群馬の刺繍工房が作った 糸の宝石のグラスコード〈ミスティーピンク〉
お申し込み番号:597667
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世界のハイブランドも認める技術力で、刺繍糸を球体に!
古くから絹織物の産地として知られ、「西の西陣、東の桐生」と謳われた群馬県桐生市。渡良瀬川と桐生川の2つの川に囲まれ、水路が発達したことで、機屋や染物屋などの織物業が栄えてきました。その桐生市にある老舗刺繍メーカーが「笠盛(かさもり)」です。 笠盛の創業は、1877年(明治10)。和装帯の織物業から始まり、その後刺繍業に転身します。長い歴史に培われた職人技と、最先端の技術を組み合わせた刺繍パーツは、海外のハイブランドにも使用されるほど。その品質は業界でも一目置かれ、数多くのデザイナーの信頼を得ています。
歴史を感じさせる、笠盛の本社。のれんには「創業明治十年」の文字が染め抜かれています。まわりは風流な松が並び、、、え、いま昭和?大正?と思ってしまいました。
そんな老舗の「笠盛」が、オリジナルブランドとして展開しているのが〈000/トリプル・オゥ〉。これまで積み重ねてきた刺繍技術の粋を結集して作り上げた、糸のアクセサリーブランドです。日本職人プロジェクトのブランドマネージャー・NISHIYANとフェリシモ社内の別のプランナーにもおすすめされて、2023年冬シーズンからコラボがスタートしました。
新しいブランドさんとお仕事をするときは、必ず現地まで足を運ぶのが山猫の流儀。今年6月、NISHIYANと共に笠盛の会社がある桐生市を訪ねました。そこでお会いしたのが、プロダクトデザイナーの片倉洋一さんと、営業の新井大樹 さん。モノづくりへの想いを直接お聞きして、製造の現場も見せていただいて、ここの皆さんと一緒ならいいものがお届けできる!と確信しました。
笠盛本社に隣接する〈000/トリプル・オゥ〉のギャラリールーム。取り扱いされているほぼすべてのアイテムが展示されています。遠方からもこちらを目当てに来られる方もいらっしゃるとか。山猫も欲しいものがいっぱいでした^^ 今回発売するアイテムはすべてその際にセレクトさせていただいたアイテム。片倉さんも新井さんも「自信をもってトリプル・オゥのポリシーが伝わるアイテムたちです!」とおっしゃっていたのが印象的でした。
片倉さんは、〈000/トリプル・オゥ〉のブランドを統括するディレクターであり、プロダクトデザイナーとしてものづくりも手掛けている方。英国でテキスタイルを学び、フリーのテキスタイルデザイナーとして活躍していた経歴をお持ちです。片倉さんたちが生み出したのが、球体に近い球を刺繍糸で生み出す技術。本来は平面に刺す刺繍を、立体である球体にどうやって仕上げるのか。試行錯誤を繰り返し、ようやく完成に至ったそうです。
大学卒業後に渡英してテキスタイルデザインを学び、帰国後はプリントや刺繍などのデザインを手がけていたという片倉さん。穏やかな口調で力強いブランドのポリシーを語ってくださるのが印象的。
難しいのは、芯に糸を巻いて球体を作るのではなく、糸だけを巻いて球体にしているところ。針の位置がコンマ数ミリずれるだけでも、丸い形にはなりません。(形がいびつになったり、糸が切れたりしてしまうそうです)細かくプログラミングして、ミシンで球体を作る技術が確立されました。
ひとつずつ珠を作ってつなぎ合わせるのではなく、ひと続きの刺繍として完成するのがすごいところ!
基本的な制作工程は、薄い不織布に刺繍を刺し、刺繍が完成したら不織布をお湯で溶かすというもの。その後、しっかり形を整えたうえで水分を飛ばしながらアイロン掛けます。
そして、最後に出来上がった製品を検品されます。
山猫がこちらの商品を日本職人プロジェクトで取り扱いさせていただきたいと思ったのは、刺繍機から上がってきたアイテムを、丁寧に検品されていたこと。一見するとすべて同じに見えるくらいの違いでも、「山猫さん、私たちのアクセサリーはすべて刺繍の機械で作るんですが、仕上がりはそれぞれ微妙に違うんですよ。微妙に糸のねじれや、出方が違っていることもあるので、そういったものはいったんNGにしてるんです。もちろん手直しできるものはするのですが、自分たちの納得いかないものは最初からやり直します。糸素材はデリケートなので、室温をできる限り一定にしていても、湿度によっては基布が突っ張ってしまい、最終の仕上がりも異なるんです。難しいこともありますが、それを乗り越えたとき、また新しい品質や可能性を感じるんです!」と片倉さんは説明してくだいました。
検品担当の方が手分けして、黙々とチェックされます。「どこがNGなんですか?」と山猫がたずねると「ここと、ここと、ここと、、」と、いくつも気になった点を教えてくださいました。(山猫とNISHIYANは、ほとんどその違いがわかりませんでした)
美しい作品、丁寧さが感じられる仕上がり。その理由に、静かな日々の切磋琢磨を感じた山猫は、本当にこれからたくさんの方に〈000/トリプル・オゥ〉の商品を知ってもらいたいと思いました。
さすがアクセサリーを作っている現場だけあって、製造現場も検品現場も、スタッフの皆さんがすごくおしゃれなのがの印象的でした!
それでは、ギャラリールームにお邪魔したときに、NISHIYANと共にセレクトしたアイテムをご紹介します。
母の日にも! 顔まわりがパッと華やぐグラスコード。
「春らしい色を」と選んだのは、メガネに着けるグラスコード。アクセサリー的な華やかさもありつつ、実用性も備えたアイテムです。こちらはNISHIYANから「山猫さん、ぼくはこのアイテムにすごい可能性を感じるんですけど、、、」とリクエストをもらって決定! フェリシモ社内のサンプル確認会でも好評を得たアイテムです。
メガネを付けてかけっぱなしにすることが多いグラスコードだから、刺繍糸で作られた軽さが魅力(なんと約6g!)。小さめの糸玉がお行儀よく並ぶ、かわいいデザインです。
首の後ろは6㎜、顔のまわりは3mmの2サイズの糸玉を組み合わせています。アクセントになりつつ、さりげなく着けられる絶妙のバランス。
カラーは、顔まわりを明るく彩るミスティーピンクをセレクト。横顔がさりげなく華やぎます。黒、茶、銀など、どんな色のメガネにも合わせやすいカラーです。
糸でできているのでレンズを傷つけず、着け外しの時に髪にからんだりする心配もありません。
長さはコードの長さは約70cm。メガネを外しているときも、アクセサリーのような存在感があります。着けているときの横顔が美しいのはもちろん、外しているときもおしゃれ。
着けていても、外していても美しいグラスコート。実用性と華やぎを備えたアイテムです。リーディンググラスにも便利なので、母の日のプレゼントにもぜひ!