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planner's pick 番外編 サニークラウズのプランナーがゆく!有田焼「しん窯」を訪ねて。planner's pick 番外編 サニークラウズのプランナーがゆく!有田焼「しん窯」を訪ねて。

こんにちは! サニークラウズのプランナーです。毎シーズン「イイモノ」を作るためにがんばり、「イイモノ」になった服だけをカタログに掲載して販売するつもりで挑んでいます。いつもは自分で作ったなかでも、特におすすめな服を紹介するのですが、今回は私のお気に入りの器である、有田焼の窯元・しん窯さんの器を紹介したいと思います。

しん窯 青花

〈しん窯 青花(しんがま せいか)〉
しん窯さんの歴史は古く、1830年天保時代に鍋島藩指導のもとに築かれたのが始まり。
8代目の当主の梶原茂弘さんが、後世に残る焼き物を創ることを理念に掲げた、
すべて手描きにこだわる「青花」ブランドを1976年に立ち上げました。
なかでも長崎に入国したオランダ人をモチーフにした「異人さんシリーズ」は、大人気のロングセラー商品です。
しん窯 青花

しん窯を訪ねて。

佐賀県の有田町は焼き物の町。山にかこまれた静かな町ですが、陶器市のときにはものすごい人でにぎわうそうです。今回、いっしょに服づくりをさせてもらったしん窯さんの工房は、有田駅から少し離れた山のふもとにあります。「青花」と書かれた煙突が目印で、緑にかこまれた静かな場所でしん窯さんの器は作られています。

しん窯を訪ねて。

  • しん窯を訪ねて。
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器の素づくり。

器の素づくり。

磁器作りはまず素焼きの器作りから始まります。丸い器はろくろで、四角などろくろでむずかしいモノは鋳込みという型に泥漿を流し込んで成形。成形した器は乾燥させたあと、低めの温度で一度素焼きします。素焼きすると割れにくくなるだけでなく、水分の吸いすぎを防ぎ、絵付けや施釉がやりやすくなるそうです。

器の素づくり。

  • 器の素づくり。
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    素焼きから本焼きをすると、こんなに縮みます。

「匠」の集団。

「匠」の集団。

素焼きした器ができたらいよいよ絵付け作業です。文様や異人さんの輪郭を描くのを線描きと言い、模様の中を塗るのを濃み(だみ)と言います。使う筆は、線描き用の細筆と濃み用の極太筆の二種類だけ。それですべての模様が描かれています。近年の有田焼きでは、この絵付けをプリントで行い、生産効率や製品の均一性を高めていたりもするそうですが、しん窯さんは古陶磁の味わいとぬくもりを目指し、あくまで手描きにこだわってモノ作りをされています。しん窯さんには絵付け歴42年の匠を筆頭に、現在6人の絵付け師さんが在籍。6人のうちおふたりは伝統工芸士に認定されていて、いちばん若い方でも絵付け歴は21年。器の異人さんたちは、そんな匠集団によって描かれています。

  • 「匠」の集団。
  • 「匠」の集団。

「匠」の集団。

こだわりの呉須。

絵付けをするときの顔料を呉須と言います。絵付けをするときはまっ黒の液体。これが高温で焼くことで化学反応を起こし藍色に変わるなんて、びっくりですよね。そして、この呉須によって焼き上がりの藍色が決まります。呉須を専門に作っている会社があって、呉須を買って使っている窯元が多いそうですが、しん窯さんでは「しん窯ブルー」と呼んでいる、濃くて深みのある独特な青を出すために自社で薬品の調合をしてオリジナルで作られています。研究を重ね、やっとたどり着いた配合は門外不出。そんなこだわりのしん窯ブルーには、きっとたくさんのファンがいるはず。私もこのしん窯ブルーに惚れてしまったひとり、みなさんにもぜひ感じていただきたいポイントです。ちなみに呉須を薄めるときは、水ではなくお茶を使うそうです。そのほうが粘りが出るとか。おもしろいですよね。

