塩梅を生み出し、食べる手が止まらない。思わずほおが緩む、そんな昼食となった。
(ふなさん・北海道・28歳)
オフィス前で、シュッ

「ふあーあ」と眠いからだを起こし、重い足取りで駅に向かう。ぼーっと電車に乗っていると、徐々に職場の最寄りが近づいてきた。改札を出てひと呼吸。「ちょいと気合いを入れるか」と、ポーチから香水びんを取り出し、シュッと手首に吹きかける。シトラス、ベリー、シャボン……。どんなに仕事に行きたくない日でも、香水をかければなんとか乗り切れる気がする。大事な打ち合わせのある今日はシトラスの気分。さぁ、仕事、がんばるか。
(あずさん・大阪府・25歳)
コーヒーとビール

古いショッピングセンターにあるお店のコーヒー、にぎやかな場所から少し外れたクラフトビールのお店。華の金曜に好きな人と飲むビールは最高においしい。頭空っぽにしてひとりで飲むコーヒーはからだにしみわたる。口に広がって鼻を通り、のどまで広がるあの感じ。しあわせで満たされる瞬間をつい何度も味わってしまう。苦味や酸味を感じながら、コーヒーの香りに包まれて過ごすひとりの休日。さわやかな香りとアルコールを疲れきったからだにしみわたらせてするたわいもない話。これが私のごきげんのつくり方。
(ラテとペールエールさん・沖縄県・ 28歳)
ご褒美ビール

平日仕事を遅くまでがんばった日。21時過ぎに家に帰宅した日。そんな日は水も飲まずカラカラの状態で家の近くのコンビニへ直行。ホットスナック、アイスクリームには見向きもせずお酒コーナーに直行。缶ビールを手に取り早歩きで家に帰宅。そのまま冷凍庫にイン。ご飯を食べるギリギリまで冷やす。キンキンに冷えた缶ビールを一気にのどに流し込む!しあわせ!私今日もおつかれさま。
(こみさん・愛知県・31歳)
特別な朝マック

仕事があるときは時間がなくてあまり朝ごはんが食べられない。そんな私にとって「朝マックを食べる休日」はちょっと特別な日だ。休日の早起きは、仕事のためにする早起きとはやはり気分が違う。マックに向かうと、勉強をしている大学生や、本を読んでいる社会人らしい方も見かける。この空間に来ると、自分も何かがんばってみようかな、と気が引き締まる。おなかがそんなに空いてないときはハッシュドポテトを。がっつり食べたいときはマフィンも。朝マックを食べると元気になれる。そして何よりごきげんな気分になれるのだ。
(結城りんさん・東京都 ・27歳)
相棒たちとごろりん

わが家にはもふもふファミリーがいます。出勤するとき「いってきます!お留守番よろしくね」帰宅したとき「ただいまぁ。今日もがんばったよ」とみんなにあいさつ。『たーきやたん』(ペンギンさん)をぎゅっと抱きしめると、ふわっと疲れた心を包みこんでくれます。いちばんしあわせなのは、みんなに囲まれるごろりんタイム。(もちろんみんな名前があります。)ふぅ……と息を整えを横になると、気づいたらすやぁ……この時間、安心感がたまらなくしあわせです。私の味方であり、家族的存在。今度もふもふファミリーの新メンバー、お迎え予定です。
(たみのさん・愛知県・26歳)
ごほうびランチ

お昼休み。いつもなら自作のお弁当をつつくけれど、たまには、自分をいたわっておひとりさまランチ。冷めないうちに、ゆっくりご飯を味わう。ワーママを少しだけお休みできるひとときです。
(望月もつきさん・広島県・31歳)
ごきげんマグカップ

私がごきげんになれる時間は、お気に入りのマグカップを使ってひと息つく時だ。大きめで、分厚くて、ぽってりしたフォルムのマグカップたちに惹かれるみたい。飲み物はだいたい牛乳をたっぷり入れたカフェオレか、これもまた牛乳をたっぷり使ったミルクティー。今日はどの子にしようかな? と、マグカップを選んでるときも、すでにちょっとごきげんな私。そのお気に入りのマグカップで好きな飲み物をゆっくり味わう…私にとってささやかな、でもごきげんになれる大事な時間。
(ヒヨドリさん・兵庫県・29歳)
ほっぷすてっぷ

