小田原のガラス職人が作った オーロラが溶け込んだ宙吹き風鈴
お申し込み番号:553374
1個 ¥6,000 ( +10% ¥6,600 )
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海辺の工房で生まれた、
オーロラ色に輝く風鈴。
ガラス職人イチオシ! とっておきの風鈴
こんにちは、日本職人プロジェクトのリーダー山猫です。
日本のモノづくりを通して、たくさんの素敵な物語を伝えるために続けてきた「日本職人プロジェクト」。誰かの「好き」「欲しい」をカタチにした、ここにしかないプロダクトを生み出しています。
今回ご紹介するのは、宝石のように輝くオーロラ色の風鈴。
小田原のガラス工房〈glass calico (グラスキャリコ)〉のガラス職人・岩沢達(たつ)さんとオンラインで打ち合わせしているときに、「たつさーん、何かおすすめのアイテムありますか?」と山猫が聞くと、「夏のアイテムですよね!とっておきの作品があるんです!」とおしゃってご紹介くださったのがこのオーロラ色の風鈴でした。パソコン越しに響く、「リ~ン」と涼やかで心地よい音は、山猫が昔、茅ヶ崎に住んでいた頃によく見た湘南の海岸を思い出しました。ただ、その日は、風鈴を発売する具体的なお話には進まず……。
しかし、その後の数日間、山猫の頭の中であの風鈴の美しさとあの綺麗な音色が忘れられなくて、「たつさん?!!やっぱり、、風鈴を、、風鈴を取り扱いさせてください~!!!」とリクエスト。今回発売することになりました^^
(ガラス風鈴の作り方)
岩沢さんが丁寧に説明してくださった宙吹きグラスの制作工程を参考に、風鈴の作り方をご紹介します。※ 風鈴作りの基本的な手順はグラスと同じです。
(1)金属製の長いパイプ(吹き竿)に、溶解炉(なんと1250℃!)でどろどろに溶かされた透明ガラスを付けます。パイプの先を再加熱用の炉に出し入れしつつ、再度溶解炉の透明ガラスを重ねたりして、独自の色あいを作り出します。
(2)だいたい適量になったら金属型に熱したガラスをはめ込み、風鈴の模様を刻みます。パイプに息を吹き込んでガラスを丸くふくらませて形を整えていきます。(ほぼ真円にふくらんでいました!)
(3)アシスタントさん(奥さま!)がもう1本、熱した透明ガラスがついたパイプを準備し、パイプ先のガラス同士を合体させて、丸くふくらんだガラスを最初のパイプから切り離して新しいパイプに付け替えます。(ご夫婦の息の合った手際の良さに感動)
(4)新しいパイプに付け替えたガラスを再加熱し、くるくるとパイプを回転させながらハサミで切り整えたり、工具で風鈴の開口部を形づくります。
(5)形が整った風鈴をパイプから切り離します。この状態でガラスはカンカンと音が鳴るくらい硬いのですが、約500℃もあるそうです。しまうので、徐冷炉で一晩かけてゆっくり冷まし、検品と研磨を施して出来上がり。
夏の太陽と風を受けて輝く、光のプリズム
岩沢さんがひとつずつ、大切に想いを込めて作る風鈴。このオーロラのような色合いは、光のプリズムのような色合いを安定させるまでに試行錯誤を繰り返し、ようやく完成した作品です。
吹きガラスで作られているから、色の混ざり具合も形も、同じものはふたつとありません。ガラス製の風鈴なのにどこか有機的なあたたかみを感じさせるのは、岩沢さんの作品ならでは。ガラスを愛する気持ちも一緒に閉じ込められています。
色ガラスのかけら(カレット)が混ざり合って生まれるオーロラ色。色の出方やふくらみ方が、少しずつ違うところが素敵です。どの色合いが届くかを楽しみにしていてくださいね!
この風鈴の何よりの魅力は、色ガラスの表面につけた凹凸が光を受けて、美しく輝くところ。太陽の光がたっぷり入る工房で生まれたガラスたちが、光の屈折で色とりどりのプリズムを見せてくれます。朝の明るい光から夕暮れの光まで、時間によっていろいろな表情を見せてくれそうです。
3ヵ所に付けた水晶珠は邪気払いのおまじない。
風受けの短冊部分にはワーロンシートという和紙を塩化ビニール樹脂で両面からラミネート加工したものを使用しているので耐水性もあります。それぞれの風鈴のボディーに合わせた糸色もこだわりのひとつ。
一日を色鮮やかに演出してくれるグラスキャリコさんの風鈴。眺めているだけでリゾート気分が味わえるから、この夏を最高に楽しめる逸品です。風鈴ひとつで、何気ない日常の風景も素敵に変わります。どんな色味の風鈴がお手もとに届くのか、お楽しみに!