こだわりの呉須。

異人さんは下描き無用。

細かくシメトリーな模様を描くときは、カーボン紙のようなもので下描きをしたりもするそうですが、異人さんシリーズは完全なフリーハンドで描かれています。なんの目印もない無地の器に、見覚えのある異人さんが描かれていく様は、本当に圧巻で感動しました。線描きするときはいきおいが大事なんだそうです。すばやくきれいな線を描くことが、異人さんを生き生きとさせるコツだと教えてくれました。線描きを終えると次は濃み。濃みには3種類の呉須を使い、濃み・薄濃み・こい濃みとそれぞれ色の濃度がちがいます。ここでもびっくりしたことがあります。焼きあがりでは、濃度のちがう青で塗り分けられているのですが、絵付けのときはどの濃度も、塗るとまっ黒でちがいが分からない。本当に不思議です。そして、濃みに使う筆も特徴的ですごく太い。毛の部分をスポイトのように使い、染料を調整しながら描いています。

異人さんは下描き無用。

  • 異人さんは下描き無用。
  • 異人さんは下描き無用。
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もうひとつのこだわり。

もうひとつのこだわり。

絵付けが終わると次は施釉。釉薬をかけます。磁器の表面を被っている光沢感のあるガラスの膜が、この釉薬になります。焼き上がりは透明のガラス質ですが、釉薬自体は白っぽい泥水のようなもの。なので、釉薬をかけるとせっかく描いた絵が全部見えなくなってしまうので、ここでもびっくりしました。そして、この釉薬にも秘密があります。磁器の白い部分の色味と、絵付けの滲みや色合いは釉薬によっても変わってきます。呉須だけでは「しん窯ブルー」は完成しないのです。なので、しん窯さんでは釉薬も独自で調合したものを使われています。しん窯釉は、400年前の古陶磁のような味わいを再現するため、青みが少ないあたたかみのある白地と、深みのある藍の染付、ぽってりとした滲みある絵柄を生み出すように開発されました。

もうひとつのこだわり。

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いよいよ窯上げ。

いよいよ窯上げ。

釉薬が乾いたらいよいよ本焼成。現社長が生まれたころはまだ薪で焚いていたそうですが、温度が安定せずに大変だったそう。それから灯油を使うようになり、今はガス窯に進化しました。しん窯さんの目印になっている煙突は昔の窯の名残だそうです。本焼成は約1,300度以上の高温で丸一日かけて焼きます。その後1~2日間かけて窯の中でゆっくりと冷やしていきます。そうすることで強い器になるそうです。それでも取り出したときはまだ熱を持っていて、暑い夏場はとてもたいへんな作業らしいです。窯上げのときは、絵付け師さんに施釉場さん、細工師さんも、工房総出での作業となります。焼き上がった器たちは、ひとつひとつ手に取っての検品作業が行われ、ようやく完成となります。

いよいよ窯上げ。

いよいよ窯上げ。

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  • いよいよ窯上げ。

最高のふだん使いの器。

これだけの手間と時間がかけられている有田焼き窯元「しん窯」の器。社長と最初にお話した際、サニークラウズが「最高のふだん着」を目指しているように、私たちも「最高のふだん使いの器」を目指しています、とおっしゃっていました。いっしょに過ごす時間が長いふだん使いのモノだからこそ、しっかりとこだわってちゃんとしたモノ作りをしたい。そんな想いが社長はじめ、工房のみなさん、そして焼きあがった器たちから伝わってきました。

いよいよ窯上げ。

今回は私が愛用しているしん窯さんの器のなかでも、特に使い勝手のいいモノを2種類セレクトしてサニークラウズで購入できるようにしました! 何年たっても飽きのこないしん窯さんの器を、この機会に手にとって、そして使ってみてください。その使い心地を気に入っていただけたら、しん窯さんの工房にはお店も併設されていて、商品の購入もできますので訪れてみてほしいです。その際はぜひともサニークラウズの「異人さんシャツ」を着て行ってくださいね(笑) 運がよければ絵付けしているところを見学させていただけるかもしれません。

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有田焼「しん窯」を訪ねて。|こんな『イイモノ』見つけました。

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