ふらっと『はる』(愛犬)とテラスでカフェタイム。ゆっくりと流れる時間と季節の空気に身をまかせ……はるのうらやましそうな顔を見ながら大きな桃のケーキをほおばる。コーヒーのいい香りと口の中で広がる桃の香りがたまらない。ぼーっと空を眺めたり、きらきらと差し込む光でおなかも心もふっくら広がる。たった 2時間ばかりの小さな逃避行。よし!また 頑張るぞ!おー!
(まっきーさん・長野県・33歳)
きらきら、ぷるん。

疲れてへろへろになるであろう夜のために私は何を作ろうか台所で考える。最近はゼラチンであらゆるものを固めているのだが、仕事から帰って魂の抜け殻状態であとは寝るだけ! というときに食べるきらきらぷるりんな輝きといったら素晴らしいことこの上ない。昨日の自分に感謝。今日もおいしく作れた!
(茶太郎さん・岡山県・26歳)
観劇後・熱保存の儀

劇場を出た瞬間から、なるべく間を空けずにその熱を真空パックしておきたいと願う。いつもの店で、オーダーしたつまみとワインをお供に、意のままにノートに書き殴る。「あそこの演出はキレキレ」、「この俳優の歌に魂が震えた」、「この人にすすめたい!」……podcastを通して熱量がそのまま伝わるよう、多少字が汚くてもお構いなし。放出が終わったら、ワインを飲み干し、帰路に着く。さっき目撃した舞台上の一部始終をすべて思い出すことはもうむずかしくても、「保存の儀」が完了したから、満足だ。さあ、どうしゃべろうか?
(momongaさん・東京都・30歳)
お迎えにあがります

私のごきげんの素は、『ちー』(セキセイインコ)との時間。家に着いて玄関のドアを開けた瞬間から、待ちきれんばかりのちーの大きな鳴き声が聞こえる。彼女はもうおばあちゃんで、ほんの少ししか飛べないのだけど、リビングで対面すると、やっとこさ飛んでくる。ふだんはツンツンしているので、そのギャップも相まって胸がじーんとする。私が体調不良のときも、のっそりと鳥かごから出てきて膝に乗ってくれる。眠っている時間がだんだんと長くなってきたのが、いつか来るお別れを感じさせて寂しいけれど……ちーは、私のしあわせの象徴だと思う。
(小暮 花音さん・東京都・28歳)
食べるって最高だ!

衣食住。それは生きる上で必要なこと。その中でも食は人をごきげんにしあわせにすると思う。食の中でもたくさんのカテゴリーがあるが、その中で私がいちばんごきげんになるのは、スイーツだ。甘いものがとにかく大好きな私は、がんばったときのご褒美や頭を使ってひと息入れたいときに甘いものを食べると、とてつもなくごきげんになり、しあわせになる。特に好きなのは、お芋スイーツだ。お芋の自然な甘みが本当にたまらなく大好きでお芋スイーツが出てくる季節になると季節の移ろいも感じつつ、うれしくもなる。スイーツだけでなく、食べ物のパワーは日常を生きる活力になると思う。おいしいもの、食べたかったものを食べられること、それは当たり前のようで当たり前じゃない。だからこそ最高なことだと思う。
(miさん・三重県・28歳)
ほんの少し勇気を出したら……

ふと思い立って料理教室に応募してみました。ふだんは簡単な自炊をするくらい。行く前ははりきって応募したくせに少し憂うつでした。料理上手なお姉様たちが来るのではと緊張していましたが、当日を迎えたらなんと同世代も年下も! パン生地の感触がとても癒やしで、気がついたら次の教室も応募してました。
(よこさん・静岡県・26歳)
エステ気分!

