和モノづくり。とは
SUNNY CLOUDS 和モノづくり
Made in Japan

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item11 feat.Shuttle Notes 藍と麻シャツ、ワンピース

和モノづくり。

?和モノづくり。とは?

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幾人もの匠の手によって紡がれ、生み出されました。

今回の生地に使用している糸は、「麻ならテイセン」と言われるほど繊維業界では信頼のある帝国繊維さんで紡績してもらいました。天然繊維である麻は、収穫される年や産地によって色合いが変わるため、天然色のまま使うときはロットごとの色差によく悩まされるのですが、テイセンさんではわたを混ぜ合わせるときに、しっかりと色合わせしてくれるので追加注文するときも安心です。今回の糸は麻の分量を多めにして、麻ならではの色合いをちゃんと感じられるよう配分してもらいました。そして、その麻の色合いを生かしたまま、その上からインディゴで染めてもらってチェックにしています。今回はその糸染め工程での「匠の技」を紹介したいと思います。

左:ワンピース/中:レディースシャツ/右:メンズシャツ

企業秘密だらけ。

麻混の糸をインディゴに染めてくれる坂本デニム株式会社におじゃまして、インディゴならではの染色方法である「ロープ染色」についていろいろと教えてもらいました。坂本デニムさんの歴史はとっても古く、今年でなんと創業120年という老舗中の老舗。今のような合成インディゴより前の、本藍を使っていた時代からされていたそうですから、まさにインディゴ界のスペシャリスト。糸を染めるとき、通常は「チーズ染色」や「ビーム染色」といって、糸を巻き上げたモノを釜に入れ圧力をかけながら一気に染め上げます。そうして染められた糸は、芯までしっかりと染料が浸透し、ムラなくきれいに染め上がります。それに対してロープ染色は、まず300〜600本ぐらいの糸をロープ状の束にして、そのロープを染めたい濃さに合わせて、何度もインディゴ染料に浸し染めていきます。

いちばん右が麻本来の色を生かした綿麻の糸。
濃淡2色のインディゴに染めてもらっています。

インディゴの青色は、染料の色に染まっているわけではありません。 インディゴ染料に含まれる物質が酸化することによって青色に変色しています。なので、「染料に漬けては酸化させる」ことを繰り返すことで、ジーンズのような濃い紺色を出しています。ロープ染色のもうひとつの特徴は糸の芯まで染まりきらないこと。「芯白」と呼ばれる染まり方のおかげで、使い込むほどにまわりの繊維が擦れ落ち、中の白色が出てくることで、デニムならではの落ち感やアタリ感が生まれるのです。この「芯白」にうまく染めるために、一度染料に漬けてから、次の染料に漬けるまでの時間や染料の濃度など、さまざまな調整や工夫があり、そのすべてが「坂本デニム」のノウハウ。なので工場の中は企業秘密だらけ。厳重な警戒のもとで工場見学させていただきました(笑)

奥に行くほどインディゴ染料に通す回数が増え、濃い青色になっていきます。

酸化することで青くなるので、染色液から出てきてすぐは青くありません。

素材を生かす。

今回の糸染めでいちばん難しかったのは淡いブルーの色。インディゴは、何度もインディゴ染料の中を通すことで色を濃くしていきます。この淡いブルーはできるだけ浅く、麻色の雰囲気が残るように染めてもらっています。ここまで薄く染めるのは今までしたことがなかったそうですが、おかげで麻色とインディゴが混ざり、ほんのりグリーン味のある色合いの素敵な色に仕上がりました。
淡いブルーも濃いブルーも、無染色の天然色のままの綿麻糸を染めてもらっていますので、杢調の素朴で表情のある色になっています。これぞ「藍染めの匠」のなせる業です。

「てまひま」のバトンこうして手間ひまをかけて作った糸を、播州織りの「シャトルノーツ」さんで、春らしいさわやかなブロックチェックに織り上げてもらいました。ムラ感の残る16番単糸を、すこし粗めに打ち込んで涼しげに仕上げた生地は、低速レピア織機という昔ながらの古い織機を使ってゆっくりと織り上げていきます。一日120mくらいは織ることができる織機なのですが、この生地はさらにスピードをおさえているので70mほどしか織れません。効率は悪いのですが、糸に余計なテンションをかけずに織っているので、製品洗い加工で糸を縮ませると自然なシボ感が生まれます。

ゆっくりと、ていねいに織って
もらっています。

レピア織機の「レピア」は槍のこと。シャトルのかわりにレピアと呼ばれる槍状の金具が横糸をつかんで縦糸の間に横糸を走らせていきます。

洗いざらしがさまになる生地を目標にされているシャトルノーツならではの生地です。その生地を気仙沼の「日野工場」さんがていねいに縫い上げ、最後に岡山の「ウエルズ」さんでバイオウォッシュ加工をかけて、麻特有の嫌なチクチク感を無くしています。たくさんの匠たちが、着る人が喜んでくれることを考えながら、手間も時間も惜しまずに作った服は、二年三年と着ていくほどにからだになじみ、色あせながら風合いを増していきます。匠たちのバトンを受けて、今度はあなたがこの一着を育てていってください。

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「和モノづくり。」とは?

よりイメージ通りのモノができるように、価格以上の価値のあるモノができるようにと、
サニークラウズでは中国工場と直接契約を結び、商品生産を行うことで、
コストの削減と情報伝達の簡素化を行ってきました。
手探り状態で始めてからもう十年以上がたちました。
始めのころはできないことだらけだったのに、日進月歩で技術力が向上し、
日本でできるほとんどのことが、今では中国でもできるようになっています。

しかし、岡山産ジーンズを企画したことがきっかけで、
「やっぱり日本でしか作れないモノがある」と感じるようになりました。
それは、作り手の心意気や誇り、日本人の価値観のようなものが伝わってくるモノ。
日本製=良質ではありません。中国ならできるのに日本ではできないこともたくさんあります。
両方のよい点、悪い点が分かりだした今だからこそ、
これからは日本の生産背景でしかできないモノ作りをみなさんに紹介していきたいと思い、
この「和モノづくり」を始めました。日本人ならではの匠の技を駆使したアイテムを、
企画していこうと思っていますのでご期待ください。

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