TIPS

- わたしたちのヒント -

先が見えなくて不安

TIPS

仕事・結婚・出産の
ライフプランに迷う。
これからのことを
どうやって考えて行ったらいい?

アラサーになると、仕事・結婚・出産がリアルなものとして迫ってきますよね……。

「結婚や出産をすると、キャリアの選択肢が狭まるのかな」

「仕事を優先しすぎると、プライベートがうまくいかないかも」

などと、先の見えない不安で立ち止まってしまうこともあると思います。

今回は、これからのライフプランを少し軽やかに、自分らしく考えていくためのヒントをお届けします。

仕事・結婚・出産のライフプランに迷う

社会人として経験を積んだ30歳前後は、自分をあらためて見つめ直すタイミングだと思います。

私自身、社会人3年目(25歳)のときに入籍しました。

休職や退職を経験した直後で、「こんな未熟者が結婚してもいいのかな」という葛藤や後ろめたさを抱えていたのを覚えています。

それでも「今がきっとベストなタイミングなんだ」と腹をくくって決断しました。

ところがSNSを開くと、目に飛び込んでくるのはまぶしい同世代の姿ばかりです。

親になって温かい家庭を築いている人、着実にキャリアアップしている人、転職して新しい世界で活躍している人……。

「みんなそれぞれ前に進んでいるのに、わたしは本当にこれで大丈夫?」と感じることもあります。

アラサーになった今、ライフプランの優先順位に迷う気持ちは、いっそう現実味を帯びてきました。

でも自分の意志や努力だけでタイミングをコントロールできるものではありませんよね。

だからこそ「何を優先すればいいのか」と、出口のないもやもやに迷い込んでしまうのではないでしょうか?

ライフプランを考えるほど、
苦しくなることも

将来の見通しを立てて安心するためにライフプランを考えているはずなのに、なぜか息苦しくなってしまうことがあります。そんなとき、わたしたちは次のような状態なのかもしれません。

「◯歳までに」という
タイムリミットに焦ってしまう

「20代のうちに昇進したい」「30歳までに結婚したい」「32歳までに子どもを産みたい」など、年齢で区切った目標を立てることは多いと思います。

私もそうです。期限を設けることは前進の目安になる一方で、「あと何年しかない」と自分を無意識に追い詰める原因にもなります。

タイムリミットに縛られるあまり、まだ起きていない未来に対して焦燥感ばかりが募ってしまうのでしょう。

想定外のハプニングや変化を楽しめなくなる

ライフプランを細かく設計しすぎると、計画通りに進まない出来事がすべて「失敗」に見えてしまいがちです。

予期せぬ部署異動、プライベートの環境変化、体調の揺らぎなど、人生には思い通りにならないことがたくさんあります。

厳密すぎる計画は、偶然舞い込んできたチャンスや、予想外の出会いを面白がるための余裕を奪ってしまうかもしれません。

「ライフプランを実行すること」が
目的になってしまう

本来、ライフプランはしあわせに生きるための「手段」だと思います。

でもいつの間にか、決めた計画を問題なくこなすことが目的にすり替わってしまうことがあります。

素直な感情を置き去りにしたまま、義務感で行動するようになると、だれの人生を生きているのかが分からなくなってしまいます。

これからのことを考えるときに
大切にしたいこと

もしライフプランを考えることで心が重たくなっているなら、少し視点を変えてみませんか?これからの未来を軽やかに描くためのヒントをご紹介します。

いつでも選び直せる「余白」をもつ

人生の選択は、一度決めたら後戻りできないという一本道ではないはずです。

選んだ道が合わなければ、途中で立ち止まっても、引き返しても、別の道に入っても大丈夫。

「いつでも選び直せばいい」という余白を心の中に持っておくだけで、目の前の選択に対するプレッシャーは和らぐと思います。

「いつまでに」より
「どうありたいか」を大切にする

ライフプランを立てるとき、年齢や達成時期などの締め切りが気になってしまうかもしれません。

でも「◯歳までに何かを成し遂げる」よりも、「穏やかな気持ちで日常を味わえているか」「知的好奇心を持って楽しめているか」などを指標にする方が、無理なく自分軸を保ちやすくなるのではないでしょうか?

「こうしなきゃ」と
「こうしたい」を分けてみる

頭に浮かぶ希望の中に、社会的な常識や周囲の視線から生まれた「こうしなきゃ」が混ざっていませんか?

「アラサーだから結婚しなきゃ」「正社員で居続けなきゃ」という世間体は一度取り払ってみましょう。

「わたしはどうしたいのか」という本音を書き出して、ていねいに仕分けしてみることが大切です。

その道を進んだ先に
「ときめき」や「納得感」があるか

理屈では正しそうでも、心が動かない選択をしてしまうことがあります。

迷ったときは「その選択をしたあとの自分」を想像してみてください。

わくわくやときめき、あるいは「たとえ大変でもこの道なら納得できる」という手応えを感じられるかどうかも、重要な指針になると思っています。

「今の自分が満たされているか」を基準にする

遠い未来の不確かな安心のために、今の感情をおろそかにする必要はありません。

未来をつくるのは、この瞬間の積み重ねだからです。

美味しいごはんを食べたり、ゆっくり湯船に浸かったりして、自分を満たすことが最優先の日があってもいいですよね。

まとめ

ライフイベントが重なるアラサー世代で、自分らしい生き方を選び取るのは、決してらくなことではないかもしれません。

迷ったり、他人と比べてしまうのは、それだけ自分と真剣に向き合っている証拠だと思います。

「今のわたしは何を大切にしたいのかな?」とやさしく問いかけながら、足を止めたり迷ったりする時間も味わっていけたらと願っています。

STAFF
text:Kamiya Sayoko
illustration:kedamasugoine