どうしても何もやる気がない日、それでもごきげんでいたい日は、枕にラベンダーのミストをひと吹き。そのままベッドにごろんと寝転がって軽いヨガとセルフマッサージ! 香りに包まれ心とからだがやわらいで、いい感じの眠気が来たら、そのまま波に乗っておやすみなさい。
(ここきゅーさん・愛知県・27歳)
好きなものに包まれて

好きな音楽やラジオを聴きながら、のんびり散歩するのが私のごきげんの作り方です。(ただの帰り道でも◎)一緒に口ずさんでもいい。誰も見ていなければからだだって動かしてもいい。見慣れた道でも、BGMが付けばいつもと違う景色に見える。夕焼けに立ち止まってみたり。いつでもそばにあるはずの木もれ日がきれいと気づけたり。こんな日常でもいいな、と思えます。
(るなしぃさん・神奈川県・26歳)
ハローごきげんさん

疲れた私を癒やすために、1ヶ月にひとつはじめてをする。先月は「ポーランド料理教室」。はじめましての20人でハンバーグ、スープ、マフィン作り。調理実習のごとくテキパキとにぎやかに。揚げて焼くハンバーグなんておいしいんだ……!と感動。また会えたら会いましょうがとても居心地いい空間。道中ごきげんでこんな壁画も見つけてパシャり。大事なものはバターに。いい言葉。お風呂にゆっくり浸かって、ごきげんさんの締めはお気に入りの毛布。いい日っていろいろ重なる。くるまって寝るまで。うすらうすらにおやすみ。
(ぽわぽわさん・東京都・26歳)
お寿司はいつでも

私のごきげんは、お寿司によって守られている。仕事に疲れてご飯を作る元気がない日、がんばった自分にご褒美をあげたい日、理由もなく悶々と考えすぎてしまう日。どんな時も一度「お寿司」というワードを耳にすれば、ごきげんセンサーがピコッと鳴る。そんな時はお財布事情を気にせず一心にその力を借りていい。それが私の決まりだ。それに、食べるのはもっぱらスーパーの品か、100円台の回転寿司。ぜいたくなのもいいけれど、いつも手に届く存在でいてほしい。安心とひとさじの特別感をまとうお寿司こそ、わたしの頼れる味方なのだ。
(栗のかもさん・東京都・29歳)
“怠惰な”おうちカフェ

心が重くて、出かけてリフレッシュ!っていう気分でもない。そんな日は、「おうちカフェ」を開店します。甘くて鮮やかなシロップにソーダを注いで、カップのアイスを乗せただけの簡単クリームソーダと、スーパーで安売りしてたハムとスライスチーズを挟んだシンプルホットサンド……には乾燥パセリをふってみる。大したことはしない! それっぽくいい感じになればOK! あとはカフェっぽい音楽をかけておいしくいただきます。がんばりすぎず、ちょっとの工夫で自分をもてなせば、ちょっとご機嫌。今日も乗り越えられるのです。
(ひーくんさん・東京都・28歳)
最高の休日!!

僕がごきげんになる方法は、いつもとは違う自分になって都心にお出かけをすることだ! 自分のお気に入りの服やアクセサリーを身に着ける。そして、お気に入りの愛車で都心に出かける。都心に着き、百貨店のショーウインドウを背景に街を歩く。その気分はまるで映画のワンシーンにいるかのように。ときどき空を見上げると、日常では感じることができない前向きな気持ちになったりする。すれ違う人たちもささまざまで親子や外国人、学生たちや恋人たち。その人たちの表情からこちらもほっこりとした気分になる。
(Shomaさん・和歌山県・25歳)
ブルーに恋して

周りをビルやマンションで囲まれた私の部屋だけれど、幸運なことにベランダからは空が見える。目が覚めて最初に顔を合わせるのが何にも染まらない澄んだ青空だと、それだけでなんだか今日はいい日だと思える。自他共に認めるイエベ春なわたしだけれど、いつも目を惹かれてしまうのは青色。この前だって青いワンピースを見つけてすぐ手に取ってしまった。かわいすぎてお出かけしない日もお家で着ているし、鏡を見るたびに「なかなか似合うじゃん、わたし。」ってうれしくなるのだ。
(あにーさん・兵庫県・28歳)
空を見にいく

心が枯れたとき、私は空の広さが恋しくなる。ご飯の準備を放棄して、近所の空がよく見える場所まで小走りで向かう。そこに何かがあるわけじゃない。ただ広い空が見えるだけ。空を眺めながら音楽をシャッフル再生する。今の気分にぴったりの曲が流れるだろうかと、ひとり遊びをする。空の写真も撮る。今日も私は空を見にきたのだと記録する。カメラに収まらない空の広さを静かに見つめる。写真フォルダには、青や白やオレンジが増えていく。そういえば夕飯の準備をしなきゃ、と思いながら帰る。空は、ただそこにいてくれる。
(コトハさん・大阪府・26歳)
【わたし専用】ひとり旅

