福岡の鞄作家と作った 職人本革のトゥーシーンバッグ〈ライムイエロー〉
お申し込み番号:Z44913
1個 ¥29,800 ( +10% ¥32,780 )
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夏の予定を立てたくなる、福岡鞄作家の新作。
この6年で、少しずつ変わってきた岡さんのものづくり。
福岡の鞄作家・岡政孝さん。革という素材をこよなく愛し、その特徴をより良く生かすことが得意な作家さんです。岡さんのチーム(鞄職人の内門祐樹さんと、〈UNISON(ユニゾン)〉というユニットを組んでおられます)とモノづくりを始めて、もう6年。山猫が福岡にお邪魔したり、岡さんに神戸に来てもらったり、一緒に革工房に打合せに行くこともあります。
昨年、山猫がユニゾンさんの事務所を訪ねたのは6年ぶり。いつも新幹線は東方面に乗ることが多いので、逆のホームに行くのが新鮮でした。九州では関西では見ることのない車両がいっぱいなので、テンションがどんどん高くなっていきます。(見るたびに写真を撮ってました)
近くの駅まで岡さんが迎えに来てくれました。工房に着くと、すぐに打合せを開始。テンション高めの山猫の話を、やさしくうなずきながら聞いてくれます。
岡さんは普段からご自身で作った鞄を使っています。図面も引かずに感覚でぱぱっと作るそうですが、それがすごく素敵なんです。つい山猫も欲しくなってしまって、「岡さん、それ、僕にも作ってもらえませんか?」とお願いして作ってもらったこともありました。岡さんとのモノづくりは大抵こんなふうに、岡さんが感覚で作った試作品にこちらのリクエストをプラスして、オリジナルバッグにしていきます。今回の新作も、そんな過程から生まれたスペシャルモデルの2つ。どちらも岡さんがこだわって選んだ革の風合いを生かした、シンプルさが魅力です(余計な装飾はなくても、革の存在感だけで充分素敵に見えるんです)
でも最近、さらに私たち職人プロジェクトのリクエストにも挑戦してくださるようになり、革鞣しのターナーさんに別注色のレザーを手配してくれることも。革へのこだわりや愛着はそのまま、色で遊んでみたり、デザイン性を高めてみたり、岡さんのモノづくりの幅が広がって、これまでにないアイテムが生まれています。長くお付き合いを続けて来た山猫にとっても、それはすごくうれしいところ。岡さんとのモノづくりが、また次のステージに進んだみたいでワクワクしています。
今回別注した特別なレザーが上がってきて、検品する岡さん。風合いややわらかさなどもチェックします。そして、打ち合わせ後にささっと試作品を作ってくれます。目の前で作業してくださるので、すぐに確認と修正の指示ができて、とてもスピーディーに企画が進みます。
ユニゾンさんのモノづくりの魅力の秘密のひとつは、このアトリエにあると思います。ユニゾンさんの工房はとても整理整頓されていて、道具や部材がしっかり管理されている印象が強いです。岡さんの奥さまも工房でサポートされているおかげだと、山猫は思っています。
ここで試作品も作れば、そのまま商品の生産も行われるので、いろいろなアイテムの材料がごちゃごちゃにならないよう、できる限りきれいな状態を保っておられるそうです。
そしてユニゾンモノづくりの要であり、岡さんのモノづくりの女房役の内門さんの存在。岡さんのモノづくりを支え、生産管理から製作のサポートまでされるウルトラプレイヤー。内門さんも山猫のリクエストに、「山猫さん、ここの縫製は難しい所ですが、できる限り、きれいに縫い込みますね」と応えてくださることもしばしば。
打合せの時にお二人がそろうと、さらにスピーディーに打合せが進みます。
頼もしいお二人と奥さま、そして縫製スタッフの皆さんがいてこそ、ユニゾンさんらしいスペシャルなアイテムが生まれると思っています。それでは、今回の新作をご紹介していきます。
夏の革鞄は、フレッシュなカラーを別注!
岡さんの新たな挑戦を象徴するアイテムが、この「トゥーシーン(2シーン)バッグ」。ふんわりとやわらかい革をたっぷり使った、贅沢な鞄です。大抵の新作は岡さんがセレクトした色のレザーで仕上げるのですが、今回は日本職人プロジェクトメンバーと相談して色をチェンジ。ちなみに初代は岡さんセレクトのパープル、2代目はプランナーMOEリクエストのシャンパンゴールド、そして3代目となる今回もライムイエローを別注手配していただけました。あまり別注カラーを使ってこなかった岡さんの鞄の中では珍しいアイテムだったのですが、近頃の岡さんはカラフルな色の革にも積極的にトライしてくださいます。ちょうど山猫が福岡に行った時にこのライムイエローの革が上がっていたので、岡さんと2人でチェックすることができました。とても手ざわりがよく、もっちりな仕上がり。鞄になったときに適度な張り感がでるような感じだったので、2人で「いい革が手配できてよかった〜」と胸をなでおろしました。
別注をかけた、さわやかなライムイエローの本革。やわらかく、もっちりとした手ざわりが魅力です。
今回ライムイエローをセレクトしたのは、プランナーのMOE。「夏に革鞄を持っても軽やかに見えるように、爽やかな色がいいかなと思って」と選んでくれました。光沢感をおさえた風合いのある革だからかっちりしすぎず、カジュアルな着こなしにも良く似合います。布バッグの感覚で気軽に、Tシャツと麦わら帽子にさらっと合わせるのもおすすめです。
夏コーデだけでなく、秋冬コーデのアクセントにもなるカラー。細めの持ち手で肩に掛けやすく、厚手のコートでもすっきり持てます。(オールシーズン活躍します)
薄くて軽いから、ふだん使いにぴったり。たくさん入るので、お買い物にも大活躍です。MOEがサンプルを一週間ほど通勤や買い物に使ってみたところ、「仕事の資料やファイルもざくざく入って、会社帰りに買い物してもぜんぜん大丈夫でした!」と太鼓判。「袋も有料化の時代だから、買ったものをポンポン入れられる容量はありがたいです」と絶賛でした。底まちが広いので、お弁当もしっかり入りますよ(ここもMOE的に重要なポイントだったそうです)。
内生地もキレイなカラーで、開けたときの気分も上々。小物の収納に便利なポケットも付いています。
布バッグのらくちんさと革鞄の高級感を兼ね備えているから、夏のラフな着こなしになじみつつ、さりげなく格上げしてくれます 。仕事もプライベートも、どんなシーンも素敵に輝かせてくれるので、商品名の「トゥーシーン(2シーン)」以上、活躍するバッグになりそうです。