プランナーMOEとハンドバッグ職人が作った 職人本革のコートバッグ〈ネージュ〉[本革 鞄:日本製]
お申し込み番号:Z42164
1個 ¥34,500 ( +10% ¥37,950 )
- 特急便・予約便
- 日本製
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お気に入りのコートに合わせるための、上品な斜め掛け
プランナーMOEとは、雑談しながら企画の話をします。立ち話だったり、会社帰りだったり、工場に行く途中だったり。あまり会議で何かを決めることはなく、何気ない会話から企画が進んでいくことがよくあります。あらたまって考えるより、活きた言葉を大切にしたいので、いつもそんな感じ。
取材や打ち合わせのために、工場を訪ねることもしばしば。移動時間が企画会議になります。
今回も、「MOEさん、秋冬シーズンで欲しい鞄ってありますか?」と何気なく山猫が聞いたのがきっかけでした。すると、「実は私、欲しいものがあるんです~。コートを着たときに、最高に映える鞄を作ってみたいんです」という回答が。ウールのコートを買って新しい鞄を思いついたとのことで、さっそく企画をスタートさせることにしました。
「厚手のコートを着るときは、手持ちバッグやトートバッグは肩や腕に掛けづらくて。だから、コートスタイルのときは斜め掛けバッグがいちばん便利なんです」とMOE。でも、容量のある斜め掛けバッグは、カジュアル系やナチュラル系が多く、きれいめコートに合わないことに気付いたそうです。そこで「ちょっと上質なコートにも似合う、大人の斜め掛けバッグを作ろう!」ということになりました。
きれいめコートに合う上品な斜め掛けバッグを作るため、依頼したのはハンドバッグを製造する鞄工房。ハンドバッグを製作する鞄工房なら、ふつうの工房の仕上げでは出せないきちんと感が実現できます。
デザイナーさんが作成してくださった仕様書をもとに、MOEが自ら紙で実寸の立体模型を作り、台形の角度や縫製のディテールまで細かくオーダー。その熱意にメーカーさんと鞄工房の職人さんが応えてくださって、数回の試作を経てイメージ通りのバッグが完成しました。
「ウールのきれいめコートにナイロンやコットンのバッグは似合わない……!」と企画した、本革の白いバッグ。
MOEが「どうしても譲れない」とこだわったポイントは5つ。 ひとつ目が、ワンタッチで開閉できるマグネットホック。「ファスナーは開け閉めがめんどうで」といつも鞄を開けっ放しにしてしまう、ずぼらなMOEならではの仕様です。
ワンアクションでフラップが大きく開くから、中身の出し入れがスムーズ。
2つ目は、大きめのオープンポケット。ハンカチやスマホ、ICカードなど、頻繁に使うものを入れるのに便利です。サイドに折り込むようにまちを付けることで、前にパカッと広がって出し入れスムーズ。細かい部分まで凝ったつくりになっています。
前面のワイドなオープンポケットは収納力たっぷり。かぎなどの貴重品は、本体内側の小物用ポケットに。
3つ目は、台形のフォルム。底の広い台形にすることで、容量はしっかり確保しながら、スッキリした見た目を実現します。この台形の角度こそ、MOEのこだわり。試行錯誤を重ねたおかげで、スマート&エレガントに仕上がりました。
角張った真四角よりも上品でエレガントな雰囲気。容量があるのに大きく見えないのもポイント。
4つ目は、まち幅。これも超重要なポイントで、まち幅が広すぎるとかさばって邪魔になり、狭すぎると物が入りません。ギリギリまで攻めて、体にしっくり寄り添いつつ、水筒や折り畳み傘が入る容量を確保しました。
この見た目で、この容量。上品なのに、ふだん使いに便利な収納力を実現。
5つ目は、雪のような美しい白。「コートはブラックやブラウンが多いから、華やかな明るい色に!」と選んだ色です。ほんのり黄色がかったアイボリー調のカラーで、浮かずに映えるところが魅力。皮革用クリームなどでお手入れすれば、きれいな白色が長持ちします。フラップに付くゴールドの丸ビョウだけをアクセントにした、上品な表情も素敵。
秋冬コーデに軽やかさをプラスしてくれるネージュ(白)。金具も小さめなところがおしゃれ。
内生地は「雪降る夜空」をイメージしたダークブルー。「重い鞄は持ちたくない」というMOEらしく、本体に取り付けるベルトも脱着金具を使わない仕様で軽く仕上げています。
ネージュとブルーのコントラストが絶妙。開けたときの美しさまで計算されているところがお見事!
コーデが重くなりがちな秋冬シーズンこそ、白いバッグが輝くような存在感を放ちます。こだわりの台形フォルムが体に寄り添い、ギリギリを攻めたまち幅で容量もたっぷり。おしゃれと実用性がちゃんと両立しているのが、MOEのバッグらしいところです。ちなみに本人は、「お気に入りのスモークブルーのコートに合わせるのが一番好きです」とのことです。