「晴れた?!」ひとり旅の始まりはいつだって気まぐれ。天気がよければ足取りも3倍は軽い。行き先と自分の心模様に合わせて服を選んで、メイクは職場じゃできない色味を強気にチョイス。相棒のカメラを首に掛けたら「今日はどんな景色に出会えるかな」といつもより多めの好奇心を連れていざ出発。偶然見つけたお店に入ってみたり、心ゆくまで海を眺めてみたり。自由気ままな私が五感で存分に焼き付けてくれる思い出のおかげで、その時の自分も未来の自分もごきげんになれる。まさに一度で二度おいしい、とっておきのごほうびだ。
(nagi.さん・広島県・28歳)
ギョーザの皮でピザ

ギョーザの皮でピザパーティ。ピザは大掛かりな気がして気が引けるけど、ギョーザの皮なら簡単に好きな量だけ好きなものをのせられる。定番のケチャップにソーセージにコーンにチーズ。キッチンの奥にしまいこんだ缶詰の中身もチーズをのせたら全部がおいしくなるかも? しょっぱいものも甘いものでも。私のおすすめは大葉に味付けした豚肉にコーン。後はジリジリ……トースターで数分焼いたら香ばしくてカリカリでチーズとろとろ。おいしいもの食べてテンション上げて明日もがんばる。
(ぴかぴかさん・三重県・26歳)
いつも、いっしょ

いつも、いっしょ。元気なときもそうでないときも仕事で疲れ果てたときも同じ表情で迎えてくれる。ぼーっとみてるだけでも癒される。いつの間にか時がたっている。表情変わらないのに不思議だ! 効率的にこなすことが求められる世の中。最短ルートではやくこなすことがすべてではない。ムダだと言われることにも意味はある。そう信じたい! こうして、世の中と戦ったあとこの子たちをみると。今日もがんばった!生きてきたんだと心が洗われる。だから。いつも、いっしょ。
(ほんのつみかさねさん・埼玉県・27歳)
なんでもない日のピクニック

お気に入りの公園で、お気に入りのパンとコーヒーを準備して、のんびりゆったり過ごす休日。そんな日が、私にとってなによりのぜいたく。空をぼーっと眺めていると、今の悩みが少しだけちっぽけなものに思えたり、道行く人たちを見てみんなそれぞれの人生があるんだなと感じたり。もやもやする気持ちがなくなるわけではないけれど、ほんのちょっとだけかるくなる。きっとこれは、わたしがわたしに戻るための大切な時間。なんでもない日のピクニックが、明日のわたしを支えてくれる。
(mayukoさん・神奈川県・26歳)
役所横には「特等席」

わざわざ用もない役所に出向いて、ぼーっとするのが好きでさ。「え、それ楽しいの?笑」--うん、楽しいよ。一度も利用したことがない役所、の横にあるウッドデッキが私のチャージスポット。夕暮れ時、きらめく街と川辺の自然を眺めながら、その日の気分で音楽を聴いたり、自然の音に耳を澄ませたり。風に吹かれ、ふと見上げれば、刻一刻と移ろう表情に目を奪われる。この空には二度と出会えない。そんな一抹の寂しさを抱えつつも、ささくれだった心は解け、肩の力がふっと抜ける。しきりに気にする人の目も、ここでは不思議と気にならない。
(たぶん往来さん・神奈川県・27歳)
とっておきのパフェ

なんだか気分が上がらない。少し疲れている。そんなとき、私はとっておきのパフェで自分をごきげんにする。パフェといっても、お気に入りのグラスに自分の好物を詰め込むだけ。わらび餅とあんみつをいれて、最後に濃厚なバニラアイスをのせる。ただグラスに詰め込んだだけなのに、眺めるだけでなんだかうっとり。ひと口食べたら自然と笑顔になって、思わず「おいしい!」とひとりで叫んじゃうくらい。私のために、私が作ったパフェ。これでまた明日からもがんばれる気がする。
(kokoroさん・神奈川県・29歳)
ありがとうのコツ

私は何気ない瞬間に「ありがとう」を言葉にするのが好きだ。横断歩道を渡ろうとした私を見て車が止まってくれたとき。道端の花がきれいで感動したとき。自転車に乗っていて虫が飛んできたけどなぜか私を避けてくれたとき、みたいにへんてこりんなタイミングでもいい。コツは、その時の気分で言葉を”脳内再生”すること。映画の主人公になり切って、ありがと〜って気分よく言うのがポイント。ここまで読んでくれた人は分かったよね? 誰にも聞こえない声で、次はあなたも言ってみて。きっと今までにない自分だけの特別なごきげんを味わえるはず。
(柴巳さん・兵庫県・25歳)
ライフハックかも

仕事が終わって、くたくたでお家に帰ると早く洗ってくれ……と流し台で待っている食器たち。どうにもズボラでめんどくさがりでHPが0な私はそれを洗うのが本当に億劫でした。ですが最近発見したんです。「次の日の自分が喜ぶかな?と思って仕方なくやってあげる」という、まるで少女漫画のツンデレキャラみたいなスタンスで洗い物に取り掛かればあら不思議。いつの間にか終わっていて、次の日の朝はちょっぴりごきげんに。また流し台に食器を増やすことができるのです。
(ハモネロさん・愛知県・27歳)
おうちでホットケーキ

ごきげんになりたいとき、私は家でホットケーキを焼く。ホットケーキミックス、牛乳、卵が揃うだけで出来たてアツアツを食べられるし、何よりあのフォルムがたまらない。生地に豆腐を混ぜてフワフワにしたり、バナナを入れてみたりとアレンジを楽しめるのもおもしろい。好きな飲み物も一緒に用意すると、素敵なおうち喫茶の完成だ。そしてズボラな我が家にはナイフがないので、フォークで軽く切り分けてそのまま食べている。これもまた欲望が満たされていいのである。
(ちひろさん・京都府・25歳)
お気に入りと散歩

朝にのんびり起きて、お気に入りの服を着て、アクセサリーと香水をつけて、家の周りをお散歩。リズムに乗りたい気分だったら、お気に入りの音楽をつけて。まぶしい日だったらサングラスかけちゃって。コースはその時の気分で決めていくのさ。太陽、風、花の色と香り、周りの声、虫の声、いろいろ感じるなぁ。あそこに新しいお店できてる!おもしろいポスター!発見がいっぱい。帰るころには、ちょっと血流がよくなって、充実感いっぱい、ごきげんになること間違いなし。
(ぼぼんぼんさん・東京都・25歳)
わざわざ

「成分無調整」の牛乳と、好きなヨーグルトをカゴに入れてレジに向かう。私の家にはヨーグルトメーカーがある。牛乳900mlと、好きなヨーグルト100gをセット。ボタンを押してひと晩待てば、1Lのヨーグルトができる。放っておくだけなのに、「手作りした!」という実感がふつふつと湧いてくる。翌朝、冷蔵庫を開ければ、昨日の私が作ったヨーグルトがある。自炊よりもうんと手軽だ。買った方がずっと早い。でも、この「わざわざ」が、私を少しごきげんにしてくれる。
(十=10さん・27歳)
「ごきげんさん展」で展示しました

2026年10月17日(土)・18日(日)に、私たち「あれから」とおとなりメディアの「このごろ」の主催で『ごきげんさん展』を開催しました。
そのイベントで、今回ご応募いただいたものの中から一部の作品を展示させていただき、来場者のみなさんにもごきげんをおすそわけしました。
このエッセイ企画名が「ごきげんビュッフェ」ですので、お皿に作品をのせて、それを「ビュッフェ」のように並べて展示。

まるでじっくりと味わうかように、みなさん各作品を読んでくださっていました。たくさんのごきげんアイデアを受け取って、きっと心が満たされたことだと思います。
この展示で見たかった「ごきげんの輪」が広がっていく風景が、そこにはありました。
もしこのエッセイ企画をきっかけに、書き手のみなさんも、読み手のみなさんも、また別のだれかにごきげんをシェアして、そのあたたかいつながりがどんどん増えていく。そんなやさしい連鎖が起こるとうれしいですね。